ハレとケ

自分語りをお許しください。。

お話したことがある方も沢山いらっしゃいますが、私は１９歳の時（今から３０年近く前）、岐阜の両親の離婚、父の事業の失敗（正確には事業そのものではなく、共同経営者の破産夜逃げによる他人の借金、手形保証人）、妹の家出、、と、文字通り“帰る場所が無くなる”という経験をし、大学は奨学金とアルバイトで繋ぎ、卒業後は返済と自立の為直ぐに就職しました。

幸い出会えた奥さんが見捨てないで支えてくれて、子供も持てました。
これ以上求めるものは無い程恵まれておりますが“帰る場所が無い”状態に変わりはありません。。

特別寂しいと思う暇もない３０年でしたが、父が倒れたり、両親共に歳老いていくのを感じるほど、家族がバラバラであることに切なさを感じるようになりました。

、、しんみりした話をしたかったのではないのです。

今こうして神子原に受け入れていただき、家族になっていただき、地域における役割も頂き、、
何より“帰る場所”が私達家族にもたらされているということ。

『感謝』の日々です。

地域全体は（いや日本の地方全体が）少しずつ、確実に弱って、機能を失っていきます。

私たちが出来るのは「商業を成り立たせて交流人口を増やして産業を創出する（移住やUターン受け入れも）、沢山の神子原ファンに『おかえり！』『ただいま！』と声を交せる関係づくり。

「クラウドファンディングはお金が絡むから嫌い」と言われる方もわずかにいらっしゃいます。

お相手の状況も構わずいきなり電話をかけるのに近い“一方的（ある種個人的な動機）な呼びかけ”である面もちゃんと認識しています。。

一方的に親しみを押し付けるつもりもありませんが、家族からの知らせを（声はダルそうにしても）心底嫌だと思う人は居ないと、むしろ、いつでも一瞬で時間を飛び越えて繋がる親友のように“受け入れ合う関係”こそが、今の社会からどんどん失われているものだという気がしてなりません。

さて、少し堅苦しい話になってしまいましたが、人生には【節目】と言えるものが何度か訪れます。

私はクラウドファンディングを行なってみて、繋がりが薄らいでいく人たちと、またふわっと、、あるいはがっしりと繋がれる「グリーティングカード」みたいなものだと認識しています。

すぐにゴミ箱に捨てられる事も、他の広告と同じにスルーされる事も、さもありなん。

ただ、ご案内をしなかったら消えてしまっていた繋がりが、お金が血液のような物だとすれば『血が通う関係』へと変わりうる“親しみを込めた手紙”だと思うのです。



あと4日。

続いて6月中ばからは他社になりますが「予約権利の割引先行販売」のクラウドファンディングも開始予定です。


当ready forでの『支援型』ファンディングはリターン割合は少ないかもしれませんが、上記の関係性の意味合いからすると「親しさと繋がりの共有」で、後者は「お得なお買い物」というドライ、かつ実利的なものになります。


4日。既にご支援頂きました方へもネクストゴールに向けた追加支援を賜れましたら幸いです‼︎