ご好評により本プロジェクトのマッチングギフトの支援額は満了致しました。
みなさまの引き続きのご支援をお願い致します。

クリスマス前の三連休、鎌倉は今日も穏やかに賑やかで生き生きとしています。

この町の魅力はなんだろう、と立ち止まって考えると、すぐに浮かぶのが人と文化と自然です。

 

東京ほど過剰ではない心地よい都会っぽさがあります。

美味しくて丁寧なパン屋さん、地元の畑から採れたてでやってくる多品種の色艶やかな野菜を、毎日駅前の市場で入手できること、これまた近隣の海で取れるシラスや桜エビや魚介を毎日選べること。

 

悲しい時には海に行き、自然の中で自分を取り戻したい時はスニーカーにスカートで登れる山があり、疲れたら美味しいカフェがいくつもあって。お腹が空いたら、調味料から丁寧に選びお母さんが作るような安心と愛情があるクオリティのレストランがいくつもあります(しかも安い!)。

 

住んでいる人たちは、聡明で美しく暖かく、子どもたちはお寺や商店街に溶け込んでいて、あたたかく支え合う「お互い様」のコミュニティがあります。

同時に観光地でもあるので、良きものだけが残り、刺激や変化が程よくスパイスになっていることも、街に彩りを与えます。

都会の便利さと、安心な生活とリトリートが一つの街に凝縮されていることが、魅力と感じます。

 

そして、その食や人や文化の豊かさを保証しているのが、海と山という自然の宝庫です。

特に鎌倉の「山」は、先人達が大切に守ってきたもの。

鎌倉こどもハチミツプロジェクトの蜂たちがお仕事に行く山では、「御谷(おやつ)騒動」と呼ばれる自然保護の活動がかつてありました。

山を守ろうと、当時随一の文化人であった大仏次郎さんなどがイギリスからナショナルトラストのコンセプトを輸入し、全国の人たちにも支えられ活動が成功し、古都保存法の制定にもつながりました。

詳しくはこちらをどうぞ。http://fuchi.na.coocan.jp/oyatsu.html

 

「本当の豊かさ」とは、自然から搾取せず、自然を守りながらも人が文化的に共存していけるバランスを指すのかもしれません。

その自然への尊敬と、守る英知を鎌倉の人々は有してきました。鎌倉を育んできたのは、お寺・貴族・武士・文化人・実業家など様ざまな名士たちです。

先見の明と、鎌倉の美しさを守り未来に残したいという情熱で。

 

鎌倉の「資本」は自然です。この資本を守りながら「利子」のように、日々少しずつ野菜や水やお魚や木々をいただき、私たちは暮らしています。

鎌倉こどもハチミツプロジェクトは、鎌倉の先人たちが残してくれた自然・歴史・文化といった「資本」を取り崩すことなく守り、豊かにしていくことを伝えるプロジェクトです。

そのために、ミツバチを通じた自然環境教育と、副産物たる「ハチミツ」を商品化しビジネス一通りの流れをワークショップで学ぶスクールを無料で開催しています。

鎌倉の自然を守り、地元を愛し、鎌倉をさらに豊かにしていく人がたくさん育つように。

 

ゆくゆくは、この中から、地域課題を解決するようなソーシャルアントレプレナーが育ちますように、とお金の動きだけでない事も教えています。

そして、地域の経済の循環で回るものはお金だけではないとも考えています。

次世代に美しく豊かな自然を残すこと、地域を大切に思うこどもたちが育つことも、資本を守る立派な経済活動と考えています。

 

その思いから、プロジェクトに関わる大人たちは、報酬の多くをハチミツでもらっています。

単位は「ハニー」。

養蜂や瓶詰めのお手伝いをして1ハニー、という具合に。

いつか、このハニーがプロジェクトの枠を超えて地域通貨のようになったら面白いな、と小さな夢を抱いています♡

(プロジェクトマネージャー・藤井)

新着情報一覧へ