プロジェクト概要

八ヶ岳高原のアイドル、C56

 

日本でここだけしかない高原鉄道、JR小海線。

 

信州小諸と甲州小淵沢を結び、八ヶ岳の雄大な姿や野辺山ののどかな景色の中を駆け抜けます。


かつて鉄道好きな少年と少年の心を忘れられない大人達はC56が牽引する高原列車の旅を楽しんだり、八ヶ岳連峰をバックに雄大な八ヶ岳南麓とC56を写真に収めたりと、八ヶ岳高原のアイドルでした。

 

そんな高原鉄道のアイドルも国鉄無煙化の波で1972年小海線からの通常運用から消えてしまいました。

 

現在小海線沿線で保存されているC56車両は、たった5両。

 

清里駅前に展示されているC56149号機は、運用終了後、露天での保存と手入れが行き届かず、一度は解体寸前まで荒廃しましたが、奇跡的に再整備された蒸気機関車です。

 

しかし、再整備され10年経とうとするこの頃、再び錆が浮き塗膜が剥がれる状態になってきました。

 

かつて、この勾配のきつい高原で住民の足となり、リュックを背負った山男達を運び、この地域を支えるために奮闘したC56の姿を守り、末永く多くの鉄道ファン、地域の人々に愛され続けるきっかけを作りたい。

 

どうか皆様のご支援をいただけませんでしょうか。

 

※日本唯一、ここだけしかない高原鉄道と言われる所以は、JR小海線は甲斐小泉から松原湖までの9駅がJRの標高の高い駅ベスト9に入っていることにあります。

 

 

軽量小型でありながら

長距離走行可能な小型機関車

 

日本の鉄道網が整備され地方の簡易線も拡充してきた時代、大型機関車は入線できない低規格な簡易線のための小型機関車の必要に迫られていました。


短距離線区向けには1932年にタンク式のC12形が開発され、その後比較的長距離の線区の為にC12をテンダー(炭水車)式に設計し直したのがC56形です。軽量小型でありながら長距離の運用に適する設計です。


C56が製造開始された1935年は奇しくも現在のJR小海線が全線開通した年でもありました。

 

C56は1935年(昭和10年)から1939年(昭和14年)までの間に160両が製造され、そのうち半数以上の90両 (C56 1 - 90) が軍に供出され、タイ・ビルマ(現・ミャンマー)へと送られました。

 

 

 

奇跡的に解体を免れたC56149号機

老朽化により、再び整備が必要な状態に・・・

 

現在C56は小海線沿線に小諸、中込、野辺山、清里、小淵沢と五両の静態保存がされています。

 

C56149号機も運用が終わってから、当時の山梨県北巨摩郡高根町の美しの森たかね荘というキャンプ場に静態保存されていました。しかし露天での保存と手入れが行き届かず、錆が進行し、解体寸前まで荒廃した状態になりました。

 

 

 

市町村合併で北杜市となった時、清里駅前ロータリー再開発事業の一環で、現在の清里駅前の展示場が新設されました。

 

解体寸前だったC56149号機は、奇跡的にこの場所に展示されることとなりました。2009年7月に移送・整備され、展示が始まりました。

 

 

展示による復活から10年、屋根付きの展示場とはいえ、風雨と強い高原の紫外線にさらされ、また寒暖の差が多く再塗装された機体も塗装がひび割れ、剥がれ、錆が目立ってきました。

 

その姿を見て、先々の修復が再び困難になってしまうことを地域の鉄道ファン、観光振興団体が心配し、管理している北杜市と再整備について協議してきました。そして今回、北杜市からも塗装整備の協力を得ることができたのです。

 

 

 

C56をみんなでメイクアップ(修復)し、

未来へつなげるイベント開催へ

 

北杜市からも塗装整備の協力を得ることができたことをきっかけに、2019年11月10日鉄道ファン、C56ファンなどボランティアの方々によって最後の仕上げを行うイベントを開催することとなりました。

 

今回の修復が終了するところで鉄道ファン、C56ファンも参加して竣工を皆で盛り上げるイベントを通して将来へとつなげていくプロジェクトです。

 

清里駅前C56メイクアッププロジェクトはこうした単なるペイントイベントではなく、『清里駅前C56みんなでメイクアップ』のイベント2日間を通して、多くのC56ファンや住民、子どもたちと共に盛り上げ、末永く小海線を大切に思い、利用し、将来の子どもたちにも語り継げることを願うイベントです。

 

C56メイクアッププロジェクト実行委員会はこうして各方面の団体が協働しスタートしました。

 

<実行委員会メンバー>

・北杜市産業観光部観光課

・NPO法人 清里観光振興会

・小海線C56を愛する会

・八ヶ岳ネットワーク

・八ヶ岳ミュージアム協議会

・山梨県立大学

 

<イベント概要>
開催日時:2019年11月9日(土)   10時~16時30分

     2019年11月10日(日)  10時〜15時

会場:JR小海線清里駅前

内容:

◆9日

『清里駅前C56みんなでメイクアップ』記念列車
プレイベントとしてJR小海線で現在運行されている気動車を当プロジェクトが借り切り、小海線ファン、C56ファンの皆様とともにかつてC56が地元民や観光客、高原野菜を載せた客車貨車を引っ張ってきた路線を清里駅から中込駅まで辿ります。

 

折り返しの中込駅では近隣旧中込学校に静態保存されているC56101号機にも会いに行きます。貸切列車内ではさまざまなイベントを行います。お弁当は小淵沢駅の丸政の特製記念駅弁(オリジナルC56の包み紙)をご用意いたします。

 

~当日のダイヤ予定~
JR小海線
(往路)
清里駅 10:17発
中込駅 11:16着
徒歩約15分の旧中込学校に静態保存されているC56101を見学
(復路)
中込駅 12:16発
清里駅 13:23着

 

◆10日

『清里駅前C56みんなでメイクアップ』メインイベント
10:00より渡辺英子北杜市長も駆けつけ開会式を行います。
10:30〜11:30 清里駅前C56149号機の再塗装、最後の仕上げ塗装はクラウドファンディングでご支援いただいた30名様限定でご招待し、塗装を行っていただきます。

参加された方には『清里駅前C56みんなでメイクアップ』参加証明書を差し上げます。

 

 

 

日本唯一の高原鉄道・小海線の歴史

C56をこれからも守り伝えていく

 

塗装をファンも関わることで、日本唯一の高原鉄道小海線にかつて走った鉄道遺産級のC56を現役を知らないファンも含めみんなで大切にしていければと思っています。

 

かつては何両もの客車列車が山男達で鈴なりだった小海線、この再現は不可能としても、素晴らしい景観の中を走行する小海線をもっと観光でも利用してもらえるときが来ることも強く望みながら、ファン層に訴求していきたいと考えています。

 

今回のクラウドファンディングはこの2日間の『清里駅前C56みんなでメイクアップ』を盛り上げるために挑戦を決めましたが、このプロジェクトに関わった多くの人々が小海線を愛し小海線沿線に静態保存されている合計5両のC56を末永く大切にしてゆくきっかけとすることも大きな目的です。

 

沿線の子供たちもこんな素晴らしい鉄道という交通機関を地域にとって大切と思う気持ちを持ってもらいたいと願っています。

 

皆さまのご支援・応援をよろしくお願いいたします。

 

塚本氏とC56

 

C56の写真と言えば塚本和也さんが第一人者。

著名な鉄道写真家でありながら鉄道研究家としても有名です。

 

全国のC56を追いかけ写真に収めただけで無く、東南アジアに供出されたC56を一両一両その歴史を現地まで追いかけ記録されました。その資料は歴史的な研究資料です。

 

残念ながら塚本さんは2018年6月2日逝去されました。


塚本さんが数多く残された小海線のC56の写真を、今回C56メイクアッププロジェクトの資金を広く公募するにあたり、ご遺族からプロジェクトでの使用の許諾を戴くことができました。

 

 

 

<北杜市長から応援メッセージをいただきました>

 

 

清里駅前に設置している蒸気機関車(C56149型)はかつて、JR小海線沿線の住民の生活に欠かすことのできないものであり、また、高原野菜を出荷するなど1941年12月~1972年12月まで長野鉄道管理局中込機関区に所属して活躍していました。

 

退役後、郷土を語る貴重な資源として、C56149は1973年11月に市営(旧高根町)たかね荘に保存され、その後清里駅前に設置されました。

 

今回の『清里駅前C56メイクアッププロジェクト』は、小海線を走った蒸気機関車C56の修復塗装を行い、小海線とゆかりの深い歴史的資産として後世に伝えていきたいという強い想いから『清里駅前C56メイクアッププロジェクト実行委員会』により企画されたものです。

 

北杜市におきましても合併して15周年を迎える節目の年であり、北杜市の大切な観光資源を末永く守る目的から、多くの北杜市民を始め、C56ファンの方々や次世代を担う子どもたちにも参加していただきながら、小海線という他に類を見ない鉄道資産・観光資源を未来に引き継ぐプロジェクトを推し進めていきたいと思います。

そして、『本市の宝である C56』を知っていただき、多くの方にC56に会いに来ていただくことを願っております。

 

全国の皆様のご理解とご協力をお願い申し上げます。

 

                       北杜市長  渡辺 英子


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