【プロジェクト終了報告】ご支援ありがとうございました。
「高度先端医療と感染症対策の両立で、コロナ禍でも多くの命を守る」プロジェクト終了のご報告
晩秋の候、皆様にはいかがお過ごしでいらっしゃいますでしょうか。
2020年7月8日に募集開始した「高度先端医療と感染症対策の両立で、コロナ禍でも多くの命を守る」プロジェクトでご支援頂いた陰圧室化工事は、2021年10月31日をもちまして、すべての工事が完了いたしましたのでご報告申し上げます。
本プロジェクトには、開始からわずか3週間弱で第一目標の3,000万円を超えるご支援をいただき、最終的にはネクストゴールの5,000万円を大きく超えて1,508人の方々より66,759,000円ものご寄附をいただきました。
そのおかげで、令和2年度に25ヶ所、令和3年度には9か所の工事を実施し、合計34か所の陰圧室化を完了することができ、ご寄附のすべてを使わせていただきました。
-令和2年度の陰圧化工事 - |
手術室 5室、アンギオ室 2室、内視鏡室 2室、集中治療室 5室、ICU 2室、ES-ICU 5室、透析室2室のほか、X線CT室、検査部検査室の合計25か所 |
-令和3年度の陰圧化工事 - |
外来棟2階療養指導室2室、3階小児科診察室、4階診察室、北病棟病室2室と保護室、中病棟2室の 合計9か所 |
2019年に創立120周年を迎えた京都大学医学部附属病院は、「患者中心の開かれた病院として、安全で質の高い医療を提供する」「新しい医療の開発と実践を通して、社会に貢献する」「専門家としての責任と使命を自覚し、人間性豊かな医療人を育成する」の基本理念を元に、安全安心な高度先端医療の提供に取り組んでまいりました。
この度の新型コロナウイルス感染症の流行では、多くの医療機関において通常医療の維持が危ぶまれる事態となりましたが、多くの方々の温かいご支援のおかげで、当院は高度先端医療と救急医療を通じた地域医療の両立をこれまでなんとか継続することができました。
この度のご支援は、当院が担う社会や地域における役割に対する皆様方の熱いご期待であると真摯に受け止め、そのご期待にそうべく、今後もスタッフ、職員一丸となって当院の使命を果たして参る所存です。
改めまして、この度、温かいご支援を賜りました皆様に心からの感謝を申し上げ、プロジェクト実施完了のご報告とさせていただきます。
最後になりましたが、皆様方におかれましては今後も新型コロナウイルス感染症に十分ご配慮の上、心身ともにお健やかな日々をお過ごしくださいますようお祈りしております。
京都大学医学部附属病院
病院長 宮本 享
陰圧室化工事の様子
【オペ室】
【外来棟】
【屋外】
最前線で戦うメンバーたち
京都大学医学部附属病院「救急部」
京都大学医学部附属病院「検査部・感染制御部」