プロジェクト概要

サラリーマンが挑む「世界初の扇子」の開発

 

⇒『かはほりあふぎ』の仕様詳細

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初めまして。世界的デザイナー、ルイジ・コラーニ代理人の乙井一貴と申します。普段は製薬会社でマーケティングの仕事をしていますが、日本の生態系を護り生活文化を未来に伝える非営利活動組織NODとしても活動しています。2009年の秋、私はコラーニ教授に扇子のデザインを依頼したのですが、送られてきた画には私たちの常識を覆すデザインが描かれていました。あれから6年。多くの方々に協力頂きながら、この左右非対称の親骨を持つ世界初の京扇子を「かはほりあふぎ(読み方:かわほりおうぎ)」として形にし、具現化までもう一歩のところまでこぎ着けました。

 

私は、このプロジェクトに取り組む過程で、扇子が日本の文化や美意識の重要な役割を担っていることを改めて実感すると共に、国産扇子産業が直面している様々な危機を目の当たりにします。そして、2011年の東日本大震災をきっかけに「コラーニの扇子を作りたい」という自身の思いつきから始まった取り組みを、京都の扇子産業の活性化に貢献できるように、また私たち生活者の価値観に働きかける内容になるように、京扇子や国産扇子の話題づくりの視点で再考することに致しました。

 

斬新なコンセプトの扇子を世に送り出すためには金型費、制作費等で220万円が必要です。伝統的な京扇子と独創的なデザインが融合した「かはほりあふぎ」を実現するために、そして衰退している国産扇子産業を救うために、どうか皆さん、お力を貸してください!

 

(美しい扇子をデザインしていただきました)

 

(イタリア・ミラノにて実行者の乙井とコラーニ教授)

 

 

あなたは今年、扇子を買いますか?

 

平安期の日本で発明され1200年以上の歴史がある扇子が、国内で生産できなくなる危機が迫っています。特に扇子産業の中心である京都でこの問題が顕在化しており、生産本数はこの15年ほどの間に1/5以下まで落ち込んでいるそうです。

 

理由の一つは、「海外生産の常態化と生活者の低価格扇子の受容」です。1990年代以降、安価な扇子を大量に供給するために扇子産業は中国での生産にシフトするようになり、やがて使い捨ての抵抗感を伴わない安価で簡素な作りの扇子を、誰もが手軽に100円均一ショップで入手できる国内の市場環境が形成されます。私たちが昨年実施した約2000人のアンケート調査でも、若い女性を中心に100均扇子を受容しているデータが確認できました。

 

(蝙蝠に見立てた漆黒の扇。純日本製です)

 

一方で、国内の生産現場では次のような問題がよく話題に上ります。

 

 ①職人の高齢化および減少
 ②国産品の需要低下に伴う上質な竹素材の減少
 ③扇骨・和紙など部材供給元の経営不安定化
 ④若い世代に技術が継承されない

 

特に職人の高齢化と若い世代の技術継承者不足は深刻な問題です。私たちは日本の文化や美意識にも関わる扇子が直面する危機に立ち向かうべく、「かはほりあふぎ」の開発を皮切りに、国産扇子の需要喚起と扇子産業の活性化、産業の未来への継承の手掛かり探しに努めていきたいと考えています。

 

(お二人のお陰でここまで来れました!)

 


「いつまでも使い続ける」~自然ともの作りを大切にする文化を育む~

 

様々なお店で扇子を安価に手に入れることが可能になった現代では「壊れる度に買い替える」という行動はもはや常識となっています。しかし、「かはほりあふぎ」は和紙が傷んで破れても、竹の中骨が割れたり折れたりしても、ポリカーボネート製の頑丈な親骨さえ残っていれば、協力頂ける扇子店にて修理が可能です(有料)。「かはほりあふぎ」を、末永く大切に使い続けて頂くために「仕立て直し」をデザインとして組み込みました。

 

「仕立て直し」は和紙や扇骨を持参して、壊れた扇子を直しながら町々を廻った江戸時代の扇子職人の行商をヒントにしていますが、今後、私たちが手がけるプロジェクトでは、このように昔ながらの生活文化を見直し、自然と調和する持続可能な産業社会の構築に繋がるヒントを探求して、古くて新しいコンセプトとして現代に蘇らせ、未来に繋いでゆきたいと考えています。

 

(仕立て・仕立て直しは、なかにしや京扇の中西さまが対応します)

 

 

「かはほりあふぎ」から始める京扇子の話題づくり

 

ご紹介している「かはほりあふぎ」には以下の特徴があります。

 

 ①巨匠ルイジコラーニと京扇子のコラボレーション
 ②世界初、左右非対称形の親骨を有する扇子
 ③中骨や和紙が破損したら仕立て直して使える扇子
 ④付属のリーフレットで扇子を空力学的に分析・解説

(左右非対称の奇矯な親骨)

 

本プロジェクトをご覧頂いている皆さまからのご支援・ご協力により、ユニークな特徴を持つ「かはほりあふぎ」を世に送り出し、また話題にして頂くことで、この扇子に関心を持たれた方々、手に取って頂いた方々を中心に、多くの人々が国産扇子の危機に目を向けて下さることを願っております。

 

皆さま、ご支援・ご協力の程、よろしくお願い致します!

 

 

★★応援メッセージ★★

 

『コラーニ先生のデザインはいつもそこに未来が見えました。
それは子供の頃に初めて見たショック。
でも、今改めて見てもそのショックと感動は変わりません!
是非、このプロジェクトを成就させたいですね!』

 

漫画家 麻宮騎亜さま

 

 

 

『世界のコラーニファンのために頑張って!』

 

株式会社カースタイリング出版 藤本彰さま

 

 

 

『曲線の魔術師「ルイジ・コラーニ」は20世紀から現在まで、活躍するプロダクトデザイナーである。この約1世紀の長い間、世界中で数多くのデザイナーが、様々なプロダクトデザインを誕生させてきた。しかし未来を感じさせるデザイナーといえば文句なしにルイジ・コラーニではないだろうか。

 その有機的なデザインは、無機質なボディーに血が通っているかのようなイメージを与える「バイオデザイン」とも呼ばれている。私はこのノスタルジックで未来感があり温かみのあるデザインの虜になった。そして22世紀になるとすべてのデザインがバイオデザインとなると確信している。そういう意味でルイジ・コラーニの思想は22世紀になっても色あせることは無いだろう。

この京扇子「かはほりあふぎ」は「ルイジ・コラーニ」初めての「和」デザインであり、これぞ本物のクールジャパンとなる記念的なプロダクトだ。』

 

O2 JAPAN CORP 代表 大津幸久さま


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