プロジェクト終了とお礼
ご支援者の皆さまへ
この度は、「多摩地区の未来の手術患者さまのために。新しい手術台の更新を目指して。」プロジェクトにご支援いただき誠にありがとうございました。ご支援者の皆さまにあらためて心より御礼申し上げます。31日間で274名もの方にここまで多大なご支援をいただけたことは、私たちにとって全く予想外のことで大変驚きました。何より嬉しかったのは、ご支援者さまより多数寄せられた温かい応援メッセージです。今回は手術台をテーマにさせていただきましたが、通院されている患者さまにも「自分はもう手術台に乗りたくないけれど将来のために支援しました」という温かいお言葉をいただきました。ご支援者さまの応援メッセージにより私たちの仕事に対するモチベーションを上げていただきました。感謝申し上げます。
すでに新着情報にてご報告させていただいた通り、9月16日(金)に第1目標であるフル装備の手術台が納品され、9月22日(木)には第2目標の滅菌器2台が納品されました。
新しい手術台は設置位置の移動や本体の上下動、手術に応じたオプションの着脱も非常にスムーズで、既に多数の患者さまに使用させていただいています。滅菌器は更新前の器械より滅菌時間が短縮され順調に稼働しています。どちらも今回の更新により故障の心配がなくなり安心して使用できるようになり、手術室スタッフは以前にも増して手術に集中できるようになりました。ご支援者さまに毎日感謝して手術業務に奮闘しています。
また、今回私たちの予想を遥かに上回るご支援をいただきましたので、将来更新予定の腹腔鏡装置の一部(腹腔鏡手術用高速気腹装置)を前倒しで更新させていただきました。今まで使用してきた同装置は古く故障時の修理対応ができなかったので、安心して腹腔鏡手術に取り組むことができるようになりました。この更新により将来の腹腔鏡本体の更新費用も節減することができました。
さらにご支援の余剰がありましたので、現在必要で患者さまにすぐに役立つ手術関連の医療機器を追加購入させていただきました。これらの購入により手術手技が容易になり手術時間も短縮され手術中の合併症のリスクも減らすことができるようになりました。ここまで充実した機器更新、購入をすることが可能となり本当にありがとうございました。最終的な余剰分に関しては、3年以内に腹腔鏡本体の更新に充てさせていただく予定です。
ご支援総額 17,774,000円
・株式会社READY FOR手数料 3,323,738円
・手術台 6,303,000円
・滅菌器2台 2,750,000円
・腹腔鏡手術用高速気腹装置 1,903,000円
以下、追加購入した手術関連機器
・手術台追加オプション(整形外科手術で使用するレール)
・整形外科手術用器具(骨折手術に使用する固定具)
・心電図測定器(手術患者さまの術前検査用)
・深部静脈血栓症予防装置(手術中に患者さまの下肢に装着)
余剰金 1,946,012円(3年以内に腹腔鏡本体の更新に充てさせていただきます)
昨今の医療機関の状況は、感染症の蔓延もあり人員不足も深刻で非常に厳しいものとなっています。その中で今回のプロジェクトを通して今まで永年川野病院が関わってきた地域の皆さま、周辺医療機関の皆さまに当院がどれだけ頼りにされ信頼され応援されているかを知ることができました。そして今後も継続して頑張っていくための活力と勇気をいただきました。このことは更新させていただいた機器以上の価値があると感じています。今後とも皆さまのご期待に応えられるように地域医療に努めてまいりますので、何卒よろしくお願い申し上げます。
令和4年12月
医療法人財団 川野病院