木村充揮ひとり旅・写真集「風天」ブルースキングの旅の記録を残したい

 

 

 

 

 

株式会社七雲の代表で写真家の森善之です。 

 

小社は商業写真撮影や小規模書籍の出版の他に、シルクスクリーン印刷を主な業務としています。出版物は日本各地の地方の暮らしを取り上げる冊子「ジャパングラフ」や陶芸家・三上亮氏の作品集「三上黒」の他に、奥村達也氏の写真集「パーントゥ」や森善之の写真集「水のすみか」などを発刊しています。 僕自身はこれまでに上田伽奈代さんとの共著・詩写真集「うた」や、前述の「水のすみか」。そして８０年代の韓国の人々を写した「面影の伽耶」、２０２３年に出版した「白の余白」などを制作してきました。

 

 

今回のプロジェクトでは日本を代表するブルースシンガーの木村充揮さんの写真集「風天」を制作するためのご支援を募っています。

 

１９７５年のデビュー以来約５０年にわたるキャリアを持つ木村さんは伝説のブルースバンド・憂歌団のリードボーカルです。９４年のソロ活動以降も年間１００回近いライブを続けてきました。「ライブこそすべて」を信条に全国各地を回っています。

 

中でも「ひとり旅」というツアーはギターひとつで街から街へと続く熱くも過酷なイベントです。それを２００７年から２０１８年までの間取材してきました。

 

２０２４年に７０歳の古希を迎える木村さんのこれまでの活動に、敬意と感謝をこめてこの写真集を制作したい。そしてブルースキングの記録をさらに広くいろんな人に知ってほしいと願っています。

 

 

 

 

約２０年前に木村充揮さんのデビュー３０周年に合わせて製作された２枚のアルバム「３０パーティ」と「小さな花」のアルバム撮影が木村さんとの出会いでした。

 

 

これがきっかけとなりその後何枚かのアルバム撮影やサントリーの焼酎「それから」のポスター撮影などを手伝わせてもらいました。そして今回の写真集へとつながる「ひとり旅」というプロジェクトを知りました。

 

 

文字通り木村さんがギターを持って、一人でふらりと全国各地を回っているツアーです。このプロジェクトに興味を持った僕は、「ぜひ同行したい」と木村さんにセガみました。「好きにして」ということになり、２００７年から時間を作って１年に何日間かこのツアーに同行することができました。

 

 

木村さんのライブの醍醐味は「なんでもありの好きにして」という大らかなもので、本人もその通りにライブを楽しみ、お客さんたちとのひとときの出会いの喜びを、歌を通じて分かち合っている。場所は毎日変わっていくが、どこに行っても木村さんを待ち侘びている人々がいて、小さな街でまた出会いがあり歌が広がっていく。

 

 

誰よりも歌うことが好きで、負けず嫌いで、１年に１００回もライブで歌う人。歌うこと以外にはまるで興味がないシンプルな人。飾らず、構えず、誰とも同じように冗談を交えて笑い合える人。そんな木村さんの姿を「もっと色んな人に見てもらいたい」という思いで、このプロジェクトを立ち上げました。クラウドファンディングを通じて皆様のご支援をお願いし、合わせて稀代のブルースマン・木村充揮の存在をより広く知っていただけたらこんな嬉しいことはありません。

 

 

　

 

ブルースシンガー・木村充揮さんが全国各地を回るツアー「ひとり旅」の写真集です。

 

２００７年から２０１８年までの間に主に西日本で撮影された写真が収められています。１週間前後の間ですが取材で同行し、その間はほぼ２４時間を共に過ごしました。

 

 

あるときは今治の車の整備工場だったり、またあるときは内子の芝居小屋だったり、あるときは喜界島のライブハウスなど、場所はさまざまに変わっていきます。

 

 

ライブのシーンだけではなく、旅から旅への道中や立ち寄った街の様子や人々などが、ロードムービーのように流れていきます。音楽は写真には写らないけれど、木村充揮の人間味が随所にみて取れる本になっています。

 

 

２０２４年３月で古希を迎える木村充揮さんのこれからの活躍を願う者の一人として、５０年近い活動に敬意と感謝をこめて、この節目に写真集を製作し木村さんの姿を記録として残しておきたい。そしてさらにより広く色んな方々に木村さんの存在が知られることを望んでいます。

 

 

 

 

 

２０１４年にジャパングラフの島根号で初めてクラウドファウンディングに挑戦しました。慣れないことで時間もかかりましたがなんとか目標金額に到達しました。

 

その際は僕自身のつながりのある人たちとプロジェクトに共感頂いた方々からのご支援がありました。

今回は木村充揮さんの長年のファンの方々や、木村さんの活動に共感してくださる方々などのご支援と、微力ながら僕自身のつながりのある人達や、２０１４年にご支援頂いた方々へのアプローチなども含めて、高額な目標ですが実現に向けて努力していきたいと思います。

 

木村さんの音楽関係のつながり（ライブハウスやミュージシャンの方達）や、関西圏のFM局などにもアプローチできそうです。前回に比べて、今はFBやInstagramなどのSNSも充実しているので、前回に比して広い範囲にタイムリーに、詳細を伝えることができるのも大きな魅力です。

 

紙のメディアとして写真集の制作は僕にとってとても冒険に満ちたものです。写真は液晶画面で見られることの多い昨今の状況ですが、この本はきっと皆様に木村充揮という人のエネルギーや魅力を十分に伝えてくれるものと思います。そして木村充揮という人の存在をこの先の未来に手渡せる貴重な記録であると思っています。そんな思いをご理解いただき皆様のご支援をどうぞよろしくお願いします。写真集の巻末に支援者の皆様のお名前を記載させていただきます。

 

 

 

有山じゅんじ様

 

大西ユカリ様

 

あずみけいこ様

 

 

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※掲載している名称や画像はすべて本人及び事務所から許諾を得ています。