シャチとヒトが共に生きる未来のために。知床・釧路の調査を拡充

いつも海獣班の研究活動を応援いただき，ありがとうございます！このクラウドファンディングも，終了まであと3日となりました！

 

 

さて，昨日の記事

 

 

にて#シャチのわかっていることわかっていないこと　としてオスの背鰭のなぜ，を挙げましたが，今回はサドルパッチ

 

 

についてです．

 

 

このサドルパッチ，個体ごとに違うのです！ですので，ヒトの指紋のように，個体を見分けるのに使うことができます！

 

この上の写真は，RA-OO021（ RA: 羅臼，OO: Orcinus orca, 021: 番号）という個体で，サドルパッチがガバッと開いていて，とても覚えやすいオスの個体です．

 

 

実はこのシャチ，佐藤晴子 (2009) 2006-2008 年の偶発的な目視観察に基づく，知床・根室海峡に出現したシャチの写真識別カタログ．知床博物館研究報告，30, 55-82. でも個体番号SNS-OO034（SNS: Shiretoko-Nemuro Strait）として報告されていました

 

 

佐藤（2009）から10年以上経って，背鰭が高くなったのがわかります．でも，サドルパッチは変わりません．

 

 

 

では，サドルパッチは何のためにあるのでしょう？

 

 

 

・・・わかりません！

 

 

 

サドルパッチはシャチで有名ですが，実は，コビレゴンドウにもあるのです．

 

コビレゴンドウのサドルパッチ

 

コビレゴンドウの子ども

 

 

うーむ，なぜでしょう・・・．皆さんのお考え，聞かせてください！