「釜援隊」活動報告会・採用説明会

みなさんこんにちは。2月6日(日)東京で「釜援隊」の活動報告会・第5次採用説明会がおこなわれました。取材してきましたのでご報告します。

 

さて、そもそも「釜援隊」とは何でしょうか。

隊員のみなさんは、総務省「復興支援員」制度により、釜石市の委嘱を受け、期限を区切って派遣されている個人事業主です。「釜援隊」とは、こうしたみなさんがお互いの連携・調整をおこなう協議会であり、全体としての方向性を共有し、議論しながら現地での活動を進めています。

http://kamaentai.org/

 

目下、総務省「復興支援員」制度をつかって約450名が、東北18市町に派遣されています。

http://www.soumu.go.jp/main_sosiki/jichi_gyousei/c-gyousei/02gyosei08_03000067.html

 

しかし「釜援隊」のように、明確な方針を共有して現地の復興支援員同士が緊密に協働できる仕組みは他にあまり例がなく、全国的にも重要な試みです。

 

 

 

今回の会場は東京駅にほど近い「HUB cafe 東京」。ざっと40名ほどがご参加。空席がありません。なかなかの熱気!

 

まず石井重成(かずのり)釜石市総合政策課まち・ひと・しごと創生室長より、目下の復興課題と釜援隊の位置づけについてお話がありました。

 

現代日本における大災害からの復興は、①人口減少(と少子高齢化)、②第2次産業衰退、③中央政府から基礎自治体に至るまでの役所の機能縮小という前提を置いた上で、地域での人々の暮らしを持続可能なものにしてゆくプロセスでなければなりません。そのために衣食住が必要なのはもちろんですが、すべての基盤となるのは「コミュニティ」。これが決定的に重要。

 

長崎五島列島での地域おこし活動で著名な高砂樹史さんのお話をうかがった後、「釜援隊」現役隊員の中村博充さん、手塚さや香さん、二宮雄岳さん、そしてOBの黍原豊さんが、釜石での活動の実際を解説してくれました。

 

それぞれ非常に興味深いお話でした。

 

全体として担当者が感じ取ったのは、「釜援隊」の活動にビジネスという要因をどう位置付けてゆくのか、そろそろ本格的に考える時期に差し掛かっているということ。復興支援員の制度は有期派遣が前提なので、期限が近づくにつれ、任地から離れるのか、残るのか、残るとしてどのように残るのか、各々の支援員に問われてきます。もちろん受入側も、支援員にどのように残ってもらうのか、問われてきます。

 

支援員に応募する方はもともと能力が高いことに加え、任地で意義深い仕事をすればするほど、任地からだけでなく、他からのオファーもあるでしょう。任地に残るという選択肢が魅力的なものになるためには、補助金頼りでない、ふつうの経済が回る(要するに価値ある商品・サービスに、然るべき代金が支払われる)仕組みを模索する必要があります。

 

イベント後の飲み会では、今回かなり真剣に釜援隊への応募を考えておられる方々と出会うことができました。少し立ち入ったお話もうかがえました。そう遠くないうちに、今度は釜石でお目にかかれるかもしれません。

 

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今回の取材

担当者+アシスタント加藤理子。

 

交通費 \918*2+\604*2= \2,656

 

 

追記:

この取材ノートからお分かりのとおり、リアルタイムレポート+完全ガラス張りでドキュメンタリー作品を制作しています。クラウドファンディングREADYFORによる資金公募に、さらなるご支援をお願いします。