支援総額
目標金額 5,000,000円
- 支援者
- 133人
- 募集終了日
- 2024年5月31日
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- 総計
- 183人
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- 現在
- 3,647,000円
- 支援者
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- 残り
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- 現在
- 25,511,000円
- 支援者
- 1,010人
- 残り
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- 現在
- 4,020,220円
- 寄付者
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- 残り
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#医療・福祉
- 現在
- 16,841,000円
- 寄付者
- 860人
- 残り
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#地域文化
- 総計
- 119人
プロジェクト本文
第一目標達成の御礼とネクストゴールについて
この度は歓喜寺のクラウドファンディングを応援いただき、誠にありがとうございます。
4月8日からスタートした本プロジェクトは皆様のご支援のおかげで、5月21日に第一目標の500万円を達成することができました。
歓喜寺として初めてのクラウドファンディングの挑戦だったため、本当にご支援をいただけるのか不安な気持ちもありました。しかし今まで支えてくださった方も、初めて歓喜寺を知っていただいた方からもあたたかい応援のお言葉を頂戴することができ、本当に嬉しく思っております。それと同時に、歴史ある上・中・下品堂を良い形で守り抜き、後世に伝えていく責任も改めて感じております。
上品堂の修繕には少なくとも700万円の資金が必要です。そのため、ネクストゴールを700万円と設定し、最終日の5月31日まで引き続きご支援のお願いを続けさせていただきたく存じます。
上品堂、中品堂、下品堂、どれも欠かすことなく後世へ繋いでいくため、引き続きのご支援と応援をなにとぞよろしくお願いいたします。
合掌
5月21日追記
<5/16時点での支援者数 181名>
※システム上での支援者人数およびリターン支援者数は、直接お預かりしたご支援を人数どおり反映ができず、実際の人数と異なります。そのため、実際の支援者様の総数をこちらに表示しております。多くの皆さまからのご支援に、心から御礼を申し上げます。
上・中・下品堂をひとつも欠かすことなく
守り繋いでいきたい。
歓喜寺は和歌山県有田郡にあります古刹で、寛和2年(986)に恵心僧都源信(えしんそうずげんしん)が創建したと伝わっております。
当寺には上品堂中品堂下品堂という3つの建物があります。これらは江戸時代に建てられたもので、、また3つが揃って現存しているのは全国に2箇所しかないと言われています。その中でも山の上下に分かれて立っているのは歓喜寺だけと伝えられています。
当寺としても大切に守り抜かなければならない貴重な建物ですが、老朽化により倒壊の危機に直面しています。なんとかこの危機を乗り越えたく、特に傷みの激しい上品堂の修繕を決意いたしました。
しかしお檀家さん方とのつながりも以前より薄くなりつつある今、当寺の財源だけでは費用をまかないきれないのが現状です。そこでクラウドファンディングを通じて広くご支援を募ることといたしました。
歴史的にも貴重な上品堂・中品堂・下品堂を揃ってこの地で守り繋いでいくため、歓喜寺にお力をお貸しください。あたたかいご支援をお願いいたします。
合掌
歓喜寺住職 石井美佳
ご挨拶
歓喜寺の住職を務めております、石井美佳と申します。ページをご覧いただきありがとうございます。
歓喜寺は寛和2年(986)恵心僧都源信が創建したと伝わる古刹です。鳥獣戯画で著名な世界遺産の京都高山寺を開いた明恵上人(みょうえしょうにん)の生誕地に隣接し、上人没後には弟子の喜海(きかい)が再興し、歓喜寺と名付けました。
江戸時代には浄土教の九品思想に基づき、上品堂・中品堂・下品堂が建立され、千体仏の造像が行われるなど、浄土教の聖地として伽藍設備が進みました。当寺には、重要文化財の阿弥陀如来坐像や地蔵菩薩坐像や、県指定文化財の建造物など貴重な文化財が伝えられており、この歴史ある寺を守り、後世に伝えることに使命を感じております。
―私が住職になるまで
私は小学一年生の時、黒谷金戒光明寺にて得度(とくど)を受けました。僧侶資格取得のため佛教大学に入学。大学三回生の時に、知恩院にて伝宗伝戒道場を満行し、僧侶資格を取得しました。そんな中、前住職でもある父が大学三回生終わりに急死し、大学四回生より何も分からない状況で住職の認証を受け、住職を継ぐこととなりました。
祖父も別寺院の住職を務めておりましたが、病気のため職務ができず、現在は祖父の寺も見ながら住職を務めさせていただいております。師僧がいないため、他のお寺さんや家族、お檀家さんに支えていただきながら、日々精進しております。
上品堂が倒壊の危機に
浄土教の九品思想に基づき、江戸時代に上品堂・中品堂・下品堂が建立されました。これらが建立されたことにより、浄土教の聖地として伽藍設備が整ったとされました。そのため上品堂・中品堂・下品堂は歓喜寺には欠かせない建物であり、現在に至るまで、大切に受け継がれてまいりました。
しかしながら江戸時代に建てられた建物であるため、それぞれ傷みが激しく、特に上品堂は白蟻の被害もあって腐朽や破損が進み、倒壊の危機に瀕しています。
奇しくも去年、明恵上人が生誕されて850年という節目の年を迎えました。上品堂をなんとかしなければという思いの中、どうにか修繕して後世に遺すことはできないものかとお檀家さんと話し合ってきましたが、修繕にかかる費用は約700万円。わずか50件余りのお檀家さんの寄付では膨大な修繕費用を捻出することができず、途方に暮れていました。
そんな時、西山厚先生(帝塚山大学客員教授)が当寺を訪問くださり、「上品堂、中品堂、下品堂が揃って残されているのは、日本でたったの2ヵ寺しかない。山の上下に建っているのは歓喜寺だけかと思われる残すべきだ」という力強いお言葉に後押しされ、クラウドファンディングに挑戦することを決意しました。
上・中・下品堂を
ひとつも欠かすことなく守り繋いでいきたい。
今まで当寺にかかる修繕費は、お檀家さんからの寄付で賄っていました。しかし最近では世代が変わってきたこともあり、疎遠になるお檀家さんが増え、寄付を募ることが難しくなってきました。そのため、クラウドファンディングを通じて広く皆様の力をお借りして、大切な建物を後世に繋いでいくために必要な修繕費を募らせていただくことを決意いたしました。
●工事総額:約700万円
●第一目標額:500万円
●完成時期:2025年12月末まで
上品堂は歓喜寺の裏手に位置していて、急な斜面を登る必要があります。そのため、このままでは機材の搬入などが難しく、まずは工事ができるように道を作るなど、できる範囲でコツコツ準備を進めております。
由緒ある歓喜寺を
後世につなぐためにご支援を。
このプロジェクトが達成し、上品堂が修繕できた暁には、境内にある上品堂に登る階段の補修、上品堂から中品堂に繋がる道路工事費に対してもご支援を呼びかけていきたいと考えています。
またご支援金だけでなく、上品堂・中品堂・下品堂が揃っているのは全国に二ヵ寺しかなく、その一ヶ寺が歓喜寺であること、そしてその歓喜寺には重要文化財二体とその他貴重なものがあるということを、全国のみなさんにも知ってもらいたいです。そしてゆくゆくは当寺存続のためお檀家さんが増えていくと大変嬉しく、心強く思います。
歓喜寺の開山堂である上品堂は、歓喜寺にとってもお檀家さんにとっても地域にとっても大切な建物であります。寺存続のためにも今回クラウドファンディングに挑戦し、無事成功させて後世に由緒あるこの歓喜寺を残していきたいと考えています。皆様のあたたかいご支援をよろしくお願いいたします。
応援メッセージ
大河内智之様
奈良大学文学部文化財学科准教授。専門は日本美術史、日本彫刻史。博士(文学)。高野山や熊野三山、有田川流域、紀の川流域など多数の仏像調査を通じて、仏像から地域史を読み解く研究を進める。全国の仏像公開や展覧会の情報を提供するウェブサイト「観仏三昧」(http:/www.kanbutuzanmai.com/)を主催。
歓喜寺は、高僧明恵上人(1173~1232年)の生誕地に、没後その遺徳をしのび、弟子喜海(1178~1250年)が建長元年(1249)に建てた寺院です。当初は華厳宗寺院で、地域の武士団湯浅党のうち阿弖川氏の一門の菩提寺でもあったようですが、湯浅党の没落後、戦国時代の末頃には浄土宗に転宗したようです。その後江戸時代の初めに歓喜寺に入山したのが瑞応素川(ずいおうそせん)です。
瑞応素川は延宝2年(1674)、歓喜寺に下品堂(和歌山県指定文化財)を建立し、元禄2年(1689)ごろにはその本尊である石垣千体仏を安置するなど伽藍の設備を行いました。そうした伽藍整備と連動して歓喜寺縁起の編纂も行ったとみられます。歓喜寺縁起には明恵の話はみえず、平安時代に浄土信仰を隆盛させた立役者の一人、恵心僧都源信の一代記といえる内容で、源信が『往生要集』を著した寛和元年(985)、熊野へ参詣する途中に在田(有田)にたどり着いたところ、歓喜寺のあたり、阿弥陀峯にて阿弥陀衆生来迎を目にし、歓喜して念仏を修し、伽藍を建てたと語ります。
瑞応素川は、念仏の祖である源信の威光に最大限の敬意を払い、開山として仮託することによって浄土宗寺院としての歓喜寺の再スタートを果たし、現在の寺観の礎を築いたのです。その文中には下品堂建立について「漸一宇を立て下品と号す、此処彼来迎の山の麓平にして筵をのへたるかことし、前に池水あり、池中に道を通し是を八功徳地とす、千仏の弥陀の尊容を刻み、化仏来航の儀式を思ひしらしむ、世に是を千体仏と崇め奉る」と記し、さらに重ねて「上品を来迎の嶺にたて、中品を南の瓦上にうつす。玉甃軒をならへ、宮殿楼閣雪に続き、粧には鈴をかけ、玉の階七宝の吊柱二十九種の荘厳玉をみかき、音の煙うるはしく、灯の影鮮なり」と記して、下品堂に対応する上品堂、中品堂の存在を示しています。歓喜寺にとって、とても重要な堂舎であることがうかがえます。
重要文化財の阿弥陀如来坐像を本尊としてきた上品堂は、現在老朽化が著しく進み、人が立ち入るのも危険な状況となっています。このたびその修繕の志を寺檀のみなさまが立てられました。浄土宗寺院としての歓喜寺の信仰を象徴する堂舎が、無事建立されることを心から願い、この事業の取り組みに賛同し、みなさまの結縁を心より呼びかけるものです。
西山厚様
奈良国立博物館名誉館員/帝塚山大学客員教授
明恵上人が生まれた吉原遺跡から歩いてもすぐのところに歓喜寺はあります。お寺の伝えでは、平安時代に『往生要集』で名高い源信僧都が創建し、鎌倉時代に明恵上人の弟子の喜海が中興したといいます。明恵上人は「お釈迦さまは衆生を歓喜させるためにこの世に現れた」と書いています。明恵上人の誕生を歓喜して中興されたようにも思われて、明恵上人が大好きな私は、歓喜寺も大好きになってしまいました。
歓喜寺には不思議なお堂があります。上品堂、中品堂、下品堂です。人は上品、中品、下品に分けられ、それぞれがさらに上生、中生、下生に分けられると経典に見えています。つまり、人は上品上生から下品下生までの9ランクに分けられますが、どのランクであっても阿弥陀仏は救ってくださるそうです。上品堂・中品堂・下品堂の3つの建物があるお寺としては、東京の九品寺が知られていますが、そこでは境内に横並びに建っており、3つのお堂が山の上下に分かれて建っているお寺は、全国でも歓喜寺だけかと思われます。とても貴重です。
しかし、そのために、維持管理が難しくなっています。先年、下品堂が改修されてさまざまな発見がありましたが、上品堂は気の毒な状態のままです。多くの方々の浄財で上品堂を修復して、関係の方々ばかりではなく、源信僧都や明恵上人や喜海法師にも歓喜していただけることを願っています。
ご留意事項
●本プロジェクトでのご支援は税制控除の対象になりませんのでご注意ください。
●返礼品の各種企画について、修復工事の進捗状況や、天災や新型コロナウイルス感染拡大等の社会情勢の変化により、中止・延期・内容の変更等が生じる可能性がございます。万が一中止・延期・内容変更となった場合も、いただいたご支援金は返金いたしかねますので予めご了承ください。
●本プロジェクトのリターンのうち、【お名前掲載】に関するリターンの条件詳細については、こちらのページの「命名権、メッセージの掲載その他これに類するリターン」をご確認ください。
●第一目標金額達成後の返金・キャンセル・リターンの変更等は一切できませんので、ご承知の上ご支援ください。
●返礼品選択時にご回答いただく質問項目へのご回答は、支援確定後一切変更できませんのでご注意ください。
●支援完了時に「応援コメント」としていただいたメッセージは、本プロジェクトの新着情報やSNS等発信などに利用させていただく場合があります。
- プロジェクト実行責任者:
- 石井美佳(歓喜寺住職)
- プロジェクト実施完了日:
- 2025年12月31日
プロジェクト概要と集めた資金の使途
上品堂の修繕
リスク&チャレンジ
- プロジェクトに必要な金額と目標金額の差額について
- 自己資金で補填
あなたのシェアでプロジェクトをさらに応援しよう!
プロフィール
あなたのシェアでプロジェクトをさらに応援しよう!
リターン
10,000円+システム利用料
御燈明消し
●御燈明消し
お仏壇にあるろうそくやお線香を消すためのものです。
●お礼のお手紙(こころを込めたお礼のお手紙をお送りします)
●上品堂にお名前掲示(希望制・ご本名のみ)
- 申込数
- 21
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2025年12月
20,000円+システム利用料
クラウドファンディング限定御朱印
●クラウドファンディング限定御朱印
●お礼のお手紙(こころを込めたお礼のお手紙をお送りします)
●上品堂にお名前掲示(希望制・ご本名のみ)
- 申込数
- 29
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2025年12月
10,000円+システム利用料
御燈明消し
●御燈明消し
お仏壇にあるろうそくやお線香を消すためのものです。
●お礼のお手紙(こころを込めたお礼のお手紙をお送りします)
●上品堂にお名前掲示(希望制・ご本名のみ)
- 申込数
- 21
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2025年12月
20,000円+システム利用料
クラウドファンディング限定御朱印
●クラウドファンディング限定御朱印
●お礼のお手紙(こころを込めたお礼のお手紙をお送りします)
●上品堂にお名前掲示(希望制・ご本名のみ)
- 申込数
- 29
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2025年12月