能登半島地震　地域の暮らしを支える店舗再建へのご支援をお願いします

 

 

 

 

 

 

 富山県富山市にある「ファニチャーパークケースリー」の増山隆です。ページをご覧いただきありがとうございます。

 

2024年1月1日16時10分、石川県能登地方を震源とする地震が発生し、「ファニチャーパークケースリー」では建物と店内に並ぶ商品に大きな被害を被りました。

 

地震発生直後、私が撮影した動画です。動画に音声が入っております。

 

建物は各所で天井や壁が剥がれ落下し、火災の際延焼を防ぐために天井に設置された防炎ガラスも数百枚が落下して、割れたガラスが商品を含め至る所に散乱していました。加えて地震の影響でスプリンクラーが誤作動し、店内ほぼ全てが水浸しになりました。

 

また、揺れによる棚からの商品の落下や倒壊に加え、これら建物の損壊が店内に並ぶ商品にも影響を及ぼし、天井材落下時に発生した粉塵や割れたガラスが商品の上にも散乱し、ここにスプリンクラーの水も加わり、特に店内2階に置いてあった大型家具と呼ばれるソファやダイニングセット、ベッドなどの商品は8割ほどが何らかの影響を受けました。販売できなくなってしまった商品も数多くあります。

 

 

地震発生当日は定休日で、お客様や従業員は無事だったことが唯一の救いですが、もちろん、地震後はすぐにお店を開けられる状態にはなく、営業再開まで2週間ほど全店休業を余儀なくされました。

 

現在は比較的被害の少なかった店舗1階部分のみ営業を再開しておりますが、被害の大きかった2階は復旧に時間がかかり、未だ再開の目処が立っていない状況です。

 

 

地震発生から約2ヶ月が経ち、散乱した建材やガラスの片付け、被害に遭った商品の清掃などは終わりましたが、剥がれ落ちた天井や壁材の修繕、スプリンクラーやシャッター設備の修復、濡れた床材の撤去や貼り直し、無くなってしまった売場の再設置など、復旧のためにはまだまだ時間と費用がかかります。

 

 

 

 

□「米三」の由来

「ファニチャーパークケースリー」を経営する株式会社 米三はもともと米や油を扱う食糧商でした。

 

その歴史は、遠く三百年ほど前にさかのぼります。初代三郎兵衛は前田藩の城下、富山町で武士の家に生まれました。生まれ育った場所は、現在も米三の本店所在地となっている場所であり、当時は袋町といいました。袋町は富山城の東にあり、袋物屋が多かったのでこの名がついたといいます。

 

北陸街道筋にあたるこの町には有力商人が多く住み、活発な商取引の舞台となり、初代三郎兵衛はこの町で米・油、本などを売って生計を立てるようになりました。いわば武士から商人へと大きな転身を図ったのです。

 

米三の歴史はこの三郎兵衛から始まり、子孫が代々三郎兵衛を名乗り、家業を引き継ぎました。後に、米屋の三郎兵衛ということから「米三」の屋号がつきました。

 

□嘉永元年、漆器の販売を始める

幕末の動乱期、米三の七代目三郎兵衛は商売の新たな活路を漆器に見出し、能登から仕入れて販売しました。家業として米・油などの商いを続けてきた関係上、食器に関する情報も入手できたことから、当時から評価の高かった輪島の漆器を海路で運び、富山で売る手を考え実行に移したのです。

 

小売りというより問屋に近いものでしたが、輪島の漆器を求めて遠方からも多くの客が訪れました。これが米三の漆器・家具商としての創業です。

 

 

□そして現代へ

戦後は漆器や和家具の取り扱いに加え、生活の洋風化に着目し食卓セットやソファ、ベッド、スチール家具、内装やデザインなど扱い品種を広げていきました。

 

高度経済成長期にはその波に乗り、80年代から90年代には富山県内にて複数店舗出店、2000年代には敷地面積3,000坪を有する県内最大級の大型インテリアストアを開設し、たくさんのお客様に支えられ今日に至ります。

 

 

□ALL FOR THE CUSTOMER

どんなに時代が変わっても、変えてはならないものがあります。漆器を扱っていた創業の頃から、お客様の求めているものを商うという「伝統と精神」は今も変わりません。

近年では、家具、インテリアにとどまらず、プロダクトなどの商品開発からブランディング、住宅や店舗の新築やリノベーションの設計提案、オフィスや公共施設の環境提案、街づくり事業と、ライフスタイルを創造する新たな分野へ取り組んでいます。

どんなに時代が変わっても、決して揺らぐことのない「伝統と精神」は、「老舗の誇り」です。「すべてはお客様のために」という、高い「志」を私たちひとりひとりが共有し、いつもお客様のことを一番に考える企業であり続けることを目指します。

 

 

 

今回のクラウドファンディングは、「ファニチャーパークケースリー」が実行主体となります。

 

ファニチャーパークケースリーは約3,000坪の売場面積を持つ県内最大級の家具インテリア専門店として2000年にオープンいたしました。

 

末長く愛用できる国内外のインテリア用品からこだわりの食品まで、さまざまな商品を取り扱い、家具インテリアの販売を通じ地域のお客様の暮らしを豊かにし、より快適な生活空間を創造できるように、お手伝いしてまいりました。

 

 

店舗1階ではホームファッション商品を中心に、常に旬のインテリア小物や日々の生活を彩るアイテムをご提案し、訪れるたびにワクワクするような新しい発見があるフロアを目指しています。

 

また、2階にはソファやベッドなど大型家具を展開し、テイストやブランドごとにライフスタイルがイメージできる展開を織り交ぜながら、お客様の描く理想の暮らしを家具だけでなく空間としてご提案できる売場をつくってきました。

 

 

県内にお住まいのすべての年代の方に満足いただくことを目指してお店を運営し、店内には約20万点ほどの商品が並び、ご出産、就学進学、ご結婚、ご新築などさまざまなライフステージにて多くのお客様のご来店、ご利用をいただいております。

 

また、オープン当初より店内の吹き抜けを利用したイベントなども積極的に行なっています。

 

フリーマーケットやワークショップステージイベントの開催を毎年積極的に開催し、家具インテリアの販売だけでなく、県内や地域の方々に楽しんでもらいたい、幸せになってもらいたい、そのための活動も私たちの大切な役割のひとつと考えています。

 

昨年は小さい頃に当店に訪れ、開催されたイベントに参加し感動を覚えたという新入社員をお迎えしました。

 

「関わるすべての人によろこびと幸せを」。これが私たちの目指す活動です。

 

 

 

 

目指すのは、「とにかくちゃんとお店を直したい」。ただこれだけです。

 

被災した建物や設備をきれいに戻したいということはもちろんですが、それ以上に強くあるのは「家具インテリアを通じて地域の方々に夢や幸せを、これまで同様にお届けしたい。」という想いです。

 

現在、できる範囲で建物の修復工事を行なっておりますが財源にも限りがあり、このままでは実施したい工事を諦めるしかありません。建物も売場も商品も、震災前の状態に戻すのは難しく、私たちにとっても、お客様に対しても、とても満足のいく状態ではなくなってしまいます。

 

お客様に夢や幸せをお伝えすることが私たちの本分であるのにその環境がつくれない。そんな状況です。お客様に「素敵な空間」だと思っていただける場面をどれだけ多く創れるか。これがすべてだと思っています。

 

しかしながら、素敵な空間をつくり出すための環境、｢ 床 ｣｢ 壁 ｣｢ 天井 ｣｢ 商品 ｣が今回の地震ですべて被災して崩れてしまいました。

 

そんな状態からの店舗の修復を目指して「とにかくちゃんと直したい」この言葉にプロジェクトへの想いを込めています。

 

 

上記工事は建物の安全性を担保する必要最低限の工事費用です。修復に際し、申請可能な補助金制度に申し込みはしておりますが部分的な適応となり、元の売り場に戻すためには、展示していた家具を新しく購入するための費用など、さらに1億程度の費用が必要となってまいります。

 

道のりはとても長く辛い現実ではありますが、地域のお客様と共に歩んできた「株式会社米三」と「ファニチャーパークケースリー」です。なんとか店舗の修復を叶えて、これまでの想いを引き継ぎ、お客様へ夢と幸せをお伝えし続けてまいりたいと思っております。どうか皆様、ご支援をよろしくお願い致します。

 

 

 

 

プロジェクトページをご覧いただき誠にありがとうございます。株式会社米三 常務取締役の増山隆です。

 

今回の震災を受け、お客様をお店に迎え入れるということと、店舗2階で請け負っていた暮らしに欠かせない家具インテリアの販売ができなくなったこと、ふたつの「当たり前」が突然なくなりました。

 

お客様が売り場や商品を写真に納める姿も、スタッフとの対話や笑い声も聞こえず、今は作業する音だけが響いています。

 

2016年以降、数回のリニューアルを経て店内環境を整備し、2023年12月、つい数ヶ月前にも売場の一部を替えたばかりでした。毎日のようにレジでいただくお客様からの励ましのお言葉や、電話での「2階の営業はまだですか」というお問い合わせも期待の現れだとありがたく感じています。

 

これまでたくさんの方に支えられてきました。地域一番店で在り続けたい、地域一番店で在り続けなければならない、そんな想いが復旧への後押しとなっています。そのためにまずは専門店として、感動を与えられるような売場作りをしていきたいと考えています。

 

どうか皆様のご支援をよろしくお願い致します。

 

 

 

 

 

 

 

 

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※本プロジェクトのリターンのうち、【お名前掲載】に関するリターンの条件詳細については、リンク先（https://readyfor.jp/terms_of_service#appendix）の「支援契約」の中にある「●命名権、メッセージの掲載その他これに類するリターン」をご確認ください。