言語聴覚士と保育士によることばを育てるオンラインイベントをしたい

言語聴覚士と保育士によることばを育てるオンラインイベントをしたい

 

　こんにちは、一般社団法人ことばサポートネットと申します。

　私たちは、言語聴覚士を主体とした団体で、主に、近隣に病院やことばの相談ができる場所がない、様々な事情で出かけるのが大変、といった方に対し、オンラインでの言語療法やことばの相談を行っています。

 

▼こどものことばの育ちに大切な、やり取り遊びや手遊び、コミュニケーション体験

 

　乳幼児さん向けのことばの相談現場では、”ことばがなかながでない”、”いえることばがふえない”、”ことばがはっきりしない”　といったご相談がかなりたくさんあります。

　そんな時、言語聴覚士は、聴覚の確認や、口腔内の診察、発達面の問診などを行っていくわけですが、背景にご病気や障害があったりする場合も含め、どんなお子さんにも、”体験”の中でのことばかけがとても大切であることをお伝えしています。

　ここでいう　”体験”　というのは、海に行くとか山に登るとかいった特別な　”体験”　ではなく、毎日の中で起こるような、「目が覚めた時に『おはよ～』が聞こえてくる体験」「お風呂で『あ～、きもちいね～』ということばをかけられて気持ちを共有した体験」「どっちがいいかな？赤いほう？青いほう？とワクワクしながら選ぶ体験」といった、日常の中でのことばの体験です。

　そして、その体験は、できるなら、親子ともに　”楽しい”　ものであってほしいと思っています。

　

　地域の子育て支援センターでは、保育士さん主導のやり取り遊びや手遊び、コミュニケーション体験の中で、たくさんのことばかけのヒントを頂くことができます。初めての子育ての保護者の方にとって、ことばかけと言われても、なかなか自然にできない場合もありますが、保育士さんのことばかけを見るうちに自然と日常の中に取り入れられるものも増えてきます。

 

▼子育て支援センターに行きにくいお子さんたち

 

　こういった理由から、是非、お近くのイベントなどにご参加を、とご案内する場合もあるのですが、中には、様々な理由で参加が難しい場合があります。

　例えばこんな場合があります。

• 家族の介護があり、家を空けられない
• 感染症のリスクがあるので人ごみに行きづらい状況にある
• 普段バギーにのっているので人手がないと出かけられない
• 兄弟がいるので行きにくい
• 海外在住のため近くで日本語に触れられない
• 住んでいる地域が山間部のため近隣に施設がない
• 発達段階としては手遊びややり取り遊びをたくさんしたいけれど年齢が大きいためにもう参加できない
• ”みんなと同じ”が苦手な特性があるので、集団の場に行きにくい

　いろいろな状況の方がイベントに参加しやすい状況を作れたら、という思いで、

　言語聴覚士と保育士が一緒にオンラインでイベントを行うことにしました。

 

▼資金の用途

 

　地域の子育て支援センター等の多くは、無料や1000円以下などの利用料で利用が可能なため、私共も、できるだけ料金のご負担なく参加していただけるように、と考えています。

　しかしながら、継続的に質の高いイベントを提供できるよう、登壇する言語聴覚士や保育士には、ボランティアではなくきちんと講師料をお支払いしたいと思います。また、オンライン会議ツールの整備などに費用が掛かります。

　そのため、このイベントを行っていくためには、参加者の方にご利用料の負担をお願いする必要がありますが、子育て世代の親にとって、1000円の支出は大きいと感じる方も多いと思います。近隣の地域イベントに行ける方は無料で参加していることを考えると、どんな環境にいらっしゃる方にもできれば無料でイベントを提供をしたく、子育てが終わった世代や課題意識を共有してくださる方に、少しでも援助をしていただけないかと思い、この度クラウドファンディングの力を借りたいと思いました。

• 講師謝礼等の人件費　・・・5万円
• 通信費・消耗品・リターン費用・広報費用・・・5万円

　皆様に援助を頂けるようでしたら、4月開催分を参加費無料で実施したいと思っています。

 

▼イベントの開催日時

 

　2025年4月にオンラインにて開催予定です。

　2025年3月中旬募集開始となりますので、詳しい日程はその際に公開いたします。

　本プロジェクトが成立した際には、無料イベントとして参加者募集をいたします。

 

　※プロジェクト成立後、天災等やむを得ない事情（緊急事態宣言などコロナウイルスによる影響を含む）によりイベントが開催できなかった場合、状況が整い次第同様又は類似のイベントを延期して開催いたします。

 

 

　色々な状況にある乳幼児さんの健やかな育ちのため、温かいご支援をどうぞよろしくお願いいたします。