深名線(深川~幌加内~名寄間)が廃止となってから21年。廃止後に沼牛駅舎を譲り受け、いままでお一人で沼牛駅舎を守り続けてきたのは、当実行委員会代表を勤める、農業・坂本勝之さんです。その駅舎を所有する坂本さんは、『鉄道ファン』ではありません。ではなぜ、豪雪地帯であるこの地で、築80年以上にもなる木造駅舎を守り続けてきたのでしょうか・・・?

 

 
坂本さんは、沼牛駅舎がある字下幌加内地区で現在も農業を営まれています。ずっと昔からこの地で暮らし、もちろん賑やかだったころの『沼牛駅』の姿も、また深名線最後の日も見届けてきたお一人です。また一方で坂本さんは、仕事としてそばを栽培する傍ら、自らそばを製粉したり、さらにはそば打ちも行う、まさに『そばのプロフェッショナル』なのです。

 

 


そんな坂本さんに「なぜ沼牛駅をいままで維持管理されてきたのですか?」と尋ねたところ、『そばを通じた仲間うちで、週1回でも月1回でもいいから、駅舎のスペースを上手く活用して自分たちの手打ちそばを振る舞ってみたいと思い、まずはその夢が実現するまで自分が駅舎を引き受けたのです』と仰られていました。

 
これまで1~2回程度は、駅舎の外に仮設テントを張ってそばを振る舞ったことはあったそうですが、残念ながら「駅舎の中で手打ちそばを振る舞う」という、当初の『夢』はまだ実現には至っていません。

 

また、単に『そばを提供するスペースとして利用したい』という気持ちだけでは、毎シーズン数メートル積もる雪を20年間おろし続け、自ら飛んだ屋根を直したりすることなど、普通の人には到底できません。やはりそこには『昔から見てきた想い出の風景、沼牛駅舎』に対する、秘めた想いがあったからことだと思います。

 

 
昨年のイベントや修繕活動に携わった有志の方々は、坂本さんの日々の『そば』に対する情熱、またこれまで守り続けてきた『沼牛駅』にまつわるエピソードに強く共感し、“駅舎を守り続けるお手伝いを通じて、坂本さんの夢や情熱にもこたえたい”という思いで活動を進めてきました。

 

 
まずは『沼牛駅』を修繕することが第一の目標ですが、これまで駅舎を守り続けてきた坂本さんの『夢』を実現できるよう、前進していければと強く思っています。

 

 
ぜひ、引き続きご支援ご協力の程よろしくお願いします。

 

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