金沢発!未来のがん研究者を育む「がん克服プロジェクト」

寄付総額

3,134,000

目標金額 1,500,000円

寄付者
155人
募集終了日
2021年8月29日

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プロジェクト本文

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|クラウドファンディング募集終了によせて:感謝のご挨拶

 

この度、皆様方のおかげで、無事目標を達成することが出来ました。当初の目標を大幅に上回る御寄付をいただけたこと、大変嬉しい気持ちでいっぱいです。まずは、貴重なご支援をいただいた多くの寄付者様に心よりお礼を申し上げます。皆様のお気持ちを重く受け止め、真摯に事業を遂行いたします。ありがとうございました。

 

クラウドファンディングの目的は、資金調達です。しかし、実際やってみるとそれを超えた複合的な意義があることを知りました。この活動を通して、「研究」は、教育、医療、産業など、社会と深く関わっており、もっと様々な方面に活動を展開できる可能性があることを実感しました。また、今回の企画が高校生にとってニーズがあることも再認識させられました。今回、幸運にも、数多くの素晴らしい協力者に恵まれたことも成功の要因であったと強く感じています。我々にとっても大変幸せな時間をいただきました。関係の方々に厚くお礼を申し上げます。

 

次は来年の実施に向けて、準備を進めて参ります。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

 

金沢大学がん進展制御研究所

2021.9.06 追記

 

 

生涯で2人に1人が患い、3人に1人の死因となる「がん」。人類は、古代よりこの深刻な病気に立ち向かってきました。

 

しかし、なぜ正常な細胞ががん化するのか、がん細胞を殺すにはどうすればよいのか、まだまだわからないことばかりです。

 

今後も、多くの若く優秀な人材がこの難題に取り組まなければ、がんの研究を発展させ、未来の医療を切り拓くことはできません。

 

グローバルな視点で難題に挑戦し、人類最大の脅威に立ち向かえる未来の研究者を育てるため、高校生に本格的な研究・実験を体験してもらうプログラムを実施します。

 

 未来のがん研究者を育む:がん克服プロジェクト

 

金沢大学がん進展制御研究所です。

 

この度、私たちは、金沢大学ナノ生命科学研究所と共同で、高校生を対象とした「がん研究早期体験プログラム(がん研究 Early Exposure Program:がん研究 EEP)を企画しました。高校生にリアルな研究の現場を紹介する人材育成プログラムです。

 

がん進展制御研究所は、その名の通り、がんの研究所です。がんの薬剤耐性や転移について、日夜研究をしています。特に「先進的がんモデル」「がん幹細胞」「がん微小環境」「分子標的治療」に関して先導的な研究を進めており、その成果は科学雑誌Natureをはじめとする数々の著名な学術雑誌で発表されています。

 

 

ナノ生命科学研究所は、高速原子間力顕微鏡(HS-AFM)等の特殊な顕微鏡を世界に先駆けて開発した研究所です。ナノスケール(10億分の1メートル程度)の細胞内タンパク質、代謝物、細胞小器官の観察を通じ、生命現象の本質を捉える研究をしています。またその技術を応用し、がんの動態解明にも取り組んでいます。

 

 

今回企画したプログラムがん研究EEPは、このふたつの研究所で日頃から取り組んでいる研究対象を題材として行うものです。高校生に、世界最先端の研究環境で、実際の研究の現場を体験してもらい、彼らが研究者を志すこと、将来がんの克服に貢献することを応援します。

 

ご支援のほど、よろしくお願いいたします!

 

 

 研究所に「学びたい」と訪れた高校生。その思いをサポート。

 

去年の夏、医学部進学を志望する高校生の二人組が、研究所を訪れました。神経科学と脳腫瘍の研究に興味を持っているという彼らは、私たちにこう問いました。

 

「どうしたら将来医学研究者になれるのか?」

「高校生の今、自分たちにできることは?」

 

相談を受けた教員は、自身の経験を踏まえて、幅広く生命科学を学ぶこと、大学ではできるだけ早く研究室の門を叩くことなどをアドバイスしました。また研究室を案内し、がん研究者がどのような毎日を過ごしているか話しました。

 

 

他にもポツポツと、研究所を訪ねてくる高校生がいます。ある高校生の女子生徒は、こんな希望をもってやってきました。

 

「学生実習で実施しているような、予想した結果が得られる実験ではなく、普段、研究室で行われているような、本当に新しいことを見つけるための実験を体験したい」

 

彼女は受け入れ教員と相談し、冬休みの5日間で実験を行い、その結果を高校生国際シンポジウムで発表したということでした。

 

 

そして、こう言ったそうです。「実際の研究の現場を体験することができて、とても有意義だった。進路は、米国の大学への進学(生物学と物理学のダブルメジャー)を第一希望に考えている。入学選抜の際には、この研究体験と国際シンポジウムでの発表をアピールしたい」

 

今の高校生は私たちが思っているより遥かに意識が高く、自分自身の未来を「世界」の中で捉えているようです。学ぶことへの貪欲さと飽くなき好奇心には、無限の可能性を感じます。

 

そんな彼らの可能性を引き出したい。強い意志と優れた頭脳を持つ彼らの未来を、微力ながらサポートしたい。その思いが、このプロジェクトを立ち上げるきっかけとなりました

 

 

科学研究の世界には測り知れないポテンシャルがあります。とことん考え抜く楽しさ、知る楽しさ、そして人の役に立つ楽しさもあります。

 

今回のプロジェクトは、若い世代がこうした楽しさに触れ、研究の世界の素晴らしさを知り、将来を考えるきっかけとなるものです。

 

ぜひ、彼らの未来を一緒に応援していただけませんか?

 

 

 高校生が体験!「がん研究 EEP」

 

がん研究早期体験プログラム(がん研究 Early Exposure Program:がん研究 EEP)」では、

 

  1. セミナー

  2. ベーシックコース

  3. アドバンスコース

 

 の3つのコースを設置する計画です。

 

1. セミナー:最先端のがん研究を知る

対象は、がん研究に初めて触れる高校生、研究に少しだけ興味がある高校生、あるいは、理系に進もうかな?と思っている高校生……

 

気軽に参加できるセミナーです。

 

 概 要 

開催予定: 年1回以上

受講時間: 1~2時間

参加人数: 各回 10〜50名

 

 内 容 

なぜ、ヒトはがんになるのか?

なぜ正常な細胞が、がん化するのか?

がん細胞を殺すには、どうするのか?

 

研究者は、日々これらの難問に取り組んでいます。そして今、がんの実態がつぎつぎと明らかになっています。

 

がんを引き起こす遺伝子の異常や、無限に増える能力を獲得する仕組み、その異常を感知してがん化を防ぐシステムなどが解明され、診断や治療に結びつき、がん患者に恩恵をもたらしています

 

このセミナーでは、そんながん研究の最前線を紹介します。

 


 * セミナーへの参加希望者が多数の場合は、受け入れ人数を制限させていただくことがございます。尚、セミナーには寄付者の一部が同席する予定です。新型コロナウイルス感染症感染拡大防止等諸事情により入場制限あるいはWeb開催の場合もございます。

 

 

2. ベーシックコース:研究現場を体感する 

対象は、がん研究に興味のある高校生、リアルな研究の現場を体験してみたい高校生、とにかく実験したい高校生……

 

少しの気合いがものを言うコースです。

 

 概 要 

開催予定: 夏休み or 春休み

受講時間: 半日(3時間)程度

参加人数: 各テーマ 1〜5名

 * 複数のテーマに参加可能

 

  内 容 

研究者が専門について概要説明を行い、実験体験をサポートします。

 

テーマは…

 

 

 

生物が生まれ、死んでいくまで。その間、細胞内では、遺伝子、代謝物、タンパク質、細胞小器官の構造や機能が、常にダイナミックに変化しています。

 

これはナノスケール(10億分の1メートル程度)での生命現象です。

 

もう少し視野を広げてみると、細胞同士のシグナルのやり取り、さらには脳と肝臓のように異なる臓器の間で生じるコミュニケーションもまた、大事な役割を果たしていることがわかります。

 

ヒトのがん細胞が遠く離れた臓器へ転移すること(遠隔転移)は、まさに、メートル単位で生じる生命現象です。

 

このように、生命やがんを本当に理解するためには、様々なスケール(マルチスケール)での解析が必要です。

 

今回のプログラムでは、研究対象を “ナノ” から “メートル” まで並べました。

 

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▼ 各タイトルをクリックいただくと詳細ページに飛びます

 

  Basic Course Theme - 1  

タンパク質の動く姿をリアルタイムで観察しよう! 〜ゲノム編集の瞬間を可視化する〜

担当:柴田幹大(ナノ生命科学研究所/新学術創成研究機構)

 

  Basic Course Theme - 2  

百聞は一見に如かず! 〜バイオイメージングで細胞の中を覗いてみよう〜

担当:新井 敏(ナノ生命科学研究所)

 

  Basic Course Theme - 3  

構造変化したタンパク質の姿と動きを見てみよう! 〜タンパク質ミスフォールディング〜

担当:中山隆宏(ナノ生命科学研究所)

 

  Basic Course Theme - 4  

探せ! がんの1塩基変異

担当:松本邦夫(がん進展制御研究所)

 

  Basic Course Theme - 5  

がん細胞のシグナルを蛍光イメージングで可視化する

担当:平田英周(がん進展制御研究所/ナノ生命科学研究所)

 

  Basic Course Theme - 6  

世界最先端!生きた細胞の表面をなぞる走査型プローブ顕微鏡とは

担当:渡辺信嗣(ナノ生命科学研究所)

 

  Basic Course Theme - 7  

プログラム細胞死を観察しよう

担当:須田貴司(がん進展制御研究所)

 

  Basic Course Theme - 8  

がんはどのようにして転移するのか? ~がん転移の初期に起きるがん細胞の変化を観察する~

担当:鈴木健之(がん進展制御研究所/新学術創成研究機構)

 

  Basic Course Theme - 9  

100万個の中のたった1個!幹細胞を集めてみよう! ~血液細胞が生まれる過程を再現する~

担当:平尾敦(がん進展制御研究所/ナノ生命科学研究所)

 

  Basic Course Theme - 10 

「がん」の幹細胞の集団をみてみよう

担当:後藤典子(がん進展制御研究所/新学術創成研究機構)

 

  Basic Course Theme - 11 

胃がん・大腸がんをモデルで再現! ~がんの発生メカニズムを知ろう~

担当:大島正伸(がん進展制御研究所/ナノ生命科学研究所)

 

  Basic Course Theme - 12 

がんの転移と治療薬耐性のリアル!がんはこのように見える! ~(模擬)症例検討会へようこそ~

担当:矢野聖二(がん進展制御研究所/附属病院)

 

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これだけスケール幅の広い領域を対象にした研究体験は滅多にできません。他では味わえない、科学を深く知るよい機会となるはずです。

 


* プログラムへの参加希望者が多数の場合は、受け入れ人数を制限させていただくことがございます。テーマの内容、担当者は変更する場合がございます。また、体験できるテーマの組み合わせ、選択法などについては、事業開始が決定した後に調整する予定です。

 

 

アドバンスコース:がん研究をより深く 

対象は、がっつり研究したい高校生……

 

本気がものを言うコースです。

 

研究をより深く知りたい高校生には、ベーシックコースにプラスして、自身の研究テーマを設定して実験を行うアドバンスコースを設けます。

 

ただし、本当に自分の研究を進めることになるため、簡単には始められません。受け入れ教員と面談・打ち合わせを重ねて、両者が合意した場合にのみアドバンスコースに参加できるように致します。

 

 

10年、20年後の未来を見据えて

 

このプログラムは、基礎研究を広めるため、そして将来の研究者を育むための長期的視野に立った活動です。

 

一度で終わりではなく、続ける必要がある活動です。数年で結果がでるのではなく、10年、20年後に成果となって表れるような活動です。

 

こうした息の長い活動だからこそ、大学のみで完結するのではなく、広く多くの方から寄付を募り、進めていきたいと思っています。

 

皆様の応援で、将来、卓越した基礎研究者として世界に羽ばたき活躍する高校生がでてくるかもしれません。

 

2人に1人が患う「がん」は他人事ではありません。がんの研究もここ数十年で大きく発展していますが、それは、研究者あってこその発展なのです。

 

そんな研究者の卵を育てるこのプログラムを、皆様に支えていただきながら進められるとうれしく思います。10年、20年後の未来を見つめ、皆様とともに進めたい、そう願っています。

 

 世界に貢献する未来のがん研究者

 

研究者のあり方は多様ですが、その中で、私たちが具体的にイメージしている人物がいます。それは、金沢にゆかりのある著名な科学者、高峰譲吉博士です。

 

高峰博士は、金沢で育ち、渡米後「タカジアスターゼ」と「アドレナリン」を発見して医薬界の発展に貢献しました。さらに、これらの事業化にも成功し、後に製薬企業の社長になりました。

 

また、化学工業発展の必要性を提唱し、理化学研究所の設立に深く関わるなど、科学界から広く社会に、大きな足跡を残しました。

 

金沢には、博士の功績を讃え、科学教育振興のために設立された「高峰賞」があります。理科、数学に興味・関心が強く、且つ優秀で、科学研究の実績のある中学生を顕彰する賞です。金沢の中学生の多くは、高峰賞を目標に、日々勉学に励んでいます。

 

がん研究早期体験プログラム(がん研究 Early Exposure Program:がん研究 EEP)は、高峰賞を目指した中学生が、次に意識するプログラムでありたいと思っています。

 

がん研究EEPに参加した高校生の中から「未来の高峰譲吉」が誕生する。そんな日が訪れることを心から願っています。

 

将来、グローバルな視点でがんの本態に関わる様々な難題に挑戦し、人類最大の脅威である「がんの克服」に貢献できるがん研究者を輩出するために、応援お願いいたします!

 

 

 プロジェクトを応援しています!

 

私たちのプロジェクトの趣旨に賛同してくださった皆様から、応援の声をいただいています。

 

 

三橋龍起

株式会社Unpacked  CEO

『がん研究 × 高校生 = みらい』

 

株式会社Unpacked代表取締役社長の三橋です。弊社は、中高生対象の日本最大規模キャリアイベントを開催したり、Z型教育という「プロジェクトアサイン型の教育コンテンツ」を通じて、法人×U18で新しい価値を創るみらい事業部などを運営しています。

 

今回、「がん」という誰しもが触れるかもしれない病に対して、高校生が触れる機会を発信し、少しでも「がん」に対して正しい理解を持っていてほしいという思いで協力をさせていただきました。

 

微力ではありますが、全力で本プロジェクトを応援させていただきます。

 

 

清川悦子

金沢医科大学医学部 教授

『若いときの出会いが、人生を変える』

 

私が金沢に来てから10年になりますが、金沢大学・がん進展制御研究所・ナノ生命科学研究所主催のセミナーには年に数回参加してきて、いつも刺激を受けて帰ります。

 

本でも映画でも、初めて出会ったときのインパクトは年を取った今でも大きいですが、若いときに出会ったものにはその後の人生を大きく変えるかもしれないというオプションがつくと思います。

 

高校生の好奇心をサポートする本プロジェクトを応援しています!

 

 

河崎洋志

金沢大学医学系 教授

『心に刻まれるようなワクワク感を!』

 

子どもの頃に徹夜をしてセミの羽化を初めて見たときに、とてもワクワクしたことを今でも憶えています。

 

本格的なガン研究の現場に触れて、心に刻まれるようなワクワク感を経験してください!

 

高校生のみなさんに貴重な機会を提供する本プロジェクトの挑戦を応援しています。

 

 

||がん進展制御研究所長から一言

 

松本邦夫

がん進展制御研究所所長

 

この度は本プロジェクトページをご覧いただきありがとうございます。研究所を代表して心よりお礼を申し上げます。皆さまには何卒ご理解・ご協力のほど、よろしくお願い申し上げます。

 

少し僕自身のことをお話しさせてください。研究に対する思いを深くするきっかけとなった体験についてのお話です。

 

僕は理学系大学院を修了し、最初大学病院の皮膚科に助手として勤務しました。検査と研究が半々の日々でしたが、そのなかで、外来や病棟で病気に苦しむ方やその家族の方を間近で見る機会がありました。医師は「患者さんを診る」ですが、僕は医師ではありませんので「患者さんを見る」でした。

 

悪性腫瘍で入院していた小さな男の子に、彼の微小な皮膚片を増やして作成した培養皮膚を使って、病巣を治療することをお手伝いしたこともありました。皮膚科での体験は乾いた砂に水が染み入るように僕の心に入ってきて、「病気の治療につながる基礎研究をしたい」という強い思い・志ができました。

 

「現場のリアルな興奮」こそ、やがて高校生のみなさんが抱く大きな「思い・志」のきっかけとなります。「思い・志」は、苦を超える力になります。

 

今回、私たちは現場のリアルな興奮を、高校生に提供します。これは、彼らにとっての挑戦の機会であるとともに、私たちにとっての挑戦の機会でもあります。皆さまのお力を得て、ともに進めていきたいと願っております。ご支援をお願い申し上げます。

 

 

||プロジェクト実行委員長から一言

 

平尾敦

がん進展制御研究所/ナノ生命科学研究所教授

 

研究には「出会い」がとても大事だと思います。私は高校生時代、先に登場した「研究所に訪ねてきた高校生」とは対照的に、将来のビジョンがあるわけでもなくボーっと過ごしていました。

 

(大きな声では言えませんが)とりあえず安定的な職業というイメージで医学部進学を決めるような始末で、今の高校生の意識の高さには感心します。

 

私にとっては、大学生の時に「メンケス(キンキー・ヘア)病」という変わった名前の病気の研究している小児科の先生との偶然の「出会い」、これが研究を知るきっかけとなりました。

 

メンケス病は銅の腸管での吸収障害により、銅欠乏障害をきたすX染色体劣性の遺伝性疾患で、放置すると乳児期以降に重篤な中枢神経障害を示します。私は先生の指導の下、ラットからミトコンドリアを抽出して銅濃度を測定するというような実験の手伝い、得られたデータの学会発表を経験させてもらいました。なるほど、病気のメカニズムを知るのにこんなふうに実験をするんだと、基礎研究に大変興味を持ちました。

 

大学を卒業した後、小児科医となり白血病の子供さんの診療に携わったこと、その当時、新しい治療法としての「末梢血造血幹細胞移植」の確立に情熱的に取り組んでいた先生たちとの「出会い」が、本格的に研究の道に進んだきっかけです。

 

今回、本プロジェクトを実現させ、高校生の皆さんに「何か特別な出会い」の場を提供できたら、と思います。よろしくお願いします。

 

 

||実行委員会メンバー紹介

 

・遠藤良夫(実行委員会事務局長:がん進展制御研究所准教授)

・平田英周(がん進展制御研究所准教授)

・佐藤拓輝(がん進展制御研究所特任助教)

 

 

||支援金の使途内訳

 

ご寄付いただいた資金の大部分は実験体験に必要な研究試薬の購入に使用します。

 

・実験消耗費  1,200,000円

・その他(セミナー実施に必要な経費、通信費・広告費、報告書の印刷代、事業に必要な諸経費) 52,500円

・手数料等   247,500円

 

* 2022年1月〜2023年12月の間に、セミナーを年に1回ずつ開催、ベーシックコースに年に10名ずつ(あるいは期間内計20名程度)の生徒を受け入れ、これを以てプロジェクト実施完了と致します。但し、やむを得ない事情により完了できなかった場合は、実施期間を延長することで対応させていただきます。

 

実験に必要な解析機器等は、研究所既設のものを、責任者の許可を得て使用する予定です。目標金額が集まれば、計画したプログラムを実施できる見込みです。

 

【目標額以上の運営資金が集まった場合】

  • セミナーの実施回数を増やす
  • ベーシックコースへの受け入れ生徒を増やす *
  • 石川県外から参加を希望する高校生の旅費・宿泊費を一定額補助する

上記いずれか、もしくは全てを実施することで、より充実したプログラムとする計画です。

* ベーシックコースへの受け入れ生徒数は、寄付金の総額によって変動します。なお、担当教員の本来業務への影響や施設・設備の許容範囲を考慮し、実施期間を延長することで対応することもあります。

 

実際に使用した経費の内訳については、後日、寄付者の皆様にご報告させていただきます。

 

 

||寄付金の優遇処置

このクラウドファンディングへ寄付された個人の方に、以下の優遇措置があります。
・寄付金額が年間 2,000円を超える分については、所得控除を受けることができます。
・石川県在住の方は住民税も対象となります。

 

▶所得税控除方式
各寄付者の所得に応じた税率を寄付金額に乗じて、控除額を決定
(寄付 * ー 2,000円)X(所得に応じた)税率 ⇒ 所得税額から控除

* 寄付金支出額が、総所得額等の40%に相当する金額を超える場合には、40%に相当する額が税額控除対象金額となります。

 

 

||寄付金領収書の送付

寄付をされた方には、後日「寄付金領収証明書」を送付致します。
(2021年12月末 までに送付します。なお、領収証明書の日付は、READYFORから金沢大学に入金のある2021年10月の日付となります。)
※寄付金領収証明書のお名前はリターン送付先にご登録いただいたお名前となります。

 

 

||金沢大学がん進展制御研究所・ナノ生命科学研究所とは

 

 がん進展制御研究所

 がん進展制御研究所には、2つのルーツがあります。1つは、戦前から設置されていた結核研究所であり、もう1つは、医学部に設置されていた癌研究施設です。結核研究所では、結核の化学療法の開発とともに、後に抗がん剤として臨床応用されることになる溶連菌製剤を開発していましたし、医学部の癌研究施設においては、細菌とバクテリオファージ(細菌に感染するウイルス)を主な研究対象として、全国に先駆けて分子生物学に取り組んでいました。この分子生物学を基本とする基礎研究と、治療薬開発という応用研究が合体することで、1967年に「がんに関する学理及びその応用の研究」を目的に『がん研究所』が誕生し、がん研究の実績を長年積み重ねてきました。そして2010年には「がん研究所」は文部科学省の「がんの転移・薬剤耐性に関わる先導的共同研究拠点」として認定され、2011年には「がん進展制御研究所」に改称しました。現在、教員、研究員、研究補助員、学生を合わせて総勢100名体制で運営されており、基礎研究と臨床研究を橋渡しするトランスレーショナルリサーチに力を入れ、世界的ながん研究拠点としての地位を確立することをめざしています。

 

 

● ナノ生命科学研究所 (WPI-NanoLSI)

世界トップレベルの研究拠点形成を目指す文部科学省のWPIプログラム採択を受けて、2017年に設立されました。世界最先端の走査型プローブ顕微鏡技術を核に、生体分子を直接観察、分析、操作する技術を開発し、生命の誕生や疾患、老化などの生命現象の仕組みを根本的に理解することを目指しています。

これまで、がん克服に向けた取組は、ゲノム医療(遺伝子情報に基づくがんの個別化治療の一つ)の発展を背景にして進められてきました。こうした取組は大きな成果をあげていますが、一方で、転移や薬剤耐性などが原因となる難治がんの本態解明は、依然として進んでいません。

そこで WPI-NanoLSI では、深い連携関係にあるがん進展制御研究所と共同で、従来とは異なる新たな試みを開始しました。独自のイメージング・センシング技術の開発と応用による、がんの本態解明です。いま少しずつ、成果が生まれ始めています。

 


 

 

||運用ポリシーおよび免責事項

 

本プログラムは、研究所が主体で進めるものであり、その実行にあたり、特定の企業、団体、個人から過度に影響を受けたり、不当に便宜供与を図るなどの不適切な事象が生じないよう細心の注意を払うことを運用ポリシーとし、ご協力いただく外部の団体・個人・企業の方にも、このポリシーを遵守いただくこととします。また、本運用ポリシーに則り、プログラムの運営や会計が適切に行われているか、定期的な監査を実施し検証します。なお、プログラムに関与する企業、団体、個人の本ポリシーから逸脱した行為によって生じるトラブルや損害に掛かる責任は負い兼ねます 。 

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ギフト

3,000


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がん研究の未来をつくる|応援コースA

①お礼状・領収証送付 ※1
②報告書送付
③報告書にお名前を掲載(希望者のみ)

※1 お礼状、領収証は本クラウドファンディング成立後、2021年12月に発送完了の予定です。

寄付者
48人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2023年12月

5,000


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がん研究の未来をつくる|応援コースB

①お礼状・領収証送付 ※1
②報告書送付
③報告書にお名前を掲載(希望者のみ)

※1 お礼状、領収証は本クラウドファンディング成立後、2021年12月に発送完了の予定です。

寄付者
24人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2023年12月

10,000


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がん研究の未来をつくる|がん研究EEP参観コースA

①お礼状・領収証送付 ※1
②報告書送付
③報告書にお名前を掲載(希望者のみ)
④がん研究EEP|セミナーコースへ参観招待(希望者のみ)※2

※1 お礼状、領収証は本クラウドファンディング成立後、2021年12月に発送完了の予定です。
※2 参加希望者多数の場合は、抽選となることがございます。新型コロナ感染等諸事情により入場制限あるいはWeb開催の場合もございますので、予めご了承ください。詳細は達成後にご連絡します。

寄付者
62人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2023年12月

30,000


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がん研究の未来をつくる|がん研究EEP参観コースB

①お礼状・領収証送付 ※1
②報告書送付
③報告書にお名前を掲載(希望者のみ)
④がん研究EEP|セミナーコースへ参観招待(希望者のみ)※2

※1 お礼状、領収証は本クラウドファンディング成立後、2021年12月に発送完了の予定です。
※2 参加希望者多数の場合は、抽選となることがございます。新型コロナ感染等諸事情により入場制限あるいはWeb開催の場合もございますので、予めご了承ください。詳細は達成後にご連絡します。

寄付者
10人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2023年12月

50,000


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がん研究の未来をつくる|がん研究EEP参観コースC

①お礼状・領収証送付 ※1
②報告書送付
③報告書にお名前を掲載(希望者のみ)
④がん研究EEP|セミナーコースへ参観招待(希望者のみ)※2

※1 お礼状、領収証は本クラウドファンディング成立後、2021年12月に発送完了の予定です。
※2 参加希望者多数の場合は、抽選となることがございます。新型コロナ感染等諸事情により入場制限あるいはWeb開催の場合もございますので、予めご了承ください。詳細は達成後にご連絡します。

寄付者
5人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2023年12月

100,000


alt

がん研究の未来をつくる|がん研究EEP参観コースD

①お礼状・領収証送付 ※1
②報告書送付
③報告書にお名前を掲載(希望者のみ)
④がん研究EEP|セミナーコースへ参観招待(希望者のみ)※2

※1 お礼状、領収証は本クラウドファンディング成立後、2021年12月に発送完了の予定です。
※2 参加希望者多数の場合は、抽選となることがございます。新型コロナ感染等諸事情により入場制限あるいはWeb開催の場合もございますので、予めご了承ください。詳細は達成後にご連絡します。

寄付者
4人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2023年12月

300,000


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がん研究の未来をつくる|がん研究EEP参観+研究所見学ツアーコースA

①お礼状・領収証送付 ※1
②報告書送付
③報告書にお名前を掲載(希望者のみ)
④がん研究EEP|セミナーコースへ参観招待(希望者のみ)※2
⑤プログラム実施説明・研究所見学ツアー(希望者のみ)※3

※1 お礼状、領収証は本クラウドファンディング成立後、2021年12月に発送完了の予定です。
※2 参加希望者多数の場合は、抽選となることがございます。新型コロナ感染等諸事情により入場制限あるいはWeb開催の場合もございますので、予めご了承ください。詳細は達成後にご連絡します。
※3 ご希望の方には、研究所にご招待の上、所長または実行委員長によるプログラムの説明・実施報告および研究所見学ツアーを実施いたします。詳細は達成後にご連絡します。

寄付者
1人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2023年12月

500,000


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がん研究の未来をつくる|がん研究EEP参観+研究所見学ツアーコースB

①お礼状・領収証送付 ※1
②報告書送付
③報告書にお名前を掲載(希望者のみ)
④がん研究EEP|セミナーコースへ参観招待(希望者のみ)※2
⑤プログラム実施説明・研究所見学ツアー(希望者のみ)※3

※1 お礼状、領収証は本クラウドファンディング成立後、2021年12月に発送完了の予定です。
※2 参加希望者多数の場合は、抽選となることがございます。新型コロナ感染等諸事情により入場制限あるいはWeb開催の場合もございますので、予めご了承ください。詳細は達成後にご連絡します。
※3 ご希望の方には、研究所にご招待の上、所長または実行委員長によるプログラムの説明・実施報告および研究所見学ツアーを実施いたします。詳細は達成後にご連絡します。

寄付者
0人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2023年12月

1,000,000


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がん研究の未来をつくる|がん研究EEPスペシャルサポーターコース

①お礼状・領収証送付 ※1
②報告書送付
③報告書にお名前を掲載(希望者のみ)
④がん研究EEP|セミナーコースへ参観招待(希望者のみ)※2
⑤プログラム実施説明・研究所見学ツアー(希望者のみ)※3
⑥がん研究に関する出張講演(1時間程度・国内限定 / 有効期限1年間)※4

※1 お礼状、領収証は本クラウドファンディング成立後、2021年12月に発送完了の予定です。
※2 参加希望者多数の場合は、抽選となることがございます。新型コロナ感染等諸事情により入場制限あるいはWeb開催の場合もございますので、予めご了承ください。詳細は達成後にご連絡します。
※3 ご希望の方には、研究所にご招待の上、所長または実行委員長によるプログラムの説明・実施報告および研究所見学ツアーを実施いたします。詳細は達成後にご連絡します。
※4 講演者、開催時期・場所等の詳細は、本クラウドファンディング成立後にご相談させていただきます。

寄付者
1人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2023年12月

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