恵泉平和紙芝居研究会（KPKA）より皆さまへのメッセージ

恵泉平和紙芝居研究会

 

恵泉平和紙芝居研究会（KPKA）は紙芝居を通して、平和に対する思いや大切さを多くの方々へ伝えることを目的として活動しています。

 

今年８月には、「多摩市子ども被爆地派遣事業」に同行し、広島でのフィールドスタディに参加しました。
広島平和記念資料館では、原爆が投下された広島での被害状況や、核兵器に対する世界の動き、平和と国際性等について学び、被爆者の方々がこれまで伝えて来られた事実を目の当たりにしました。

 

そして、実際に戦争や原爆を体験した方々の多くは亡くなられてしまっていることを知りました。

 

私たちはこれまで漠然と平和に対する思いを語ってきましたが、９月に参加した「ゆう桜が丘平和展」では平和展の運営委員の方々に「平和のバトンを繋いでいくのは君たちだ」と次の時代を託され、決意を新たにしました。

 

今まで平和を繋いてきた方々の努力や一生懸命伝えてきたことを、KPKAが紙芝居を通して発信をしていくこと。

これはKPKAとしての使命なのではないかと改めて認識しました。

 

紙芝居はただ脚本を読むだけでなく、一つひとつの言葉に気持ちを込めたり、
時には調査や取材を通して、描かれている場面を想像したりして、表現を深める必要があります。

 

何度練習しても思ったとおりの表現ができず、もどかしく感じる時もありますが、今回の経験を糧に平和への祈りを紙芝居に込めて、これからも地域の場や広いフィールドで懸命に活動をしていきたいと願っています。

 

（学生が手にしているのは、松井エイコさん作/絵の平和紙芝居『二度と』と、紙芝居文化の会のポスターです。）