プロジェクト概要

プロジェクトの終了が報告されました

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みなさまの厚いご支援により、本プロジェクトはわずか7日間で、当初目標金額であった100万円を達成することができました。この場をお借りして、心から御礼申し上げます。

 

プロジェクト公開以来、たくさんの方々よりボランティアや支援のお申し出をいただきました。みなさまからの熱い応援メッセージに力づけられると共に、大きな責任を改めて痛感しております。

 

このプロジェクトは終わりのない遠大な計画です。国内に現存する公文書の解読だけでも、どのくらいの年月が掛かるか想像すらできません。 その一方、年間の経費としては、サイト構築保守・サーバー費用200万円程度のほかに、ほぼ専従で活動する事務局員の経費や資料収集費などで、合計1,000万円以上かかる見込みです。 しかし資料の見やすさと特定企業の影響を排除するため、バナー広告や企業宣伝は募集せず、寄付・助成を活動資金の中心とする方針です。

 

そこでこのたび、NEXT GOALとして、300万円の目標を設定させて頂きました。

ひとりでも多くの方々に、このプロジェクトを知って頂けたらと思っています。

そして、少しでも未来の日本の役に立ちたいと思うのです。

引き続き、応援のほど、よろしくお願いいたします。

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現代日本に残された歴史のかけら「公文書」。過去をきちんと見直すために、純粋に証拠だけを並べて歴史を綴ったサイトを制作したい!

 

初めまして、ZIGEN株式会社の及川正稔と申します。私は大学卒業後、公務員、サラリーマンを20数年経験して9年前に起業しました。もうすぐ55歳、2つの小さな会社を経営しています。

 

私はいま、歴史の1ページを読み解く仕事をしています。みなさまは「公文書」をご存知でしょうか? 公文書とは歴史的な書物で、簡単に言うと議事録のような存在です。

 

日本には膨大な数の公文書が存在します。歴史を紐解くために、当時書かれた公文書を解読し、文章化します。そこにある背景や因果関係を探して、1つのHPに集約します。どうか応援いただけないでしょうか?

 

 

なぜ、歴史は変わるのか? 歴史は、さまざまな史料を分析して過去の出来事を研究するものです。新たな史料が見つかったり、新しい研究結果が発表されたりして、それまで常識と思われていた歴史がひっくり返るのは、よくあることです。さらにそれに解釈や説明が入ると、どれが本当かわからなくなります。

 

最近歴史に関する話題が多くなり、マスコミ、インターネットなどにおける解説論評を「なんだかおかしい」と思うようになりました。

 

 

「本当の史実、根拠ある証拠」とは何だろう。そこでたどり着いたのが「公文書」でした。

 

公文書は事実の記録です。昔から人々は当時の言葉で記録を取り、後世に残していました。そんな貴重な公文書は、現在国立公文書館等で一般公開されています。また、アジア歴史資料センターでインターネット公開されています。

 

現在、保管されている公文書の数は国立公文書館だけでも100万冊以上あり、ほとんど翻訳されていないのが現状です。どうにかして公文書の解読を行い、根拠に基づいた歴史を伝えていきたい。そう思うようになりました。しかし見られるのは原典のみで、中でも明治・大正や昭和初期の文書は旧字体や歴史的仮名遣で書かれていて、ほとんど読めず意味不明なんです。

 

国立公文書館です

 

 

読み進めた公文書。そこから1つの事実が浮かび上がりました。

 

みなさまは「帝国大学」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。1886年(明治19年)の帝国大学令制定によってできた最上位の国立高等教育機関・研究機関です。1897年(明治30年)の京都帝国大学(現在の京大)設置に伴い「東京帝国大学(現在の東大)」と改称されました。この帝国大学令が制定されたときの内閣総理大臣(初代)が伊藤博文です。

 

<初代内閣総理大臣 伊藤博文>

 

こうしてできた帝国大学は最終的に9つ設置されました。そのうち2つが外地(現在の外国)にあったことをご存知ですか? それは、京城(ソウル)と台北(タイペイ)です。

さらにそれらは6番目・7番目(1924年・大正13年と1928年・昭和3年)に設立されており、大阪(いまの阪大)や名古屋(いまの名大)より早く創られていたのです。この事実は意外に知られていません。かなり細かい歴史年表でなければ、項目すら載っていません。

 

京城帝国大学は1924年(大正13年)5月1日の勅命(天皇陛下の命令)で設置されました。その直前の4月30日に、枢密院(当時の天皇の諮問機関)で行われた会議の議事録が残されています。

 

赤線部<活字化>

而シテ此ノ綜合制官立大學ハ其ノ實質ニ於テモ形式ニ於テモ内地ノ帝國大學令ニ依ル帝國大學ニ之ヲ匹儔セシメ成ルヘク此ノ兩者ノ間ニ差別ヲ存セサルコト

 

赤線部<現代文訳>

そして、この総合制官立大学は、実質的にも形式的にも内地(現在の日本国内)の帝国大学令による帝国大学に匹敵し、なるべく両者に差がないようにすること。

 

伊藤は初代韓国統監となり、1909年(明治42年)にハルビン駅(現在の中国黒竜江省)で暗殺されるのですが、自らが設立に関わった帝国大学が韓国にできることを予想していたのでしょうか。

 


歴史学者で日本近現代史の専門家である、伊藤隆東京大学名誉教授からご指導ご支援いただくことが決まりました。

 

私は難解な文字を読み解くために、4月上旬に非営利型の「一般社団法人 近現代史データバンク」を設立し、数名のコアスタッフとともに公文書検索・進行管理・サイト制作を推進します。


根拠に基づいた歴史を知りたい! 一般社団法人はそんな20代から60代までの中小企業経営者や学生、計7名の理事で構成されます。また伊藤名誉教授のほか、複数の弁護士に顧問としてご指導ご意見をいただいて、公文書の解読を行います!

 

<伊藤隆東京大学名誉教授>

 

 

公共財としての一次資料を目指して

 

公文書を読み解く上で重要なのは、公文書を「直訳して読める形にするだけ」ということです。解釈や説明をすると、せっかくの生の情報に色が付いてしまいます。当時の資料をそのまま読んで、あとは個人個人が自由に考えれば良いと思ったのです。

 

これを2ヶ月間で100名以上の友人知人に話したところ、とても興味を持ってくれる人が多数いることに気づきました。その中には「こんなものが欲しかった」と強く言ってくれる人が何人もいました。

 

しかしそのような声をもらいつつ、国立公文書館だけでも100万冊以上ある公文書。簡単に読み解くことのできないものも多数あります。「いつまでも終わらない」このプロジェクトは、かなりの覚悟を決めないと始められません。そんな私の背中を、多くの人が押してくれました。

 

 

若い学生さんもプロジェクトを応援してくれたんです!

 

<一般社団法人 理事候補の讃井 知さん(筑波大学大学院 システム情報工学研究科

社会工学専攻 修士課程)より>

初めてこのプロジェクトのお話しを伺った時に「これこそ、私が大学に入った頃出会いたかったものだ。ぜひこの企画を成功させて、社会を考えるすべての方々のお手伝いができるものを作りたい!」と胸が躍りました。

 

近年、様々な局面において若者による社会参加を聞くことが多くなりました。そうした時に大切になるのは、考える材料を自分で探し、自分の頭でしっかりと考え、論理的な意見を持つことでしょう。「考える力」そして「意見を創造する力」を養うためには、その要素や意見のプロセスを理解する必要があり、そこで社会参加において歴史を学ぶ重要性がでてくると思います。

 

でも、歴史は人によって解釈が異なります。学問分野によっても全く異なります。ですから当時のことを書いている『今』のものは、本当に当時意図されていたものであるかはわかりません。

そこで、解釈を含まない当時の言葉に触れることができるようになるこのプロジェクトは、歴史を学ぶことが出来るものであることはもちろん、今の社会を考える「材料」としての役割をも十分に果たすものだと考えています。

 

10年後、20年後、この日本を担う人々は何を考え、何を創っていくのか。。。

このサービスを利用していただいた方の中から、既存の切り口や枠組みにとらわれないものの見方を持つ、日本の未来を拓くリーダーの誕生を願いながら、私自身も共に学び、共に考えながら、このサービスを創ってまいりたいと思います。<コメントおわり>

 

<讃井 知(さない さと)さん>

 

根拠に基づいた歴史を知ることができるHPの制作へ!

 

公文書の選定や活字化、現代文訳、要約文作成は主にボランティアを募集し、在宅で作業していただきます。「みんなで作ってみんなで使う」というウィキペディアのような形を想定しています。今年の夏ころには、幕末から終戦までの一定数の現代文訳を公開するサイトを立ち上げる予定です。

 

ファンド募集と併せて、公文書を現代文訳するボランティアを募集します。興味のある方は info@zigen.tokyo までご連絡下さい。

 

公文書を直訳して、体系的に公開しているサイトは存在しません。また、扱う公文書は特定の分野だけではなく、政治・経済・外交・軍事等あらゆるジャンルを横断的に対象とします。当時の記録をできるだけそのままの形で読めるようにすることで、その時代にあった事実や背景が浮かび上がってきます。今まで気づかなかったことも見えてきます。様々な政策や事件の因果関係もわかるでしょう。考え方やものの見方が変わるかも知れません。

 

原典の直訳のみに留めて無料公開するこのサイトは、出典を明示した上での引用を自由としますので、どなたでも調べもののほか論文や卒業研究などにご利用いただけます。(商用は除きます)

 

このプロジェクトでは、膨大な数の公文書原典画像とその現代文訳・要約文を公開するためのサイトとデータベースを作るほか、これを簡易に検索するためのポータルサイトをいくつか制作します。この制作費だけでも高額ですが、サーバー使用料や毎月の保守料、アクセス数に応じた回線費用等がかかります。みなさんにご協力いただければ幸いです。


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