シャチとヒトが共に生きる未来のために。知床・釧路の調査を拡充

 クラウドファンディングでご支援いただいております皆様、そして当記事をご覧の皆様、お久しぶりです。海獣班M1のSです。

今年も、シャチによる漁業被害についての調査を行うため、釧路に向かいました！

調査期間4日間のうち、一度も海に出ることはできませんでしたが、いつもお世話になっている釧路町の昆布森漁協さんにお邪魔し、お話する機会を得ることができました。

過去の記事でもご紹介させていただきましたが、昆布森では、カレイ底刺し網漁で、シャチによるとみられる漁業被害が報告されています。

具体的には、シャチが刺し網を食いちぎったり、網にかかった魚（専らババガレイ：写真に写っている魚）を食べてしまったり・・・という事例が、漁師さんによって目撃されていました。

本調査についてより詳しく知りたい方は、卒業生YOによる過去の記事（https://readyfor.jp/projects/ku_wrc_kw/announcements/247004）も、是非ご覧ください！

（写真1：漁師さんからいただいたババガレイ。調理し始めです。）

漁師さんのお話によると、今年も10月下旬ごろから漁場でシャチが見られているそうです！

漁場へのシャチの来遊を調べる方法には、目視調査以外にも音響記録計での調査があります。

漁師さんのご協力を得て、今年も漁網に音響記録計を設置することができました！さて，シャチの鳴音は入っているでしょうか。

今回の調査でお世話になった皆様、クラウドファンディングでご支援いただきました皆様に、心から感謝申し上げます。