勉強ができる環境を！ケニアの子供たちにパソコンを届けたい！

 

忘れることはない経験

期待と不安を胸にケニアに出発した。中国で飛行機を乗り継ぎ、ジョモ・ケニヤッタ国際空港に到着した。9月1日〜9日まで活動した。

ジョモ・ケニヤッタ国際空港に到着。

 

道路上で新聞を配る、モノを売る人々

　移動する車のなかでケニアと日本の違いを感じた。空港から市内に伸びる道路、信号機は全く無く中国企業の広告が至る所にあった。ボロボロの車で揺れも激しく乗っていて怖かった。なかでも印象的だったのは、道路上で商品を売る人々だ。日本では考えられないが幹線道路上で新聞や帽子を売っていた。買う方も車を止めて買うのでとても危険に感じた。

帽子売りの風景

 

コロゴチョに到着、現地の状況を知る

コロゴチョのスラム街の中に学校はある。スラム街の端でタクシーを降りて、徒歩で学校まで移動した。道は悪く、近くを流れる川はゴミと汚水で酷いものだった。現地の子ども達はこの川に入り、金属や売れそうなゴミを拾っていた。

 

1000人の生徒に8人の先生

学校に着くと子ども達が出迎えてくれた。想像以上に生徒がいて、この人数を8人で保護していることに驚きを隠せなかった。(仕事、家事で学校に来られない生徒もいる。まだまだ増えると現地スタッフは話していた。)

 

給食室と給食に並ぶ子ども達

列の後ろまで給食は回らない。コップや皿を持ち給食を待つ子ども達に食事を配る。1日の食事が給食だけの子どももいる。お腹いっぱいにご飯が食べたいと子ども達は話していた。

 

教室の環境

窓ガラスは無く、電気もない。長机と椅子が置かれ、使い古された教科書で勉強していた。学ぶことに喜びを感じている生徒たちの笑顔をよく覚えている。

塾講師のアルバイトをしていたが英語で教えるのは難しかった。貴重な経験をすることができた。勉強を頑張って大学に行きたいと熱く話してくれた。

 

図書館には図鑑や絵本があった。

 

 

パソコンを設置

日本から持ち込んだパソコンを設置した。ケニア税関でパソコンの密輸グループと疑われ取り調べを受けるハプニングもあったが無事に設置することができた。私たちの目的は達成できたがパソコンの数はまだまだ足りていない。

 

 

活動を終えて

クラウドファンディングは残念ながら失敗してしまったが、失敗から学ぶことも沢山あった。そして、ケニアの若者たちの「夢」を聞き、胸が熱くなった。自分も頑張ろうと勇気をもらった。

リッチー先生をはじめ沢山の先生方のご協力で実現した今回の活動。同行してくれたメンバーや支援してくれた方々に心より感謝を伝えたい。

 

 

報告：石田昭太朗