「知らない」と言われたその子も、誰かの隣で生きていました。#12

【蟹江町1/3TNRM活動報告】《一般社団法人 蟹江町地域猫の森》
　2025年10月11日　

 

ふいに出会った、白猫の女の子。

 

地域でごはんをあげてくださっている方々に
何日もかけてお聞きしましたが、
「こんな汚い子、知らない」と言われました。

 

 

オッドアイの白い毛。
本当なら、とてもきれいな子のはずなのに…。

 

外で暮らす猫たちの中には、
“特定の子だけをかわいがられる”現実があります。
それ以外の子たちは、ほかの子たちが残した
おこぼれをもらいながら、静かに生きている子もいます。

 

外の世界で生きる猫たちの命は、
人の優しさや無関心によって、
その行く末が大きく変わってしまいます。

 

私たちは、避妊去勢手術を終えた猫たちを
「1代限りの命」として地域で見守るTNRM活動を行っています。

手術の前には、必ず餌やりさんにこう伺います。

 

「このまま地域猫として見守ってくださいますか？」

 

 

その“はい”の一言が、猫の未来を変えるのです。

 

手術を終えた子たちは、
もう新しい命を生みません。
それでも、この町で“1代限りの短い命”を
穏やかに生きていけるように──。

 

手術をしたら、食べる権利があります。
そして、外で暮らす猫たちには、
安心して眠れる寝床と、
清潔に過ごせるトイレも必要です。

 

それらを整えることが、
地域猫として生きるための大切な環境づくり。
人と猫が共に暮らす町をつくる第一歩です。

 

この白猫の女の子も、
そんな中で懸命に生き抜いてきたのでしょう。

 

猫風邪がひどかったため、
手術の際に抗生剤の注射も行いました。
今はボランティアさんのもとで、
穏やかに過ごしています。

 

空のように透きとおるオッドアイ。
その瞳に願いをこめて──「ソラちゃん」と名づけました☁️🐾

 

これからは、
心から安心できるおうちで、
穏やかに過ごせますように。

 

 

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クラウドファンディングが始まってから、
たくさんの温かいご支援や応援の言葉をいただいています。
本当にありがとうございます。

 

皆さまの想いが、確かに猫たちへ届いています。

 

外で生きる子たちは、
避妊去勢手術を終えて「1代限りの命」となります。
けれど、そこで終わりではありません。

 

手術をした子には、
ごはんを食べる権利、
安心して眠れる寝床、
そして清潔なトイレが必要です。

 

人と猫が共に生きていくために──
私たちは、地域と協力しながら、
少しずつ環境を整えています。

 

まだ道の途中ですが、
皆さまのあたたかいお気持ちが大きな力になっています。

どうか引き続き見守ってください。

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一般社団法人 蟹江町地域猫の森

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