日本の災害医療と離島・過疎地医療にかける思い｜メンバー 徳丸 周志

 

 

皆様、こんにちは。一社 医療コンテナ推進協議会の徳丸と申します。

医療コンテナの上五島での実証にかかるクラウドファンディングを開始して、1ヶ月が経ちましたが、当初想定を上回るご支援と心のこもった暖かなコメントを頂き、この実証の当初から関わらせて頂いているものとして感無量です。

 

本当にありがたいと同時に、この実証は離島医療や過疎地医療といった日本の大きな課題の解決の糸口になると確信しました。この実証結果はしっかりと検証し政府や関係省庁に発信し皆様の声にこたえるべく、邁進したいと思います。

皆様からのご支援やコメントは我々の背中を押すだけでなく、この実証が新上五島の方々のためになる活動であり、皆様に希望をお持ち頂けるものと改めて確信しましたと同時に我々の責任の重さを実感し気の引き締まる思いです。

実証まで1か月足らずとなりましたが、チームメンバーは皆さまの思いとともに、前進していき、上五島モデルの確立と全国への普及を進めて参りたいと思いますので、引き続きの応援よろしくお願いします。
 

 

 

私と医療コンテナの出会いは、コロナ禍の2020年に、感染症の隔離病棟等が脆弱なアフリカ、アジア太平洋地域に対して、医療コンテナを活用した隔離機能を持ったICU設備を展開したことに始まります。

 

これまでの私の、開発途上国の防災や災害・紛争地復興に携わってきた経験を活かし、日本の隅々まで医療コンテナの普及と推進を行いたいと思っています。

私は、2022年に(一社)医療コンテナ推進協議会がその活動を本格化させると同時に、事務局として医療コンテナの普及と推進を行ってきました。

 

その中で、「医療コンテナの平時活用と有事機能発揮」を合言葉に平時活用の方法を模索する中、山下先生と出会い、彼の出身地でもある上五島で離島や過疎地における平時活用を模索するため2023年8月に初めて上五島を訪問しました。

 

その第一印象は、静かで、美しい海に囲まれ魚介類も美味しい普通の島でしたが、その後離島・過疎地における医療コンテナの平時活用実証で度々訪問させて頂き、島の方々との触れ合いのなかで、少しシャイながらも暖かで人情味あふれるところに惹かれ、だんだんと上五島のファンになりました。

 

今年は、2月と4月の2回ほど実証の準備と調整で訪問しましたが、訪問先の方々の温かいおもてなしと協力的なお言葉に、実証先が上五島で本当に良かったとワクワクしたことを思い出します。

 

もちろんアゴダシのシコシコの五島うどんに胃袋をつかまれたことは言うに及びません。今では、上五島は第3の故郷といってもおかしくない場所になりました。

 

 

 

これまでの実証を通じて、上五島で感じたこと教えられたことは、日本全国の社会課題である、へき地医療の重要性である。東京からではぼんやりとしか見えないものの解像度が上がり、我が国が抱える「へき地医療」の大きな課題が明確になりました。

 

まずは大好きな上五島の方々が健康不安から解放されるような、巡回診療の実証を通じて、「上五島モデル」を確立させ、そして全国に普及させられるように、残りの人生をかける大きなチャンスを頂いたと感謝しています。

上五島の方々の温かいまなざしと屈託のない笑顔をますます輝くものにするために、微力ながら尽くしたいと思っています。
 

 

一般社団法人 医療コンテナ推進協議会
徳丸 周志
 

https://readyfor.jp/projects/kamigoto-mmcpc

※支援募集は2025年6月6日（金）午後11:00まで