「ありがとう特急旭山動物園号」〜キハ183を安平町保存に向けて

2018年3月25日(日)にラストランを控えた特急旭山動物園号。

 

クラブツーリズム特別貸切による「ありがとう旭山動物園号」が3月4日(日)に運転されました。

 

旭山動物園号は、クラウドファンディングで保存を予定しているキハ183系の特別編成で、2007(平成19)年4月に登場しました。車両の内装・外装には、絵本作家・あべ弘士さんのイラストがラッピングされているのが特徴です。

 

いよいよ、３月は別れの季節。新しい車両が登場する一方、馴染みの存在であるこの形の車両を「ありがとう」と見送る時が、刻一刻と近づいてきています。

 

「さようならとは言わせない。」

 

「今度は国鉄色で、また会おう！」

 

そういう思いで、このクラウドファンディングを立ち上げました。

 

 

１月１日からスタートして、すでに残すところ３週間となりました。保存予定がなかったこの車両を、おかげさまで１両だけは保存できることになりました。道の駅を訪れた方々に見ていただきことはできるのですが、保存場所は屋外です。

 

なんとか、もう１両を安平町鉄道資料館の屋内に、唯一の屋内保存車両として残すことはできないでしょうか。セカンドゴールとして設定した1100万円を達成することによって、それをかろうじて実現できます。

 

１両で610万円。２両で1100万円。この設定した金額は、それぞれを実現するためにギリギリ実現可能なボーダーラインです。今後、より良い状態で見ていただき、保存していくためには、さらに資金が必要となります。

 

これから設立する「キハ183・特急おおぞら保存会(仮称)」では、これらの車両の保守・補修活動をしていくのはもちろんのこと、沢山の支援をいただいている安平町民の皆さんと一緒になって、新しくできる道の駅「あびらD51ステーション」をベースに、この車両を置くことで生まれる新たな交流の輪を広げていきたいと考えています。

さらに、催物の企画などを通じて話題性と集客を集め、町内外の人が楽しみながら、鉄道文化を目にしていくコミュニティづくりを目指して行きたいと思っています。

 

今、私たちにできることは、この残された時間で、いかにこの思いを共有し、次の活動に繋げていくことと考えています。

 

鉄道車両の保存をきっかけに、交流人口を拡大する取り組みにしていくために、いよいよ「ありがとう特急旭山動物園号」とともに、「クラウドファンディング」をラストスパートに向けて、再加速させていきたいと思います。

 

どうぞ、情報の拡散にご協力をよろしくお願いいたします。

 

クラウドファンディングの締め切りは、2018年3月30日23:00です。