［弁護団からのメッセージ⑧］八尋弁護士

こんにちは。本日も、プロジェクトページの本文に掲載することができなかった弁護団の皆様からのメッセージを更新します。

本日は第８弾として、八尋弁護士からのメッセージを掲載いたします。

最高裁判所はかつて、菊池事件の審理にハンセン病差別・偏見はなかったと死刑判決を確定させました。でも今は、特別法廷での審理は憲法が保障する平等原則に違反したものだと認めています。熊本地裁は、菊池事件の審理は憲法14条1項および憲法13条に違反するとしました。

憲法14条1項は、国の行為によって差別されないことを保障し、憲法13条は個人の尊厳を保障しています。

憲法は国の最高法規であってこれに反する国の行為は効力を有しないと98条に定めています。

死刑判決も死刑執行も国の行為ですから、憲法に違反すれば無効として、過ちを是正し、正義を回復しなければなければなりません。

私たちは国の主人公ですから、国に、憲法に違反した死刑判決を取消させ、死刑によって奪った人の命と尊厳を回復するよう命じることができるはずです。

・・・

力を合わせて成し遂げましょう。

弁護士　八尋　光秀