ご支援ありがとうございました ~ 終了報告
この度はNPO法人小鳥レスキュー会が実施したクラウドファンディング、「命をつなぐ最適な居場所へ|飼い鳥の保護施設「鳥の駅」を移転したい!」をご支援いただき、どうもありがとうございました。
皆さまからの温かい応援とご支援のおかげで目標金額を達成し、無事に「鳥の駅」の引っ越しを実現することができました。
心から感謝申し上げます。
以前、施設が入っていた建物は、老朽化により水漏れも度々発生していたため、いずれは移転を、と考えていましたが、2022年の春、建物のオーナーチェンジがあり、2023年はじめに建物の取り壊しが決定したとの通知を受領し、その結果2024年1月以降、賃貸契約の更新はされず、立ち退きが急に現実的なものとなりました。
希望条件に合う賃貸物件探しは難航し、そのためクラウドファンディングも開始することができず、期日までに無事、鳥たちを新しい場所に連れていくことができるのか、不安に思う日が続きました。
その後タイミングよく現物件とめぐり逢い、クラウドファンディングで移転資金のご支援をいただき、引っ越しの際には有志の方々にお手伝いいただき、無事に新施設に移転することができたのは、本当に幸運でした。
どうもありがとうございました。
<第1目標:飼い鳥たちの保護施設「鳥の駅」の移転>
当初、11月に移転することを目標としていましたが、移転先の施設・環境整備に時間がかかり、年明けに引っ越しを実施することになりました。
旧施設 所在地: 埼玉県戸田市美女木1-18-6 第2美女木マンション
新施設 所在地: 埼玉県さいたま市南区辻1-24-13 小黒ビル2階 201号室
▼移転先準備
電気・水道の引き入れ、新しいドアの設置、全窓へのカーテンレール設置、害虫駆除、ラックの設置など行いました。予定外の作業も発生したため、当初の予定よりも整備に時間がかかり、引っ越しの前日まで準備に追われました。
▼引っ越し
2024年1月7日(日)、会員とボランティアの方々にお手伝いいただき、引っ越しを実施しました。
引っ越しに伴い、一部の古くなり劣化したケージを新しくすることにし、引っ越しの前日にはケージを組み立て、止まり木を設置し、翌日に備えました。
引っ越し当日は、
・旧施設でのケージの送り出しの準備、一部新しいケージへの鳥の移動、ケージの積み込み
・自家用車でのケージ・備品の運搬
・新施設にてケージ・備品の受け取り
と3グループに分かれ、10時より作業を開始。
車で何往復も運搬していただき、夕方には無事に全ケージの移動を完了することができました。
引っ越しの様子については、活動報告もご覧ください。
https://readyfor.jp/projects/kotori99pj/announcements/304517
▼新施設
移動した直後は環境変化により少々様子が心配な鳥たちもいましたが、その後しばらくの期間、ケージの場所移動などを行いながら経過を観察しました。
最終的には全羽、体調を崩すことなく、新しい施設への引っ越しが完了しました。

現在の施設は以前よりも狭くなりましたが、私たちの目標は「鳥の駅」で暮らす鳥たちが、新しい家族と出逢い、お迎えされることであり、広いスペースにどんどん鳥たちを迎え入れることではありません。
限られた場所の中で、引き続き行き場のない鳥たちを保護していくため、定期的な里親会の実施や、動画等による積極的な発信など、今後のチャレンジや改善について考えていく良い機会となりました。
<第2目標:保護鳩の移転および鳩小屋設置>
旧施設の入口を挟んで設置した2つの鳩小屋には、2021年、飼い主さん死去によるレスキュー依頼が入り、当会の代表が埼玉から一昼夜をかけて岡山まで行き、保護した鳩が暮らしていました。
レスキューでは、残念ながら屋内で飼われていた多くの鳥たちは全羽、すでに亡くなっており、屋外で飼われていた一部の鳩たちと犬だけが、近所の方々がごはんとお水をあげてくれていたことにより、命をつなぐことができました(犬については他団体が保護しました)。
過酷な環境から保護された鳩たちには、今後も安心して暮らしてほしいと願っています。

▼引っ越し
けんかをしないよう、4ケージに分けられた鳩たちは、その後「鳥の駅」室内で一晩を過ごし、翌朝、ボランティアの方のご協力により、軽トラで新天地となる鴻巣市の「バードハウス」に旅立ちました。

▼鳩小屋製作
鳩小屋製作については、業者の選定に時間がかかり、2023年11月下旬に着工しました。
ただ2024年3月31日時点で、鳩たちはまだケージで暮らしています。
残念ながら施工内容にいくつか問題があり、やり直しが入ったことにより、鳩小屋の完成が、当初の予定より大幅に遅れているためです。電気工事については、配線は完了しており、照明器具、タイマーの取り付けはこれからとなります。
鳩小屋についてはもう少し時間がかかりそうですが、鳩たちが無事に移動できましたら、プロジェクトページの活動報告で、ご報告いたします。


また鳩小屋のある庭は水はけが悪く、雨が降るとぬかるみがひどいため、鳩小屋への導線のぬかるみ対策も考えています。
▼旧施設の片付け、廃棄処理
施設に張っていたネットを外し、粗大ごみに出す物の移動、一部劣化により処分することになったケージや、その他大量に残った物やゴミの仕分け、メタルラックの解体等々。
無事に鳥たちの移動が完了したものの、片付け作業も膨大でしたが、空き時間を利用して進め、期日までに無事、終了しました。
特にメタルラックは、経年劣化により錆で固着してしまったラックが何台もあり、解体にかなり時間がかかりました。
再利用できるメタルラックは「バードハウス」等に移動しています。
新施設では家具を置くスペースがないため、旧施設で使用していた家具類は、残念ながらほとんど処分することになりました。
片付けと掃除が終了し、ガランとした部屋を見ると、これまでの様々な出逢いや別れ、嬉しい事、悲しい事が思い出されます。
建物は4月上旬より、取り壊しを開始するそうです。
少し寂しい気持ちもありますが、気持ちも新たに、次のステージに進んでまいります。
【収支報告】
クラウドファンディング達成額 | ¥17,165,000 | |
クラウドファンディング手数料 | ¥-2,918,410 | |
計 | ¥14,246,590 | … (a) |
*2024年2月28日時点 | ||
テナント契約料、地代家賃 | ¥2,664,500 | |
電気工事費用 | ¥2,602,100 | |
水道工事費用 | ¥1,200,080 | |
内装工事費用 | ¥914,852 | |
その他(害虫駆除、登記変更費用、他) | ¥163,455 | |
設備備品購入費用(ラック、ケージ、電化製品、他) | ¥2,617,895 | |
鳩小屋製作費用 | ¥1,862,000 | |
引っ越し費用 | ¥528,000 | |
処分廃棄費用 | ¥754,000 | |
合計 | ¥13,306,882 | … (b) |
残高 : | ¥939,708 | … (a) - (b) |
*2024年2月28日時点 | ||
先にご報告しました通り、工期の遅れにより鳩小屋の製作がまだ完了しておらず、4月末払いの電気工事費、製作費の支払が残っております。
上記、残高の¥939,708につきましては、鳩小屋に関して今後発生する支払に充当いたします。
万が一残金が発生する場合は、施設の運営費に充てさせて頂きます。
改めましてこの度は、当会の小さな命をつなぐ活動にご賛同いただき、たくさんの応援、ご支援を賜り、本当にありがとうございました。
今年は動画などを活用し、積極的に皆さまに情報を発信していきたいと考えております。
引き続き当会の活動を見守っていただけましたら幸いです。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
NPO法人小鳥レスキュー会