支援総額
目標金額 25,000,000円
- 支援者
- 146人
- 募集終了日
- 2021年4月30日
台湾花蓮地震 緊急支援
#国際協力
- 現在
- 47,535,000円
- 寄付者
- 4,879人
- 残り
- 71日
22歳輪島っ娘の大挑戦!1000年の歴史ある輪島の食文化を守りたい
#地域文化
- 現在
- 11,364,000円
- 支援者
- 822人
- 残り
- 11日
地球の宝を守りつづける|マンスリーサポーター
#子ども・教育
- 総計
- 328人
3.11から心の復興|遊戯療法・音楽療法で親子に寄り添い続けたい
#子ども・教育
- 現在
- 430,000円
- 支援者
- 63人
- 残り
- 2日
米各地を巡る上映キャラバンでアメリカの人たちに大陸汚染を知らせたい
#環境保護
- 現在
- 7,580,000円
- 支援者
- 270人
- 残り
- 9日
能登半島地震で被災、江戸中期より紡ぐ建物を再建し、憩いの時間を
#フード
- 現在
- 1,506,000円
- 支援者
- 99人
- 残り
- 38日
能登半島地震|助かった命のその先の“生きる”を支える活動にご支援を
#まちづくり
- 現在
- 7,666,000円
- 支援者
- 365人
- 残り
- 6日
プロジェクト本文
終了報告を読む
2020年11月6日、北海道旭川市にある慶友会吉田病院にて新型コロナウイルス院内感染を確認、計213人が陽性反応となるクラスターが発生致しました。
皆様に多大なご心配とご迷惑をおかけ致しましたこと、心よりお詫び申し上げます。基礎疾患及び新型コロナウイルス感染症に対して、最大限の対応、治療、転院を行いました。しかしながら、私どもの力及ばずお亡くなりになられました患者様に深く哀悼の意を表しますとともに、ご遺族の皆様には心よりお悔やみを申し上げます。
また、他の医療機関へ転院していただきました患者様とそのご家族の方、感染されていない患者様におかれましても、治療の遅延、退院延期や面会禁止など、ご不便をおかけする状況になり、深くお詫び申し上げます。
今回のクラスターは感染対策会議や勉強会も定期的に開催し、最善の注意を払っている中での発生でした。現在、病院機能は再開しておりますが、新型コロナウイルス感染症との闘いは今もなお続いております。
当院をご利用してくださる患者様やそのご 家族が安心して医療を受けられるように、もう二度と院内感染、クラスターを発生させまいと職員一同誠心誠意努めています。
しかしながら、自らの感染の危険もある中、約10ヶ月間闘い続けた上でのクラスター発生、発生時のメディア報道などによるいわれのない風評被害などによる影響もあり、職員は想像以上に疲弊しています。
病院にとって職員は何よりも大切な存在です。
今の慶友会吉田病院があるのも、職員たちが最前線で命をかけて闘ってくれいるからです。吉田病院を救ってくれたのは、紛れもなく吉田病院の大切な職員たちです。
そんな思いからこれまで、給与・ボーナスはカットせずに経営してまいりました。これまで以上に負担がかかっている職員に対して、本当は慰労金も払いたいと思っていますが、現状の経営状態は楽観視できません。
そこで少しでも職員を労うために、クラウドファンディングに挑戦することを決断しました。正直、この気持ちを皆様に委ねてよいのか大変悩みました。しかし、皆様からのご支援、応援が職員の力になると信じ、立ち上げることにいたしました。
新型コロナウイルス感染症はいつ収束するか見えない状況下ですが、これから先も職員たちとともに吉田病院の役割を果たすために、皆様のお力をどうかお貸しいただけないでしょうか。
医療法人社団慶友会 吉田病院
理事長 吉田 良子
ページをご覧いただきありがとうございます。
吉田病院をはじめとする慶友会グループは1981年に創業し、今年40周年を迎えます。病院としてはがん治療を含む内科治療を中心とした医療機関です。
病棟機能は急性期患者を対象として104床、慢性期疾患は92床、在宅復帰を目指すことに特化した地域包括ケア56床、がんを主とした緩和ケアを担う11床を揃えた全263床で構成されています。
創業当初より予防医療・病気の早期発見に注目し、人間ドックや健康診断を通して地域住民に健康啓蒙活動をすすめてきました。同時に感染症の脅威にも強い関心を示し、創業者である吉田威は統計学を駆使し、毎年独自のインフルエンザ流行予測を発信していました。
現在もその意思を受け継ぎ、感染管理看護師を中心として、日々、感染症の予防に取り組んでいます。また、新型コロナウイルス感染症が世界中に蔓延し、日本にも上陸したときはさらに警戒を強め、感染対策会議や勉強会も定期的に開催し、最善の注意を払いながら診療を続けてきました。
そのような中で、2020年11月6日に患者1名、家族1名の陽性者が確認されました。同日午後に保健所に連絡し、院内にクラスター対策本部を設置しました。
保健所の指導の下、院内感染対策を進めてきましたが、クラスター発生から5日後には他の病棟でも感染が発覚し、その後も日を追うごとに感染は拡大していきました。
感染対策の事前準備をしていたとはいえ、感染専用の病棟設備も十分に整っていないため、市内の基幹病院に患者様 の受入れをお願いする日々が続きました。当初、その連携が機能しなかったこともあり、発生から24日後の11月29日には全病棟の患者と職員に感染が広まっていきました。
この状況を打開すべく11月27日以降、DMAT(大阪支部)、自衛隊、外部看護師など多くの支援・指導を受けることで、患者の病状把握、職員健康管理、陽性者ゾーニング、感染対策が見直され、12月8日前後から20日にかけて収束傾向となりました。
2021年1月2日に確認された陽性者が最終となり、1月18日に保健所監査を踏まえ、病院機能の回復に一定の見通しがたち、1月31日のクラスター終息宣言を経て、2月1日に一部を除く診療機能を再開することができました。
感染発覚から現在までの出来事を資料(P13)にまとめています。当時、現場で起きていた状況が少しでも皆様に伝わりますと幸いです。
クラスター発生直後は、職員不足に加え、物資不足も深刻となり、職員の疲弊もピークとなっていました。
一人目の感染者が発覚したときには、「患者様の命を守ためにも院内感染を広げてはいけない」という強い思いで治療・診療に挑み、病院スタッフ一人一人が最善の注意を払って対応してくれました。
しかし、目に見えない未知のウイルスは、私たちの想像を上回る勢いで広がっていきました。
それにより多数のメディアへ露出することになり、慶友会吉田病院で働く職員たちは、さまざま葛藤を抱えながら仕事をすることになりました。
看護師
看護師です。コロナに罹患された患者さんのお世話をさせていただきました。新型コロナウイルスが怖くなかったといえば噓になります。が、患者さんを守りたかったし、面会できないご家族の代わりに患者さんの側にいさせていただいていると思うと、私たちが頑張らなければという思いでした。
事務員
クラスター下で仲間が次々と感染し、「次は自分かも」と毎日不安であった。家族も他病院で受診拒否されたり、幼稚園への登園拒否されたりしました。街全体が恐怖に怯える様子が伝わり、なにか犯罪を犯してしまったかのような気分になった。
事務員
期間中は色々な行動が制限され、働いている病院名を人に話すことにもためらいがありました。感染の可能性があるため、家族にもしばらくあえず、日々、何が起きるのかわかない状況下で、病院に毎日出社し、事務員もコロナ病棟に出向き可能な限り手伝いをしている中で、次は自分もコロナにかかるかもと、疲労困憊し精神的にも不安定になりました。
繰り返しになりますが、組織にとって大切なのは職員だと考えています。
患者様に良い医療を提供できるのも、職員があってはじめて実現するものです。2013年に理事長に就任して以降、基本的な考え方には常にそのことを念頭において努めてきました。
3ヶ月にわたる未曾有の事態は経営に大きな影響を与えています。補助金で補填できるのには限度があり、金融機関への借り入れを活用していますが、情勢は楽観視できる状態ではありません。
そのような状況にあって、少し振り返ると医療人として粛々と使命を全うする職員の姿が思い出されます。外部からの多くの支援・指導を賜りましたが、吉田病院を救ってくれたのは紛れもなく吉田病院の大切な職員です。
私たちが闘っていたのはコロナだけではありませんでした。
一部の報道やいわれのない誹謗中傷に苦しんだり、家庭の事情で休職を選択した職員も多くいます。そのような背景を踏まえて乗り越えた同志に対して、経営者として通常の給与を含め満額支給すること以外の選択肢はありませんでした。
同時に多くの方から物心両面でご支援を賜りました。全てが私たちの活力となり、支えとなりました。今、経営者として私が考えることは、こういった方々のご支援を職員に還元できないか、ということです。
吉田病院から支給されるのではなく、日本中の方々から吉田病院の職員に、
「頑張ったな!」
「大変だったけど、良くやった!」
という思いを届けたいと考え、クラウドファンディングに挑戦させていただく決断をしました。
今回のクラウドファンディングで集めた支援金は、吉田病院の看護師約180名、職員約180名への慰労金と充てさせていただきます*。
*本プロジェクトは、期日までに集まった支援総額に応じて、実行内容の規模を決定します。例えば、期日までに目標金額の50%が集まった場合には、支給金額を減額するなどしてプロジェクトを実施いたします。
*8月31日までに集まった支援金を職員に分配し、慰労金として配布したことをもってプロジェクトを実施完了としたします。
今回の事態を受けて、慶友会は原点である“Humanature(自然との共生)”と“健康創造”について立ち返ることになりました。
“Humanature”は人(Human)と自然(Nature)を合わせた造語で、慶友会が最も大切にしているテーマです。自然災害の多い日本において、私たちが持つテーマの意味は何なのか。人が自然の中で生きるとはどういうことか。
健康創造は慶友会の理念です。人が豊かな生活を送る上で欠かすことが出来ない「健康」という財産を、慶友会に関わる全ての人が長く享受できるように、新しい健康に対する価値観を創造し、提唱、実行していくことを表しています。
私たちが共有すべきは「コロナに感染した人が悪いのではない」という共通した認識です。いわれのない誹謗中傷に苦しんだ職員を目の当たりにしたとき、吉田病院で起こっていたこと、それに対してどのように立ち向かっていたのかを皆様に正確に発信したいと思い、2021年1月20日に病院ホームページにて、「医療法人社団慶友会吉田病院でのコロナクラスターの経過」を公開しました。
新型コロナウイルス感染症は今もなお感染拡大を続けています。このような状況下において医療に携わる者はコロナと共存、共生しながら医療活動を継続しなければなりません。
今回の事態を受けて私たちは感染症の恐ろしさを知ることになりましたが、同時に対処の仕方も学びました。この現場の「生きた知識」を風化させないためにも、感染対策チームの強化、全職員への感染症に対する教育の徹底に取り組んでいきます。またこれを体系化し、with コロナ時代の最適な医療としての選択を発信していきます。
11月6日に発生したコロナ感染症クラスターに対し、当院の病院機能に一定の回復の兆しが見えたのは、一重にこれまで支えていただきました方々のご支援によるものです。今後、私たち慶友会はこの教訓を糧に、一層の研鑽を重ね、地域に根ざした健康支援活動に邁進していく所存です。
このクラウドファンディングを、新たな吉田病院へ向けたリスタートだと考えております。
どうか皆様、ご支援・応援のほど何卒よろしくお願いいたします。
●クラウドファンディングでのご支援は、寄附控除にはなりませんのでご注意ください。
●本プロジェクトはAll-in形式のため、期日までに集まった支援総額に応じて、実行内容の規模を決定します。例えば、期日までに目標金額の50%が集まった場合には、医療スタッフへの支給金額を減額するなどしてプロジェクトを実施いたします。
●このプロジェクトは目標金額の達成有無にかかわらず、支援をした時点で申し込みが確定し、その後のキャンセルはできませんのでご注意ください。
●支援完了時に「応援コメント」としていただいたメッセージは、本プロジェクトのPRのために利用させていただく場合があります。
●銀行振込にてご支援いただく際、返金先口座情報をお伺いいたしますが、All-in形式のため原則返金はいたしません。ただし万一本サイトでご紹介、お約束していたプロジェクトを実施できなかった場合や、振込金額が予約金額より超過している、もしくは不足しており追加で振込まれない場合に返金先口座を利用いたします。お手数ですがご入力をお願いいたします。
●本プロジェクトのリターンのうち、【お名前記載】に関するリターンの条件の詳細については、リンク先(https://readyfor.jp/terms_of_service#appendix)の「リターンに関するご留意事項」をご確認ください。
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3,000円のご支援
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5,000円のご支援
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10,000円のご支援
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30,000円
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100,000円
100,000円のご支援
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