プロジェクト概要

プロジェクトの終了が報告されました

皆さまのあたたかいご支援をいただき、

目標額の30万円を達成することができました。

まずは深く感謝申し上げます。

そして、所在未確認の口絵の調査追跡、保存のため、

ネクスト・ゴール、50万円を目指します。

 

予想外の早い達成、大変嬉しく思うと同時に、DVDデータベース制作へのご期待に強く身の引き締まる思いをしております。この度、いただきましたプロジェクト終了までのご猶予で、ネクストゴールを設定し、今後の木版口絵研究の一層の発展に向けて、さらなるご支援をお願いさせていただく事にいたしました。

本文にも記しましたが、かろうじて画像だけは確認できた口絵、存在は知られていますが所在未確認の口絵が多数存在します。その調査追跡、保存に向けての準備資金とさせていただければと存じます。

たいへん厚かましいお願いですが、忘れられた絵師、彫師、摺師の遺業を、後世へしっかり残すため、もし、ご支援しようと思って下さる方がいらっしゃいましたら、ご検討をお願いできますれば幸いです。どうぞ引き続きプロジェクトをお見守りください。何卒よろしくお願い申し上げます。本当にありがとうございます。

 

<2017年1月27日追記>

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明治大正期の文学作品に欠かせなかった美しい「木版口絵」コレクションをデータ化し、後世に残したい!

 

はじめまして、木版口絵を保存・普及させる会代表の朝日智雄と申します。およそ30年前から「木版口絵」と呼ばれる、明治時代から大正時代に文学作品に差し込まれていた色鮮やかな木版画を収集しています。

 

この口絵は、芸術的にも当時の技法や技術を知るために重要な役割を果たすとともに、当時の生活の様子や文化などを知ることができる、とても貴重な資料となります。しかし、本に差し込まれていたこともあり、いままで保存や研究が思うように進んできませんでした。

 

私自身も古希を過ぎ、多少の不完全さを残してもコレクションの結果をとにかく一度形にすべきだと考え、旧知の文生書院にコレクションの一部を委ね、データベース化してもらうことにしました。

 

しかし、膨大な資料数のなか、2000図まではデータ化を行いましたが、残り500図のデータ化作業にかかる費用が足りていません。忘れられた絵師、彫師、摺師の遺業を残すために、ぜひこの作業を最後までやりきりたいと考えています。ぜひご支援をお願い致します。

 

風流線
鰭崎英朋 画 「風流線」 春陽堂 明治37年
 
鈴木錦泉 画「中条兵庫旅日記」玉田玉秀斎
樋口隆文館 明治41年

 

 

筒井年峰 画「豊島嵐」福地桜痴著 春陽堂 明治28年

 

 

30年前のある日、役者絵を探しに行った古書店で、数枚の「不思議な絵」に出会ったのが始まりです。

 

わたしが「彩色木版口絵」に出会ったのは、約30年前のことです。その当時は、「彩色木版口絵」というものを知らず、古書店で「不思議な絵」だなと思いました。

 

日本画や水彩画にしては、薄い和紙に絵の具がしっかりと裏まで抜けています。店主によると木版との事でした。木版には見えませんでしたが、迷いのない線と透明感のある彩色に魅力を感じておりましたし、価格も手頃でしたので、気に入った一枚を買ってみました。

 

しばらくして、購入した絵が、明治29年の木版口絵作品、武内桂舟画「月下美人」『文芸倶楽部』二巻七編であることを知りました。それ以来、木版口絵の素晴らしさに魅了され、専門家のアドバイスを受けながら、一図でも多くの木版口絵作品を集めようと、仕事の合間をみて東京の古書店を廻り、現在約2700図を蒐集しました。

 

月下之美人武内桂舟
武内桂舟 画 「月下美人」 『文芸倶楽部』 博文館 明治29年 二巻七編

 

 

皆さんのご支援によって、より多くの「木版口絵」をデータベース化でき、忘れられた絵師、彫師、摺師の遺業を、後世へしっかり残すことができます!

 

「彩色木版口絵」は、明治25年前後から大正5年ころまでの約25年間、非常に短い期間に、木版に色鮮やかな色彩で描かれた絵が本に付けられていたものです。この彩色木版口絵が、文学作品の売れ行きを決めるともいわれ、当時は非常に注目を集めていました。

 

江戸錦絵は衰退しましたが、彫摺の技が頂点に達したのはこの時期です。名人級の職人が多数いました。当時売り出し中の若い日本画家が原画を描いています。このような最高の条件下に生まれたのが口絵です。ところが、江戸の浮世絵や、大正の新版画の陰に埋もれて顧みられることは少なく、本のおまけとして雑品のごとく扱われてきました。

 

本画を描いた絵師(画家)はかなり記録が残っていますが、生活上の必要から口絵に専念した絵師たち、まして彫師、摺師の記録は、作品を含めて、ほとんど実態がわかっていません。私は蒐集家として、口絵に係わった人々の足跡を、消滅しないうちに記録にとどめようと考え、現在までに約5000図の画像を確認をしましたが、未確認の口絵がまだ約2000図はあると推測しています。

 

 

 

500図のスキャニング・画像処理・データベース化を追加を目指します!

 

現在2000図程度まで進んでいるデータ化ですが、ここからは皆様のご支援によって、より多くの作品をデータ化することができます。まずは、今回の目標金額で500図のスキャニング、画像処理を施して、データベースへの追加を目指したいと思います。

 

500図のなかには、おそらくその一点しか世に伝えられていない画家の作品や、当時大ベストセラー本であったものの現在は読む人もいない小説に付けられた作品、日本画で有名な画家の知られざる作品など、どうしてものちの世に伝えたいものがたくさんあります。

 

また既に収録済みのデータにつきましても、状態の良い作品がいくつか見つかりました。可能な限り、美しいものに画像を置き換えたいと考えています。ご支援をいただきましたら、時間が許す限り、量・質の点で一層良いものを製作できるよう努力いたします。

 

朝日氏の書斎と試行版データベース            

 

 

▶このデータベース化でどのような研究に役立つ可能性があるのか?

 

水野年方 画「外科室」泉鏡花著 文芸倶楽部
 1巻6編 博文館 明治28年6月
 
富岡永洗 画「谷間の姫百合 巻之上」
末松謙澄訳 青木嵩山堂 明治21年
 

 

 

完成したデータベースから以下のような点を知ることができます。画家/作品などから検索・一覧が可能となりますので、アイデア次第で、まだまだ様々なご利用が可能になると思います。

  • 明治大正期のベストセラー小説の総覧
  • 画家の知られざる作品作風の発見
  • 画家ごとのタッチや表現の違い
  • ファッション・髪型・小物の流行
  • 風俗、歳事、趣向、風物
  • 当時の庶民の歴史や物語の解釈
  • 当時の美人美男の容姿の特徴
  • 画家の時代別の作品の特徴

 

作品を保存し、後世に伝えるだけではなく、今まで注目を浴びてこなかった画家や当時の生活や文化に光が当てられればと考えています。

 

作品を保存し、後世に伝えるだけではなく、今まで注目を浴びてこなかった画家や当時の生活や文化に光が当てられればと考えています。

 

今回のプロジェクトが実現すれば、明治・大正期の口絵を総覧する二千五百図のデータベースが出来上がります。木版口絵芸術を後世に伝えることができるのみならず、明治・大正の美術を愛好、研究する方、さらに、文学、文化全般の研究の役に立つことができると考えています。ぜひその一歩となる、今回のプロジェクトへのご支援を宜しくお願い致します。

 

DVDパッケージ(仮)
DVDパッケージ(完成イメージ)

 

 

ご支援いただいた方へのお礼 (リターン)


【4,000円 ご支援いただいた方へ】

●お礼のお手紙

● 完成したデータベースDVD (予価5,000円)

 

 

【10,000円 ご支援いただいた方へ】

●お礼のお手紙
● 完成したデータベースDVD (予価5,000円)
● 木版口絵の解説書『増補改訂 木版口絵総覧』(山田奈々子著)

 

 

【30,000円 ご支援いただいた方へ】

●お礼のお手紙
● 完成したデータベースDVD (予価5,000円)
● 木版口絵の解説書『増補改訂 木版口絵総覧』(山田奈々子著)
● 額に収めた木版口絵の現物を一枚(文生書院特設ページ掲載品・ご希望が重複した場合は抽選)

● ご希望の方へ、完成データベースDVD謝辞ページに、お名前あるいは団体名を掲載いたします。

 

 

▶解説書、及び現物の詳細はこちら

 

●木版口絵の解説書『増補改訂 木版口絵総覧』(山田奈々子著)

http://www.bunsei.co.jp/ja/2009-10-22-09-03-31/1491-kuchuesoran.html
●額に収めた木版口絵の現物を一枚

※文生書院特設ページ掲載品・ご希望が重複した場合は抽選

http://www.bunsei.co.jp/ja/koshoall/sinnyuko/1492-okuchie.html

 


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