ラオスに学校を贈ろう 〜コロナ禍における高知商業の国際協力〜

支援総額

1,850,000

目標金額 1,500,000円

支援者
147人
募集終了日
2020年12月16日

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新型コロナウイルスの猛威というピンチをチャンスに変えて!

ラオスビエンチャン県に9校目の学校建設を実現したい!

 

はじめまして。高知商業高等学校生徒会です。

 

 

 

私たちは、「ラオスと高知、両方の発展」を目的に、1994年からラオスに学校を贈る国際協力活動を継続し、今までに8校の学校建設を実現しました。そして、今年度、9校目となる幼稚園建設に向けてラオス現地での活動を計画しておりました。しかし、新型コロナウイルスの影響で、ラオス現地を訪れることができなくなりました。このままでは、ラオスに学校を贈ることはできません。

 

しかし、今まで続けてきたラオス学校建設活動の歩みを止めるわけにはいきません。私たちは、このような状況下でも、どうすれば学校建設を実現できるか話し合いを重ねてまいりました。そして導き出した解決策がクラウドファンディングにて資金を獲得することでした。

 

新型コロナウイルスの猛威というピンチをチャンスに変えて!

 ラオスビエンチャン県に9校目の学校建設を実現したい!

  高校生の私たちにできる国際協力活動にぜひ、ご協力ください。

 

\ラオス学校建設活動の様子/

 

 

\高知商業高校生からのメッセージ/

 

 

 

新聞記事をきっかけに活動をスタート「ラオスと高知、両方の発展」をめざす

 

ラオス現地で仕入活動を行っている様子(1995年撮影)

                

きっかけは一片の新聞記事でした。

 

1994年に掲載された一片の新聞記事から、ラオスという国を知り、NGO組織高知ラオス会との出会いが大きな支えとなり、私たちのラオス学校建設活動がスタートしました。翌年1995年、初めてラオス現地に赴き、翌々年の1996年には「ラオスと日本は対等平等」だという認識の元、募金ではない支援のかたちを模索しました。そして辿り着いたのが、校内に模擬株式会社を立ち上げることでした。

 

 

模擬株式会社のしくみ 〜持続可能な国際協力のかたち〜

 

まずは、生徒・教職員・保護者が主体となって出資します。次に、毎年生徒代表がラオスを訪問し、伝統商品を仕入れます。その後、地元高知で文化祭やイベントにてラオス商品を販売します。そして、1年間の活動で得られた利益を出資者の皆様へ配当し、残金を学校建設資金として高知ラオス会に寄贈しています。

 

この活動は、単に寄付や募金を集めるという活動ではなく、校内に設立した模擬株式会社の活動を通じて得られた利益を、高知ラオス会に寄付することでラオスの学校建設を支援するものです。寄付や募金を学生が集めるのではなく、生徒・教職員・保護者が主体となって出資を行い、その出資金で商品を仕入れ、販売する。そしてその利益が学校建設に充てられる。商業高校ならではの、ビジネスを軸とした国際協力の形を構築しました。

 

生徒が主体的に取り組む活動、そして地域とつながる国際協力活動として各方面から高い評価を受けています。令和元年度には、日本とラオスの相互理解を深めたことが評価され、外国との友好交流を進めた団体などに贈られる外務大臣表彰を受賞することができました。

 

こちらが例年の流れです。

 

募金を募ってラオスに学校を建設することは不可能ではありません。しかし、毎年同じ活動に募金をしていただくのは難しいと考えます。それでは単発的な活動に終始してしまいます。国際協力は継続することに意味があり、意味が深まっていくものだと考えます。そのため、持続可能なかたちでの資金の集金を可能とするシステムの構築が必要でした。よって、毎年模擬株式会社の運営が必要なのです。

 

さらに株式会社の運営は、生徒、教職員、保護者の出資によるところから、出資者全員でラオスに学校を贈るという、国際協力に取り組んでいる意識を根付かせることができます。高知商業では、毎年出資することが当たり前になっており、生徒、教職員、保護者で協力して、世界に高知に貢献していくことが伝統となっています。

 

 

地元高知からラオスを応援!「はりまやストリートフェスティバル」

 

学校建設活動を始めて7年目を迎えた2000年、現在の活動目的である「ラオスと高知、両方の発展」を掲げました。従来はラオス現地で仕入れたものを学校内で販売するだけで、売り上げも限られていました。そこで、ラオスへの寄贈資金の増加と高知県の発展を目指し、高知県の「はりまや橋商店街」での商品販売を実施しました。これが現在も続く「はりまやストリートフェスティバル」です。昨年度で20回目を迎え、ラオス学校建設活動に欠かすことのできない活動となっています。

 

 

 

ラオスでの交流活動・調査活動 〜続ければ、深まる。深まれば広がる〜

 

ラオス学校建設活動が長年続いてきた背景には、現地での交流・調査活動があります。

 

現地での交流活動では、日本語を教えたり、折り紙を作成、よさこい踊りを披露するなど日本文化、土佐(高知)の文化を伝えるとともに、ラオスの子どもたちからラオス語を学ぶなど異文化理解を深めていきます。交流を通して、私たちは、笑顔・優しさ・家族とのつながりなど日本人が忘れかけている大切なものに気付かされました。国の豊かさとは違う、人としての豊かさ、人の幸福とはなにかを考えさせられるものです。

 

 

  調査活動で見えた幼稚園建設の必要性  

〜兄弟が一緒に通える学校の実現〜

     

私たちがラオスに学校を建設する目的は「ラオスと高知、両方の発展」です。その目的は単発的・断続的に学校を建設しただけでは達成することはできません。ラオス・日本の社会の変化に対応し、現地の方が求めるニーズに合わせた活動を行っていくことが重要だと考えています。そこで欠かすことができないのがラオス現地での調査活動です。

 

ラオス経済は2005年以降、年平均7.5%の成長率を誇り、これはASEAN(東南アジア諸国連合)内ではトップの数値です。ラオス全体の人口も年々増加しています。また、海外からの資本の投入、特に中国からの資本投入によって、大きな成長を遂げています。

 

しかし、私たちが現在交流しているビエンチャン県サンニャイ村では、国の成長とは反対に、子どもたちが減少しているという事態が起こっています。村人への聞き取り調査の結果、1998年の建設当時には180人いた子どもたちが今では47人となっています。その大きな理由は、サンニャイ村には幼稚園がないこと。サンニャイ村に住む多くの人々は、幼稚園と小学校が一貫した学校を求めて、他の村に移動しているのです。そのため、子どもの人数が大幅に減少しています。

 

これは村人の声です。

 

「幼稚園と小学校を一貫すると、兄弟が一緒に通えて安心できるでしょ。その分両親が共働きできて、安定した収入や豊かな生活を送れるでしょ。すると家族を助けることができる。子どもたちもしっかり勉強することができる。子どもたちには勉強して夢を実現させて欲しいの」

 

この言葉を聞いた時、幼稚園を建設することで家族が安心すること、収入が安定すること、子どもの未来につながること。様々な相乗効果がもたらされることに気づきました。このことから私たちは、サンニャイ村への幼稚園の建設を明確な目標として設定しました。

 

学校ができることで、その村の人口が増え、仕事が増え、市場が増え、経済が発展していく。それを継続させることでラオスが発展し、現地の人々が豊かになっていく。学校を建設することが目的ではなく、学校を建設する活動の中で、ラオスが、高知が発展していく。この目的を達成するためには、「継続と発展」、続けていく、広げていく、そして深めていくことが必要になります。

 

このようなラオス現地での交流・調査の中で、「ラオスと高知、両方の発展」を考えることが、長年継続してきた高知商業のラオス学校建設活動であり、今後も続いていく国際協力・地域貢献の形です。

 

 

学校建設の継続と発展 〜ラオスの未来を共に創る〜

 

写真に写っている女性は、私たちが建設した小学校を卒業した女性です。今は、母親となりました。そして現在、女性のお子様が、私たちが建設した学校に通っているとのことでした。

 

女性は嬉しそうに学校を建ててくれたことへの感謝を私たちへ伝えてくれました。私たちが継続、発展させてきたラオス学校建設活動がラオス現地の人々の笑顔、未来へとつながっているのだと実感しました。そして、その輪が広がっている、そのような貢献の喜びを感じる場面でした。

 

現地での交流の様子。

 

 

いただいた御支援はラオスビエンチャン県にサンニャイ幼稚園を建設する費用としてNGO組織高知ラオス会へ寄贈させていただきます。

 

 御支援いただいた資金はNGO組織高知ラオス会へ贈呈し、ラオスビエンチャン県に本校9校目となるサンニャイ幼稚園を建設する費用に充てさせていただきます。

 

 スケジュールとしては2021年5月NGO組織高知ラオス会に資金を寄贈し、2021年8月にラオス現地にてサンニャイ幼稚園落成式を行う予定としております。

 

 

高知商業生一丸となって、クラウドファンディングに取り組んでおります。皆様御支援のほど、どうぞよろしくお願い致します。

 

 

リターンについての紹介

 

「グローカルバウムコース」をお選びいただいた方には高知商業高校と高知県の地元企業「城西館」「ビバ沢渡」が共同開発を行った「グローカルバウム」と高知商業生の心を込めたメッセージを提供させていただきます。またご支援いただいた方への感謝を込めて、プロジェクト達成後、高知商業学校HPにお名前を掲載させていただきます。(ご希望の方)

 

このグローカルバウムは、昨年12月に開催された「にっぽんの宝物JAPANグランプリ2019-2020」にて「Visit JAPAN部門グランプリ」を受賞し、世界大会への進出を決めました。また今年6月(6月1日〜6月30日)にはJAL国内線ファーストクラス(柚子のみ)でも提供されました。多くの商品を開発している高知商業の商品の中でも、高い知名度と実績を誇る商品です。

 

種類は5つ。大豊町で栽培された幻の豆「銀不老」、仁淀川町でとれたお茶「沢渡茶」、黒潮町の「天日塩」、室戸市吉良川町の「西山きんとき芋」、馬路村の「柚子」の5つの特産品や食材を使ったバウムクーヘンが入っており、味わうだけで高知を旅できる楽しさがあります。

 

 

「ラオス商品コース」をお選びいただいた方には、上記のグローカルバウムに加え、昨年度までにラオス現地で仕入れを行った「ラオス商品」と高知商業生の心を込めたメッセージを提供させていただきます。またご支援いただいた方への感謝を込めて、プロジェクト達成後、高知商業高等学校HPにお名前を掲載させていただきます。(ご希望の方)

 

このラオス商品は、高知商業生がラオス現地で仕入れたものであり、その多くを占める民芸品と布製品はラオスの伝統工芸品となっています。これらの商品は、全てラオスの方々が一つ一つ手作りしたものであり、糸の色や商品の模様等、細部にこだわりがあり、日本ではなかなか見られない色鮮やかで個性豊かなものばかりです。

 


*本プロジェクトのリターンのうち、【お名前掲載】に関するリターンの条件詳細については、こちらの「リターンに関するご留意事項」をご確認ください。

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プロフィール

私たちは、「ラオスと高知、両方の発展」をめざし、1994年から26年間、ラオスに学校を贈る国際協力活動を継続してきました。そしてこれまでに8校の学校建設に協力しています。 本校の二本柱である、「報本反始」感謝の心と「鵬程万里」世界に羽ばたく心意気を持ち、この激動の社会を逞しく生き抜きます。 「0から1の道は、1から100の道より険しい」 それでも私たちは挑戦し続けます。私たちは、0から1の道を歩み続けます。 困難な状況だから何もできない。ではなく、いまだからこそできることがある。できないからやめる、あきらめるではなく、どうすればできるか考え、行動に移す。これが私たち高知商業が長年継承してきた伝統であり、新しい伝統を築いていく上での信念です。

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リターン

5,000


グローカルバウム1箱(5個入り)

グローカルバウム1箱(5個入り)

・高知商業高校生徒からのお礼メッセージ
・グローカルバウム1箱(5個入り)
・ホームページにお名前掲載(ご希望の方)

グローカルバウムは高知商業生と高知の企業「城西館」と「ビバ沢渡」が共同開発した商品です。
地域の特産品や高知が誇る食材を目利きし、食べやすいひとくちサイズのバウムに仕立てました。生地のしっとり感にこだわり、独自の製法でそれぞれの風味を一緒に閉じ込めました。

★受賞歴や功績★
「にっぽんの宝物JAPANグランプリ2019-2020」
                                Visit JAPAN部門グランプリ受賞
今年6月(6月1日〜6月30日)には
JAL国内線ファーストクラスでも提供されました。

※ 本プロジェクトへの支援は、税制優遇(所得控除又は税額控除)の対象にはなりません。

支援者
80人
在庫数
260
発送完了予定月
2021年2月

10,000


ラオス商品(3,000円相当)とグローカルバウム1箱(5個入り)

ラオス商品(3,000円相当)とグローカルバウム1箱(5個入り)

・高知商業高校生徒からのお礼メッセージ
・グローカルバウム1箱(5個入り)
・ラオスの商品(3,000円相当)
・ホームページにお名前掲載(ご希望の方)

高知商業生がラオス現地で仕入れたラオス商品
商品の多くを占める民芸品と布製品はラオスの伝統工芸品です。全てラオスの方々が一つ一つ手作りしたものであり、糸の色や商品の模様等、細部にこだわりがあり、日本ではなかなか見られない色鮮やかで個性豊かなものばかりです。

※写真はイメージです。

※ 本プロジェクトへの支援は、税制優遇(所得控除又は税額控除)の対象にはなりません。

支援者
80人
在庫数
35
発送完了予定月
2021年2月

プロフィール

私たちは、「ラオスと高知、両方の発展」をめざし、1994年から26年間、ラオスに学校を贈る国際協力活動を継続してきました。そしてこれまでに8校の学校建設に協力しています。 本校の二本柱である、「報本反始」感謝の心と「鵬程万里」世界に羽ばたく心意気を持ち、この激動の社会を逞しく生き抜きます。 「0から1の道は、1から100の道より険しい」 それでも私たちは挑戦し続けます。私たちは、0から1の道を歩み続けます。 困難な状況だから何もできない。ではなく、いまだからこそできることがある。できないからやめる、あきらめるではなく、どうすればできるか考え、行動に移す。これが私たち高知商業が長年継承してきた伝統であり、新しい伝統を築いていく上での信念です。

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