金沢町家をLGBTQ+や多様な人が集えるクリエイティブな居場所に!

支援総額
目標金額 7,000,000円
- 支援者
- 304人
- 募集終了日
- 2022年10月31日

多様な人が「働ける能登」を未来に繋ぐ|復興プロジェクト

#地域文化
- 現在
- 6,243,000円
- 支援者
- 393人
- 残り
- 8日

15周年、新たなる挑戦|「生育格差」を乗り越える宿泊施設の運営

#子ども・教育
- 現在
- 12,730,000円
- 支援者
- 342人
- 残り
- 33日

常設LGBTQセンターを応援!プライドセンター大阪サポーター募集中

#子ども・教育
- 総計
- 15人

代表の不慮の事故で遺された猫の命を守るため運営・医療費にご支援を

#動物
- 現在
- 3,735,000円
- 支援者
- 329人
- 残り
- 33日

子どもたちに「未来社会の共創」体験を|Study in EXPO

#子ども・教育
- 現在
- 1,307,110円
- 支援者
- 40人
- 残り
- 32日

困難を抱える女性に元気を。学び/遊び/作り場建設|かにた婦人の村

#医療・福祉
- 現在
- 13,573,000円
- 寄付者
- 278人
- 残り
- 12日

クロノス・クァルテットがテリー・ライリー90歳を日本で祝いたい!

#音楽
- 現在
- 3,627,500円
- 寄付者
- 191人
- 残り
- 8日
プロジェクト本文
終了報告を読む
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ふるさと・金沢に、
誰もが自分らしく居られる居場所を。
石川県金沢市のどこからもアクセスの良い中心地に、地元の人たちが毎日の生活のなかでも足を運ぶ、竪町(たてまち)商店街があります。
そのメインストリートから小道を入ってすぐのところ、ビルとビルの間に、築100年以上の平屋で一軒家の金沢町家がひっそりと建っています。
この度、ご縁をいただき、この金沢町家を借りて、歴史的な建築や趣をできるだけ残し、それらを生かしたリノベーションを施して、LGBTQ+をはじめとする多様な人たちが自分らしく安心して集うことのできる、常設の居場所づくりを目指すことになりました。
居場所の名前は「金沢にじのま」です。
常設の居場所「金沢にじのま」をつくる金沢町家:
竪町商店街の小道を入ったところ、大きな駐車場ビル「タテマチパーキング」の入り口横に建つ金沢町家。大家さんは先代まで家具職人をされていたとのこと。金沢市が条例にて定める、市の歴史、伝統及び文化を伝える上で特に保全及び活用の必要があると市長が認める「特定金澤町家」にも登録されています。北陸に多い古い建築様式である「あずまだち」が特徴的。
私のふるさとである金沢は、伝統的な家族観・家父長制・男性中心主義の風土や文化が、今でも色濃く残る保守的な地域のひとつです。
私たちはそんな金沢だからこそ「金沢にじのま」が必要だと信じ、一般社団法人金沢レインボープライドのメンバーを中心に、多分野の有志と力を合わせて新しい居場所づくりに挑戦します。
LGBTQ+とアライ、不登校や学習に困難のあるユースに向けて活動する人、障害の有無にかかわらず心地よく暮らせるまちづくりに関わる人、映像ディレクターやデザイナーなど。
多様な人たちが安心して集うことができるスペースはもちろん、さまざまな社会活動をする団体がワークショップを開催したり、伝統工芸やアートや音楽などのクリエイターが作品を紹介したりできるエリアや、金沢を訪れた人が気軽に立ち寄れるコワーキング・テーブルなども設置予定です。
一般社団法人 金沢レインボープライドのメンバー:
NPO職員、教育関係者、元国連職員、まちづくりコンサルタント、旅行業関係者、助産師、子どもの居場所づくりスタッフ、地元メディア編集者、大学生など、年齢も国籍やルーツも性のあり方も多様な人たちが集まっています。
本クラウドファンディングでは、金沢町家のリノベーションにかかる事業費を募るとともに、「金沢にじのま」に関わりたい、今後利用したいという仲間づくりをしていくことを目指します。
この挑戦を通して、誰もが自分らしく居られる居場所をつくり、伝統文化・教育・アートとの協働を進めながら、いろんな「ちがい」を金沢の「ちから」に変えていきたいと思っています。
どうか皆さんからの温かいご支援をよろしくお願い致します!
「金沢にじのまプロジェクト」代表
松中 権(まつなか ごん)
|プロフィール
一般社団法人 金沢レインボープライド共同代表 / 認定NPO法人グッド・エイジング・エールズ代表 / プライドハウス東京代表 / 公益社団法人Marriage for All Japan 結婚の自由をすべての人に 理事
1976年、金沢市生まれ。一橋大学法学部卒業後、電通に入社。海外研修制度で米国ニューヨークのNPO関連事業に携わった経験をもとに、2010年、NPO法人を仲間たちと設立。2016年、第7回若者力大賞「ユースリーダー賞」受賞。2017年6月末に16年間勤めた電通を退社し、二足のわらじからNPO専任代表に。LGBTQ+と社会をつなぐ場づくりを中心とした活動に加え、全国のLGBTQ+のポートレートをLeslie Keeが撮影する「OUT IN JAPAN」や、2020年を起点としたプロジェクト「プライドハウス東京」等に取り組む。 NHKドキュメンタリー番組「カラフルファミリー」が話題に。
ふるさとを離れた私がもう一度、金沢に向き合う理由。
私は、男三人兄弟の次男として金沢で生まれ、高校卒業まで金沢で育ちました。大学入学を機に金沢を去り、以降ずっと東京で暮らすことを決めた大きな理由は、ゲイである自分が、北陸で暮らし、働き、歳を重ねていく未来をまったく思い描くことができなかったからです。
調査によると「近所の人が同性愛者だったら嫌悪感を抱く・どちらかといえば抱く」という回答の合計が6割を超えて、全国で一番高いのが北陸*1。
LGBTQ+の当事者にとって北陸で暮らすことは、未来がないだけでなく、当事者だと知られるとひどい偏見や差別に晒されてしまうリスクと毎日が隣り合わせ。とにかく息を潜めるか、違う自分を演じ望まない生活をするかの二択しかありませんでした。
*1 出典:広島修道大学の河口和也教授などによる調査(「性的マイノリティについての意識 2015年全国調査)
三人兄弟の次男として生まれました。一番右が私で、子どもの頃からチェックの服が大好きだったそうです。テレビに登場する「保毛尾田保毛男」をみんなで笑い、辞書には「同性愛=異常性愛、性倒錯」と書かれていた時代でした。
ずっとずっと、ふるさとと距離をとってきた私ですが、2010年にLGBTQ+に関する様々な場づくりをするグッド・エイジング・エールズ(現在は、認定NPO法人、以降「グッド」)を仲間たちと立ち上げた頃から、自分の中で気持ちの変化が大きくなっていきました。
当時勤めていた会社の同僚たちに、そして、金沢で暮らす両親にもカミングアウトし、それからは、ありのままの自分で暮らすことができるシンプルな喜びを日々かみしめながら、金沢に帰省する機会も少しずつ増えていったのです。
|これまでに携わってきた、さまざまなLGBTQ+インクルーシブな場づくり
そんな私が、「金沢に、もう一度きちんと向き合いたい」「金沢から離れてしまったLGBTQ+の人たちが、戻ってこれるようにしたい」「金沢で暮らす多様な人たちが、孤独にならず自分らしくいられるまちにしたい」と強く思うようになったのは、ちょうど5年前。
出身校である一橋大学でのアウティング事件をきっかけに、LGBTQ+の活動に専念することを決意し、会社を退社した2017年夏のことです。
退社後の最初の大きな仕事が、金沢市の隣の市で開催されていた「小松サマースクール」という場にて、LGBTQ+の基本的な情報と自分のパーソナルストーリーについてお話しすることでした。
石川県在住の高校生が海外経験などのある大学生たちとともに1週間を過ごし、自分の新たな一面を発見して将来について考えることを目的とした企画です。
2017年8月8日、「小松サマースクール」の様子をNHKさんに取材していただきました。
北陸こそ、LGBTQ+のことをみんなが知っておくべき
女性の置かれた環境もひどいし、重要な課題だ
自分も友達にとってのアライになりたい
など、多様性が当たり前の社会に変えていきたいという熱量は、自分がユースだった時代とはまったく違うものでした。
高校生だった当時の自分は「社会は変えられるもの」などとは全く捉えていなかったと思います。
でもそれは、もしかしたら、「社会にそう思わされていただけ」「一緒に変えようよ、と言ってくれる大人がいなかっただけ」なのかもしれない、そんなことを考えるきっかけとなりました。
“LGBTQ+や性の多様性”イベントを通じて出会った、仲間たち。
同じタイミングで「小松サマースクール」にSDGsの基礎講義の講師として参加されていた、当時、国連大学サステイナビリティ高等研究所いしかわ・かなざわオペレーティング・ユニット(UNU-IAS OUIK)の事務局長だった永井三岐子さんも、ユース達への気持ちは同じでした。
「自分たち大人が変わらないと。いますぐ動き出さないと」
私たちは意気投合して、その年の秋にはOUIKとグッドと共催で「LGBTと教育フォーラム」を実施し、以降、毎年秋に開催することを継続してきました。(今年は、9月17日に「第6回LGBTQ+と教育ダイアログを、金沢プライドウィーク2022の一環として開催します。)
第3回LGBTと教育ダイアログ 2019年に、グッドが主催するLGBTQ+カミングアウト・フォト・プロジェクト「OUT IN JAPAN」の2,000人写真展を金沢21世紀美術館にて開催した際に、同会場内にて実施。永井さんとともに登壇しました。
2020年は新型コロナウイルス感染拡大もあり、「LGBTと教育フォーラム」の第4回目の企画は対象者を絞って、古い金沢町家をゲストハウスとして活用している「KANAZAWA 旅音」で開催することに。
これが、「金沢にじのま」が生まれるきっかけとなりました。
「KANAZAWA 旅音」では、さまざまな立場の人たちや悩みを持つ人たちがお茶を飲みながら、ゆるやかに繋がりをつくる「coconomaカフェ」という不登校支援活動を、週に1回のペースで行っているとのこと。
私たちは、「ぜひ、この場所で、LGBTQ+や性の多様性についても同じような企画ができないか」と盛り上がり、翌2021年1月から、毎月第4土曜日に「nijinomaカフェ」を開催するに至ったのです。
「nijinomaカフェ」の様子 :金沢の小橋町という場所にある「KANAZAWA 旅音」にて、毎月第4土曜日に開催。LGBTQ+の当事者だけでなく、その家族や友人、大学でジェンダーを学ぶ学生、地元の保健所の方や先生など、多様な方々が集まります。
当初は、北陸という地で「LGBTQ+や性の多様性」についての居場所イベントをして、人が集まるのだろうかという不安を抱えていましたが、それは杞憂でした。SNSと口コミという告知にも関わらず、今では、毎回30名から40名の方々が参加されて、県外から訪れる方も少なくありません。
多くの仲間が集まるようになり、ここから一般社団法人金沢レインボープライドが生まれ、昨年、北陸初のLGBTQ+パレード「金沢プライドパレード」を開催しました。
今回の「金沢にじのまプロジェクト」は、「nijinomaカフェ」をハブとして集まった仲間たちと一緒に、いま金沢に暮らす、むかし金沢から離れた、これから金沢を訪れる LGBTQ+とアライや、 人との「ちがい」が理由で困難を抱える人が、安心して居られるインクルーシブなまち「金沢」をつくるために立ち上げたチームです。
「coconomaカフェ」の主催者の方々は、金沢レインボープライドのメンバーにも加わってくださっています。現在、今年の9月18日(日)の第2回のパレードに向けて、みんなでてんてこ舞いの状態です。
オンラインでリモート参加者とつないだりする経験を「金沢にじのま」にも生かしていきたいです。
金沢町家から、みんなの「知る」機会・居場所をつくっていきたい。
このプロジェクトでは、金沢市の中心地にあり、アート・教育・歴史・アニメなどが交差する竪町商店街の小道に建つ金沢町家をリノベーションし、LGBTQ+やアライだけでなく、年齢・人種・国籍・ルーツ・性別・性自認・性的指向・障がいの有無など、さまざまな「ちがい」による課題を超えて集える、常設の居場所をつくります。
さまざまな活動やイベント開催などを通して学んだことは、Diversity(多様性)・Equity(公平性)・Inclusion(包摂性)に関する取り組みを進めるためには、「知る」機会をいかにたくさん、いかにいろいろな切り口でつくることができるかが大切、ということです。
私は、ふるさとの金沢でたくさんの方々と出会い、「知る」機会や居場所の必要性を強く感じてきました。
「金沢にじのま」から、いろんな「ちがい」を金沢の「ちから」に変えていけるように、居場所と同時にシェアオフィス、学習支援、アートスペースとしてもご利用いただけるクリエイティブなハブ空間を実現すべく、本クラウドファンディングでは、町家のリノベーション費用の一部を募ります。
特に、保守的な風土や文化が色濃く残ると言われる北陸においては、なかなか一人では、新しい取り組みをスタートするのは難しい状況です。ぜひ、思いやアイデアをお持ちの方々とつながり、いっしょに、楽しいまちづくりの一歩を進めていけたらと願っています。
金沢にじのま
メンバーのひとり、デザイナーのクマサカ ユウタさんが、「金沢にじのま」をつくる金沢町家の特徴「あずまだち」の意匠をベースに、プロジェクトロゴをつくってくださいました。「あずまだち」は、白壁に柱、梁、貫が美しい格子の大破風建築で、北陸に多い古い建築様式とも言われています。その居場所で、いろいろな人が交差し、新たな色や価値を生み出していく未来をデザインに込めたそうです。
【住所】石川県金沢市池田町21番地(2022年12月オープン予定)
①回遊型ミニ・ギャラリー
伝統工芸やアートや音楽などのクリエイターが作品を紹介したりできるように、壁面や取り外し可能な襖などを活用します。
②交流ワークショップ・スペース
様々な社会活動をする団体がワークショップを開催したり、子ども・若者の学習支援をできるスペースです。縁側から裏庭にせり出すデッキも。
③共有キッチン・カウンター
キッチンを囲むかたちでカウンターを設置して、地元の食材などを気軽に味わえるようなカフェにします。時代にあわせて、テイクアウトの小窓付き。
④開放型コワーキング・テーブル
東京と金沢の二拠点生活を始めている私同様に、いろいろな働き方をする方や団体がメンバーとなり共有できる、開けたオフィススペースです。
大家さんが丁寧にお世話されてきた、枯山水を思わせる日本式の裏庭も。縁側から庭にせり出すデッキも設置予定です。
クラウドファンディングで、「アライ」=仲間の輪をひろげたい。
LGBTQ+にとって、「アライ」(英単語 Ally :仲間、同盟、同朋という意味)の存在がとても大切だと言われています。
LGBTQ+当事者がカミングアウトするのはなかなか大変な社会において、多様性が当たり前の社会の大切さや素晴らしさを語り、行動する人が「アライ」であり、職場・学校・まちなどの場をインクルシーブに変えていくドライバーだと考えています。
「金沢にじのま」オープンにあたっては、築100年以上の金沢町家をリノベーションするために、助成金や自己資金を充ててもなお、非常に大きな事業費がかかり、皆さまのお力を必要としております。
クラウドファンディングを通じて、町家のリノベーション費用を募るとともに、「アライ」の輪をひろげ、「金沢にじのま」について知っていただく機会を広げて行きたいと願っています。
ご賛同いただける皆さまにお力添えいただきたく、心温かいご支援をよろしくお願いいたします。
< 目標金額 >
700万円
< 資金使途 >
・金沢町家のリノベーション費
(外装改修費/内装改修費/トイレ/キッチン等の機器購入費)
・クラウドファンディング手数料
※本プロジェクトの資金は、株式会社ミッションズが受け取り、プロジェクトにおける会計管理をいたします。
※本プロジェクトはAll in形式です。支援総額が期日までに目標金額に届かなかった場合でも、目標金額分を自己負担するなどして、必ず上記の実施内容の通り実行致します。
私たちの盛りだくさんの思いを、「金沢R不動産」を主宰する小津誠一さんが中心となる「E.N.N.」のみなさんが、ひとつのリノベーションプランにギュッとまとめてくださいました。
なお、誰もが安心して集えるように、
・玄関にはスロープを配置
・建物内は畳からフローリング仕様に変更
・車椅子も入れる多目的トイレを含めて、オールジェンダー・トイレを3つ設置
することにしました。築100年以上の金沢町家にできることの限界はありますが、訪れてくださる方々からのアドバイスをもとに、少しずつ、できることをアップデートしていきたいと思っています。
金沢町家の内装。既存の襖や扉などは活かしつつ、車椅子でも移動できるフローリング仕様に変更予定です。
いっしょにつくろう!「金沢にじのま」
「金沢にじのま」は居場所でありながら、様々なワークショップやイベントを主催したり、社会活動をしている団体などと共同で企画を実施していければと考えています。
その第一弾は、「いっしょにつくろう、金沢にじのま」です。
9月16日(金)から19日(月祝)にて予定している「金沢プライドウィーク2022」の開催期間中もしくは、開催直後に、リノベーションをしている金沢町家を内覧して、「金沢にじのま」をどうやって活用していくのが良いかを、みんなで井戸端会議する場を計画しています。
また、内装のペンキ塗りなども、みなさんといっしょに体験する機会をもてたらと思っています。
このほか、福祉施設に在籍する知的障害のある作家とアートライセンス契約を結び商品化し、福祉を起点に新しい文化創造を行う株式会社ヘラルボニーとの共同ワークショップや、金沢大学の堤敦朗教授や先端観光科学研究センターと協働して、新しいインクルーシブ・ツーリズムについて考えるプロジェクトなども企画、検討しているところです。
詳細は、今後の「新着情報」などでも発信していきます。多くの皆さんにご参加いただけたら嬉しいです。

「誰も取り残されない」多様でインクルーシブな金沢へ。
「金沢にじのまプロジェクト」では、NPOや専門家、企業、教育機関などの人たち、伝統工芸・音楽・アート・デザインなどの国内外の多様なクリエイティブな人たちが、立場やセクターを超えてオフライン・オンラインで対話し協働できる、Diversity(多様性)・Equity(公平性)・Inclusion(包摂性)を柱とした、コミュニティ・ハブのようなところになることを目指したいと思っています。
日本全国のまちで、プライドパレードが開催されるのと同時に、LGBTQ+や多様な方々にとっての居場所づくりについても、それぞれの地域の特性を活かし、それぞれのアプローチでトライアルが進んでいます。
現在、プライドハウス東京や日本各地でLGBTQ+に関する居場所づくりを行う団体がオンラインで集い、定期的に情報交換をする場も設けています。
「金沢にじのま」が始動した際は、ぜひ、ネットワークに参加して、各地での取り組みでの学びを北陸でも活かせるようにできればと思っています。
また、北陸のような保守的なまちで、LGBTQ+やアライに加えて多様な人たちとの協働を進めていく上で発見し、学んだことを、全国にシェアする機会も積極的につくっていく予定です。
LGBTQ+のことに関しては、東京などの多様な人たちが多く混ざって暮らすのが可視化された都市圏と、人口が少なく保守的で多様性が見えなくされている地域とのギャップが広がっています。
本プロジェクトの立ち上げを機に、私自身、東京と金沢の二拠点生活をはじめました。そして、今後はその比重を金沢に移して、取り組みたいと思っています。北陸の金沢に常設の居場所をつくりあげるのは、それくらい、大変なことだと感じています。
でも、だからこそ、いま、必要な居場所なのです。ぜひ、ご支援いただけると嬉しいです。よろしくお願いいたします。
応援メッセージ
小室 礼子・岡田 千央美
飲食店経営 / 金沢市パートナーシップ宣誓第1号
自分の性やジェンダーについて誰にも話せずモヤモヤとしていた頃、にじのまのような居場所があればと思っていました。全国にパートナーシップ制度が広がり、理解が進んでいますがまだまだ性やジェンダーについての悩みを誰にも言えずに抱えて居る方もたくさんいます。
誰もが自然体で居れる場所がにじのまから地域全体にそして日本中に広がれば良いなと思います。保守的な街、金沢にこそ常にある事、身近にある事が大切です。いろんな人と自然体で繋がれる場所をみんなで作りましょう!!応援よろしくお願いします。
齋藤 みどり
石川県立高校教員
私は高校で教員をしています。今年で定年退職となります。LGBTのTとして、金沢で生きていくことは、なかなか大変でした。言葉を誰かと共有することができなかったからです。金沢の人は「よそ様」の目を気にします。そして異質なものを排除することで周りに溶け込む振りをするから。
でも、ここ数年で随分変わりました。月一回のにじのまカフェができたり、LGBTQ+のパレードが始まったり。
マイノリティーに悩んでいる皆さん。孤立してはいけません。孤立すると心に闇がはびこります。自分以外のマイノリティーと出会いましょう。マイノリティーも多様です。
マイノリティーではない皆さん。マイノリティーに会いに来てください。きっと世界が開けます。
金沢が風通しの良いまちになりますように。そんな願いを込めて「金沢にじのま」を応援します。
小津 誠一
有限会社E.N.N.代表
人と違うことに価値がある。
僕は、ずっとそう考えて信じてきたし、時には小さく、時には大きく違いのある場づくりをするために、個性的不動産セレクトショップとして金沢R不動産を開業し、個性的なお店づくりに自ら挑戦し、時代遅れの古い町家や中古ビルのリノベーションに取り組んできた。
権さんから、そんな僕に「ちがい」を「ちから」に変える居場所づくりの相談をいただいた。それは、もう「やるしかない!」という機会だと感じたし、心から応援したいと考えて、このプロジェクトに参加することに。そんな場づくりを実現させる為にも、みなさんの「ちから」をお願いします!
堤 敦朗
金沢大学 融合研究域教授 / 金沢大学先端観光科学研究センター 副センター長
金沢大学先端観光科学研究センターは、新しい観光を「全ての人々が、いつでも、快適に、安全・安心に、観光を楽しめる共存社会の実現」と捉えて最先端技術をも駆使した研究を行っています。
歴史をさかのぼると、1948年12月10日に国連総会で世界人権宣言が採択されました。前文には、「人類社会のすべての構成員の固有の尊厳と平等で譲ることのできない権利とを承認することは、世界における自由、正義及び平和の基礎である」と記述されています。私たちが平和であるためには、自分自身が自由であるためには、そしてそのためには全ての人が自由と平等をもつことです。
ユネスコ憲章にはこうかかれています。「戦争は人の心の中で生まれるものであるから、人の心の中に平和のとりでを築かなければならない。」私たちの争いは自然発生したものではなく、私たちのこころから生まれたものです。
この施設が人々の心の中に平和の砦を築く場所になること、期待しています。
乙武 洋匡
作家
LGBTQ+に関しては少しずつ理解が広がりつつありますが、まだ地域による格差も大きいのが現状です。地元での理解を得ることが難しかったために上京し、その後も地元に帰りづらいという当事者の話も多く聞いてきました。
もしも地元に仲間がみつかり、自分らしくいられる場所が得られれば、彼らの人生にも選択肢が生まれます。今回のプロジェクトがそんな居場所づくりの実現につながることを信じています!
小島 慶子
エッセイスト / タレント
「故郷を安心して戻れる街にしたい」と、金沢から変化を起こそうとしている人たちがいます。松中さんとのご縁から、私も昨年の金沢プライドウィークに参加しました。そのときお邪魔した町家でのにじのまカフェでは、いろいろな出会いがありました。
市内の便利な場所に、いつでも気軽に来られる常設の居場所があれば、地元ではあまり人と繋がれない人や、新しい仲間との出会いを求める人たちの輪が広がるでしょう。その輪が北陸から全国へと広がって、人との違いを尊び互いに学び合う、開かれた社会が育つといいなと心から思います。ぜひみなさんも、この取り組みを応援してください。
杉山 文野
NPO法人東京レインボープライド 共同代表理事
多様な誰もが、自分らしく暮らし、働き、遊び、集えるような場所をつくろう!と、神宮前2丁目にirodori/カラフルステーションをゴンちゃんやみんなと共に作ったのが2014年。渋谷区とはいえ当時はまだ街中でレインボーフラッグを見かける機会などほとんどない時代でした。
それでも集える「場」ができたことによって、全国のLGBTQ+当事者をはじめ、行政、企業、NPOなど様々な関係者から地元のおじいちゃんおばあちゃんまで、連日多くの方が足を運んでくれました。時にはお酒を交えながら交流することで自然と互いの理解も深まり、その輪が波及して行く。
みんなが集える場所があるって本当に大切なことなんだなと感じています。誰もが自分らしく過ごせる居場所を金沢に、そして全国に広がりますように!
コロン えりか
ソプラノ歌手/ホワイトハンドコーラスNIPPON芸術監督 /
金沢で世界初演したオペラ《禅〜ZEN〜》にも出演
金沢にじのまプロジェクトを心から応援します♪
私は10歳の時来日し、通っていた小学校で初めての「ハーフ」としてマイノリティであることを経験しました。子どもなのに未来はないかのように感じらた日々。それでも生き続けられたのは近所のおばさんが「おはよう」「おかえり」と、声をかけてくれたからです。たった一言の挨拶、たった一つの微笑みで人は一歩を乗り越えられる時があります。
今私は障がいのある子を含む、多様な子どもたちとホワイトハンドコーラスという活動をしています。本来の自分を解き放てる場では次から次へと面白いアイデアが生まれます。新しいコミュニケーションや創造の場として金沢にじのまで始まる出会いを楽しみにしております!
中宮 千里
森八 若女将
金沢は古くからの町並が残っている地方都市の一つです。地域に長く根付いた特有の習慣があり、LGBTQ+への理解はまだまだなのかも知れません。今回、金沢の町屋「金沢にじのま」がその理解への大きなきっかけとなりますよう願っております。
誰かの「ちがい」を理解し合うことが自分や自分の子どもたちにとっても今よりも住みやすい町になっていく、人を想い合う心の和が広がると素敵ですね。
また、金沢は沢山の観光資源に恵まれた観光都市でもあります。私ども和菓子屋にも沢山の観光客がいらっしゃいます。そんな観光客の中にも様々なマイノリティーの方がいらっしゃいます。
“どなたでも楽しめる町、金沢″を目指し、私たちも協力していきます。
若岡 真紀
株式会社若岡和奏 代表取締役/伝統工芸ディレクター
私は、石川県の伝統工芸をプロデュースする会社を経営しています。理念は、凝り固まった概念を柔軟にし、新しい道を切り開くこと。その為に邁進している中、権さんのお話を聞いて、私の中で足りなかったパーツが見つかった瞬間を感じました。
幼い頃の私は「普通」という言葉の縛りに苦しんでいました。しかしそれは私の個性なので、無くそうと考えたことはありません。辛かった時期は当然ありますが自分の軸をぶらさずに生きていると、理解者や応援してくれる人が増え、「少数派」だった私は、今では沢山の方と一緒に、夢ある仕事をしています。
理解者に出会うことは大変困難です。そのハブとして大活躍すること間違いなしの「金沢にじのま」を応援し、一緒に金沢を夢とチャンスが溢れる街にしましょう!
|プロジェクトに関するご留意事項
・本プロジェクトは目標金額の達成有無にかかわらず、支援をした時点で申し込みが確定し、その後のキャンセルはできませんのでご注意ください。
・支援完了時に「応援コメント」としていただいたメッセージは、本プロジェクトのPRのために利用させていただく場合があります。
・本プロジェクトのリターンのうち、【お名前掲載】に関する条件の詳細については、こちらから「命名権、メッセージの掲載その他これに類するリターン」の項目をご確認ください。
・ご支援に関するご質問は、こちらをご覧ください。
- プロジェクト実行責任者:
- 金沢にじのまプロジェクト(代表:松中 権)
- プロジェクト実施完了日:
- 2022年12月31日
プロジェクト概要と集めた資金の使途
金沢市竪町商店街にある金沢町家をリノベーションし、多様性に富みインクルーシブなコミュニティ・スペースをオープンする。
リスク&チャレンジ
- プロジェクトを実施する上で必要になる資格や許認可について
- プロジェクト実施のためには、食品衛生法上の営業許可証が必要となります。11月15日までに保健所にて取得予定です。
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プロフィール
石川県の金沢市で、LGBTQ+などの性的マイノリティについての理解を広げる取り組みや定期的な居場所づくり、北陸初のプライドパレード の企画運営を行う「一般社団法人 金沢レインボープライド」のメンバーが中心となり、不登校や学習に困難のあるユース向けの活動をする人、障害の有無にかかわらず心地よく暮らせるまちづくりをする人、映像ディレクターやデザイナーなど、多分野の有志が参加しています。金沢のどこからもアクセスの良い竪町商店街の近くにある、築100年以上の金沢町家をリノベーションし、LGBTQ+をはじめとする多様な人たちが自分らしく安心して集い、様々な活動をする方やクリエイターなどと交流できる、常設の居場所「金沢にじのま」を立ち上げることを目指しています。
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リターン
5,000円+システム利用料
応援コース5,000円|「金沢にじのま」にお名前掲示
●お礼のメール
●「金沢にじのま」内にあるネームプレートに、お名前を掲示します。
- 申込数
- 119
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2022年12月
10,000円+システム利用料
応援コース1万円|「金沢にじのま」にお名前掲示
●お礼のメール
●「金沢にじのま」内にあるネームプレートに、お名前を掲示します。
- 申込数
- 64
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2022年12月
5,000円+システム利用料
応援コース5,000円|「金沢にじのま」にお名前掲示
●お礼のメール
●「金沢にじのま」内にあるネームプレートに、お名前を掲示します。
- 申込数
- 119
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2022年12月
10,000円+システム利用料
応援コース1万円|「金沢にじのま」にお名前掲示
●お礼のメール
●「金沢にじのま」内にあるネームプレートに、お名前を掲示します。
- 申込数
- 64
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2022年12月
プロフィール
石川県の金沢市で、LGBTQ+などの性的マイノリティについての理解を広げる取り組みや定期的な居場所づくり、北陸初のプライドパレード の企画運営を行う「一般社団法人 金沢レインボープライド」のメンバーが中心となり、不登校や学習に困難のあるユース向けの活動をする人、障害の有無にかかわらず心地よく暮らせるまちづくりをする人、映像ディレクターやデザイナーなど、多分野の有志が参加しています。金沢のどこからもアクセスの良い竪町商店街の近くにある、築100年以上の金沢町家をリノベーションし、LGBTQ+をはじめとする多様な人たちが自分らしく安心して集い、様々な活動をする方やクリエイターなどと交流できる、常設の居場所「金沢にじのま」を立ち上げることを目指しています。