映画「丸八やたら漬 Komian」製作/上映 応援ファンディング

映画「丸八やたら漬 Komian」製作/上映 応援ファンディング

支援総額

1,045,000

目標金額 700,000円

支援者
86人
募集終了日
2022年1月31日

    https://readyfor.jp/projects/komian?sns_share_token=
    専用URLを使うと、あなたのシェアによってこのプロジェクトに何人訪れているかを確認できます
  • Facebook
  • X
  • LINE
  • note

プロジェクト本文

 

▼自己紹介

私たちは映画「丸八やたら漬 Komian」製作委員会です。山形の或る老舗漬物店の記録映画を作るために市民有志が集まりました。山形で2年に一度行われる世界有数のドキュメンタリー映画祭(YIDFF)をご存知でしょうか。1989年にアジアに初めて誕生したドキュメンタリーに特化したこの国際映画祭は、近年2,000を超える応募作品の中から優れた作品を選りすぐって上映し、人と映画の新しい交流の場を作り出しています。毎回、国内外から延べ2万人を超える参加者があります。2021年10月の開催は17回目、異例のオンライン開催となりました。
山形国際ドキュメンタリー映画祭

 

※山形国際ドキュメンタリー映画祭のさよならパーティの様子

 

そして、この街に独特の趣を与え、国の登録有形文化財に指定されていた蔵座敷「丸八やたら漬・香味庵」は昨年、惜しくも昨春閉店・解体されました。ここは日本の伝統的な蔵に世界中の映画関係者が集い夜明け近くまで映画論を語り合う交流の場であり、映画祭のシンボル的なスポットでもありました。一晩で訪れる参加者を500人を越えることもしばしば。立場や国籍を超えた交流拠点として、映画祭の在り方を支えてきてくれたと言えます。

 

※映画祭の期間中、ボランティアが運営する「香味庵クラブ」には、国内外の人々が詰めかけた。

 

 そして、この老舗漬物店「丸八やたら漬」は、135年という長きにわたって、山形の食文化をも営々と支えてきてくれました。この香味庵という蔵文化が存在した証として、私たちは、人々の記憶と思いを記録しつつ一本の映画を作り公開したいと市民有志による製作委員会を結成し活動して来ました。時代の変化や新型コロナの影響の中、大事なものがいつの間にか無くなってしまうしまう。これは、「あなたの街の物語」でもあると感じています。この映画製作と今後の作品の展開に、温かいご支援・応援を賜りたくお願いいたします。

 

※「丸八やたら漬」は、山形の表情のひとつだった。

 

※閉店の日、報道陣に囲まれる「丸八やたら漬」の代表だった新関芳則氏

 

 

▼プロジェクトを立ち上げたきっかけ

 

「丸八やたら漬」は創業135年、山形の台所ともいわれた漬物店でしたが、昨年春、惜しまれつつ閉店しました。山形市の中心街、旅篭町に根付いた蔵文化を受け継ぎ、地域の食文化を提供し続けた同店の蔵座敷は、山形国際ドキュメンタリー映画祭期間中の「香味庵クラブ」としても、国内外の多くの映画人から愛されました。

 

※映画祭の期間、蔵の白壁がスクリーンに!

 

  この「丸八やたら漬」の廃業が報道された時、地元の方々だけでなく、国内外の映画祭参加者や関係者から、驚きと落胆の声が届きました。

 伝統が息づく日々の暮らしの時間と空間、往来と交流拠点、古さと新しさの混在、それらを象徴していた建物や場が失われしまうこと。もどかしさと無力感。

 

※135年に亘る歴史にピリオドが打たれた。

 

それでも、何かを残したい。感謝も伝えたい。そんな思いが今回の記録映画の製作へとつながりました。しかし、2020年5月末には完全閉店、そして9月末には建物や土地の権利は人手に渡るという急展開、まずは、店・建物があるうちに撮影しようと動き始めました。そして2020年6月1日に製作委員会を立ち上げたのです。

 

*製作委員会会長 里見 優(さとみ まさる)

 

製作資金は、市民・県民に呼びかけて寄付者(市民プロデューサーとして映画エンドロールにご氏名を掲載)を募り、約1年半にわたり撮影と資金集めを同時並行で続けて来ました。

今回撮影させていただいたのは、廃業宣言後から閉店までの社長やスタッフの働く姿と言葉。そして、135年間、旅籠町の景観を作って来た蔵の内観外観の詳細の何とも言えない存在感。映画祭期間中に交流の場「香味庵クラブ」を自主的に運営して来られた方々の思い。そこに参加して様々な交流の記憶や体験を未だに大事にしている国内外の映画関係者が多くいるのです。

 

◎映画「丸八やたら漬 Komian」予告編をご覧ください。

https://www.youtube.com/watch?v=Xv1f0F8bMsQ

 

※「香味庵は映画祭の父親のような存在だった」(映画監督 小林茂)

 

※「香味庵は、映画祭を支えた特別な空間」(山形国際ドキュメンタリー映画祭 藤岡朝子理事)

 

※「こんなに美しい建物があったのか!」(中国のジャン・モンチー監督)

 

※世界的なドキュメンタリー作家 キッドラット・タピミックがKomianの思い出を語る。

 

 国の登録有形文化財に指定されていた蔵座敷が失われてゆく中、100年越えの建築物を守るシステムの欠如を語る人。街を歩きその価値を発掘し味わう活動。そして、これかえらも続く山形の蔵文化や食文化を受け継いてゆく人たちの思い。実にさまざまな方が語ってくださいました。

 

※閉店の日に駆けつけたお客様。

 

 

 どうしようもなく失われてゆくもの、それの価値を再認識して、生き続けてゆく私たちのこれからの生き方、暮らし方。移りゆく時代、失われる痛みや懐かしさに触れながら、過去と未来をつなぐ架け橋としての映画・・・「丸八やたら漬 Komian」。ぜひ、国内外の沢山の方々に観ていただきたいと思っています。

 

 

▼プロジェクトの内容

私たちは、映画作りの最後の仕上げ、そして今後の展開の費用について、あらためて、ご支援をいただければと、今回のフラウドファンディングを通じての支援募集プロジェクトを立ち上げました。具体的には、複数種類の上映素材作成費用。海外の方にも見ていただく為の英語字幕付版の製作費用、山形県内や全国へ公開するための広報物(ポスター、チラシ、パンフレットなど)製作費、事務局初動活動経費等、この作品を、全国の映画館だけでなく、「あなたの街の物語」として、映画館のない地域の公共ホールや学校等に出向いて、様々な形式の上映を進めて行きたいと考えています。移動映写用の機材等も確保して行きたいと思っています。

 

今回、ご支援くださる方には、丸八やたら漬、山形の物産、映画と関係の深いものをご用意しております。また、ご支援をいただいた方は、全国公開際にエンドロールにお名前を開催させていただきます。皆様方のご理解とご支援をよろしくお願い申し上げます。

 

ドキュメンタリー映画「丸八やたら漬 Komian」は、2021年10月7日、山形国際ドキュメンタリー映画祭のオープニング作品として上映されました。(オンラインで1回配信)

その後、山形県内の映画館、フォーラム山形、ムービーオンやまがた、フォーラム東根にて先行上映されました。

そして鶴岡まちなかキネマでは、来年2022年1月14日(金)〜16日(日)、21日(金)〜23日(日)に上映されます。

 

▼プロジェクトの展望・ビジョン

コロナ禍に於ける社会の変化の中で自分たちにとって大事なものとは何だろうという振り返りをしながら取材や撮影をしてきましたような気がします。当たり前にあると思っていたものが無くなってしまう。その中に、自分たちの暮らしの歴史や文化が脈々と息づいて来たことに、今更ながらに思いを馳せる。「地元」の価値をもう一度見つめ直してみよう。それが実は、様々な人と繋がることになります。

 

*山形県村山氏出身の映画監督 村川透さんは、実家の蔵を改修し、地域交流の場としている。

 

*山形の漬物・食文化に関わり、山形青菜(せいさい)を栽培継承している神保拓磨さん。

 

「丸八やたら漬」そして「香味庵」を語る人々の記憶や言葉を、いろんな地域に生きる人々に届けたい。そんな思いで、この「あたなの街の物語」を全国に発信して行きます。そして、海外の映画関係者からも愛された、映画の舞台・香味庵は「 Let's Meet At Komian (香味庵で会いましょう)」と世界中の映画関係者の合言葉になり憩いの場でもありました。この作品の英語字幕版の製作と普及によって、蔵文化と映画祭のシンボリックな舞台の記録を世界で共有したいと考えています。

 

*「丸八やはら漬」の漬物樽は、風呂桶として活用されている。

 

 

 

プロジェクト実行責任者:
里見 優(映画・丸八やたら漬~Komian~ 製作委員会)
プロジェクト実施完了日:
2022年1月31日

プロジェクト概要と集めた資金の使途

ご支援いただいた資金については、劇場公開時のパンフレット・ポスター制作に利用させていただきます。

あなたのシェアでプロジェクトをさらに応援しよう!

    https://readyfor.jp/projects/komian?sns_share_token=
    専用URLを使うと、あなたのシェアによってこのプロジェクトに何人訪れているかを確認できます
  • Facebook
  • X
  • LINE
  • note

プロフィール

山形の老舗の漬物店「丸八やたら漬」の廃業・閉店の知らせを受け、なんとか、その記録をと記憶を残そうと集まった市民有志による映画製作委員会。

あなたのシェアでプロジェクトをさらに応援しよう!

    https://readyfor.jp/projects/komian?sns_share_token=
    専用URLを使うと、あなたのシェアによってこのプロジェクトに何人訪れているかを確認できます
  • Facebook
  • X
  • LINE
  • note

リターン

5,000


5000円コース

5000円コース

感謝のメールをお送りします。

支援者
23人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2022年2月

10,000


10000円コース

10000円コース

感謝のメール、映画鑑賞券(近隣で当作品の上映がない場合は、映画スチール写真で代替する)、映画パンフレット、丸八オリジナルステッカー

支援者
54人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2022年2月

30,000


30000円コース

30000円コース

感謝のメール、映画鑑賞券(近隣で当作品の上映がない場合は、映画スチール写真で代替する)、映画パンフレット、丸八オリジナルステッカー、梅木直美工人作こけし(小)

支援者
9人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2022年2月

50,000


50000円コース

50000円コース

感謝のメール、映画鑑賞券(近隣で当作品の上映がない場合は、映画スチール写真で代替する)、映画パンフレット、丸八オリジナルステッカー、梅木直美工人作こけし(中)、YIDFFオリジナルグッズ

支援者
0人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2022年2月

100,000


100000円コース

100000円コース

感謝のメール、映画スチール写真、映画パンフレット、丸八オリジナルステッカー、梅木直美工人作こけし(大)、丸八やたら漬暖簾、かみのやま温泉三木屋「一泊ペアご招待」(3組様限定)なお支援者様がご自身でご予約手続きをすることが必要となり ます。当プロジェクトが成立した後、当製作委員会から宿泊手続きについ て、あらためて連絡させていただきます。
*宿泊代金につきましては当映画製作委員会が宿にお支払いいたします。 ※有効期限は6ヶ月内

支援者
1人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2022年2月

プロフィール

山形の老舗の漬物店「丸八やたら漬」の廃業・閉店の知らせを受け、なんとか、その記録をと記憶を残そうと集まった市民有志による映画製作委員会。

あなたにおすすめのプロジェクト

注目のプロジェクト

もっと見る

新着のプロジェクト

もっと見る