みんなに寄り添うPR犬（２０２３／０７／２９）

　ユーザーが安全に安心して歩くために、「ユーザーと一緒に行動している盲導犬には、声をかけたり、じっと見つめたり、触ったりしないでください」と、私たちは皆さんにお願いしています。

　盲導犬の犬たちは、ユーザーに限らず、人との触れ合いが大好きな性格のため、自分に関心をもってくれる人が近くにいると、そちらに気を取られてしまうことがあります。そうなるとユーザーが安全に歩くことがむずかしくなるため、私たちはイベントや街頭募金活動のときには、皆さんに「盲導犬ではなく、ユーザーに声をかけてくださいね」とお願いしています。

　一方で、私たちは実際の犬たちを見て、犬たちとコミュニケーションをとってもらうことが、ユーザーや盲導犬のことに関心をもっていただく近道と考えていますから、イベント会場や街頭募金活動では、その役割を担うＰＲ犬たちを同伴します。そのＰＲ犬たちが、会場に来てくださった多くの皆さんに「寄り添う」お仕事をしてくれます。

　現在、当協会ではラブラドール・レトリバーのイエローとブラック、ゴールデン・レトリバーの計４頭の犬たちがＰＲ犬として活躍しています。