プロジェクト終了まで残り約3週間となりました。プロジェクト開始以来本当に多くの皆様にご支援・応援を頂き感激しております。誠にありがとうございます。

 

今回は、1万円以上のご支援を頂いた方々にリターンとしてお送りさせて頂く日本酒についてです。

 

早速ですが、いきなり発表します!

 

※パッケージは、現時点のもので、発売時に変更となる場合がございます。

 

その名も“Kinza”。パッケージも日本酒らしからぬ小洒落たデザインです。

名前の由来は……、後ほど。

生産数量は、1樽分の限定1,200本。内容量720mlです。

 

実はこの日本酒”Kinza”。喰丸小プロジェクト開始時点で、作ることは決まっていたのですが、”Kinza”という名前も未決定の状態だったのです。ようやくその名前も決まり、そしてその全容が明らかになってきたので、どこよりも先にご紹介させて頂きます。

 

 

福島県は、日本酒県!?

 

昭和村がある福島県は、全国新酒鑑評会金賞受賞数5年連続日本一の、有数の酒蔵をもつ県なのです!みなさんご存知でしたか??

今回、リターンでお届けする日本酒は、“はじめて”昭和村のお米を使った日本酒”Kinza” 。

 

この挑戦をサポートしてくれるのは、喜多方市にある創業230年を誇る、由緒正しき蔵元「大和川酒造店」です。主力銘柄の『弥右衛門』は、自社田・自社栽培の山田錦を使って丁寧に醸した、全国新酒鑑評会において7年連続金賞受賞という経歴をもち、今年はその記録更新を目指しているとのこと。

本社のある喜多方市・飯豊蔵。外壁が木製で、なんだか喰丸小に通じる匂いが(笑
主力銘柄の「弥右衛門」 (大和川酒造北方風土館にて)

 

 

それでは、この日本酒を造るに至った経緯をご紹介させていただきます。

 

 

村の水田の半数を耕す、農業生産法人「有限会社グリーンファーム」

 

昭和村の基幹産業は、やはり農業です。一口に農業といっても、村での主流は大きくわけて2つ。土地利用型の「水稲栽培」と、園芸作物の「花卉栽培」です。花卉栽培は、その涼冷な気候を生かして「カスミソウ」栽培が盛んで、雪を利用した集出荷施設や運送時のコールドチェーンなど、徹底した品質管理で、現在は夏秋期日本一の産地として不動の地位を築いています。

一方、水稲栽培は、標高が高く涼冷な気候であることから、主として作付けされるのは「ひとめぼれ」です。近年温暖化の影響からか、「コシヒカリ」の栽培も少しずつ増えています。

さて、今回の“Kinza”を提供してくださるのは、村の180haある水田のうち、55%の100ha(東京ドーム21個分)、を耕作する「有限会社グリーンファーム」、平成11年の会社設立から、年々面積を拡大し今では、昭和村の水稲農業を支える法人です。

全国の中山間地と同じく、昭和村も過疎少子高齢化が進み、農業の担い手は減少していきました。全国的にも耕作放棄地の増加が、問題となっていますが、昭和村もグリーンファームがなければ、そうなっていたかもしれません。

会社の従業員は、9名。近年は、若い社員も入社し、成長している企業です。

 

稲刈りの様子。中山間地であるものの大型の機械で効率的に作業をこなす。
喰丸小周辺の水田。手入れされた水田も昭和村の美しい景観の重要な要素のひとつ。

― 米政策の転換

 

農業に関わりの少ない方には、聞きなれないお話かもしれませんが、農業の政策って政権が変わるとガラリと変わるんです。現在の政権下では、お米の価格を安定させるために、需要と供給のバランスを取る「需給調整」というものが平成29年まで行われています。昭和村さんは、○○○tまでお米を作っていいですよと、国や県からお達しがくるんです。そして、このお達しを守る農家さんには、7,500円/10aの交付金(※1)を支給しますと。しかし、平成30年からこの需給調整がなくなります。するとどうなるでしょうか。当然ながら交付金もなくなりますが、もし作りたい農家さんが作りたいだけお米を作ってしまったら全国的にお米があまり、お米の値段が下がってしまいますよね。

そうなると、経営規模の小さい農家さんは、淘汰されてしまうかもしれませんし、大規模農家さんも交付金がなくなることに加え販売収入も減少してしまうのです…。

※1経営所得安定対策における米の直接支払交付金

 

― 新たな農業への挑戦

 

そこで、農家さんができることは、3つです。1つ目は「できるだけお米を高く売る(直販や付加価値付け)」、2つ目は、「生産にかかるのコストを削減すること」、3つ目が「新たな事業への挑戦」です。

そして、今年、グリーンファームさんでは、県の補助金を活用してこの3つのことに挑戦中です。その「新たな事業への挑戦」で取り組んでいるのが、この日本酒“Kinza”です。お米をお米として売るよりも、日本酒に加工することで、より付加価値を高めることができますし、グリーンファームを知っていただくきっかけにもなります。そうすることで、お米の販売につながるかもしれません。

 

― 関西圏で抜群の人気の昭和村の「ひとめぼれ」

 

昭和村では、「ひとめぼれ」の作付けが主とお伝えしましたが、全国的にはやはり「コシヒカリ」が美味しいお米として流通しています。しかしながら、関西圏で、昭和村の「ひとめぼれ」が今人気です。JAさんにお話を聞くと、昭和村の「ひとめぼれ」という指名買いで、今年は昨年の倍の量の買い付けが入っているそうです。

昭和村では、多くの農家さんが「エコファーマー」という減農薬・減化学肥料の基準に則り栽培をしています。そして、周囲の山々から流れ込むミネラルたっぷりの伏流水が田を潤し、丁寧な肥培管理でおいしいお米ができあがるのです。

また、山間地なので、どうしてもカメムシの被害がありますが、大型乾燥調製施設では、色彩選別機により、斑点米を除いて、出荷が可能となっており、おいしさもさることながら、その品質の高さも人気の一つです。

普段食べていると、何も感じないのですが、たまに外出してよそで食べると、そのおいしさを痛感するときがあります。

 

 

食べておいしいお米でつくる日本酒はおいしくない!?

 

一般的に、お酒をつくるのに適しているのは、山田錦に代表される「酒造好適米」です。ですが、今回の”Kinza“では、「ひとめぼれ」を使っています!食べておいしくないお米で作るお酒がおいしいなんて聞くこともありますが、普通のお酒とどう違うのか、ドキドキしながら製造元の大和川酒造・伊藤常務取締役に製造現場をご案内頂きながら、”Kinza”についてお伺いしてきました。

 

実際に製造が行われる大和川酒造「飯豊蔵」。素敵な雰囲気の外観です。

 

酒蔵でよく見る杉玉。お酒の仕上がり時期をみなさんにお知らせする役目があるとか。

 

-一般的に酒造りには、酒造好適米が用いられますが、飯米を使うとどういった違いがでるのでしょうか。

伊藤 まず、お酒は、吟醸や大吟醸などその精米の歩合によって変わってきますが、その精米が難しいです。削っていく際に、山田錦などは、芯が真ん中ですが、飯米は少しずれています。また、その後工程での吸水時間やとけ具合が酒造好適米とは異なるので、その辺の管理が大変難しいです。

 

工場に入ると、お酒の甘い香りが漂っていました。

 

工場は、ある程度機械化されており、安定した品質でお酒が生み出されます。

 

ところどころ人の手を加えながら、機械任せにせずその加減を調整します。

 

蒸しあがった原料のお米は、冷まされながらタンクへ送られます。

 

Kinzaをつくる樽と同じサイズの樽。幻の1200本がここから生まれます。

 

-なるほど。つまり、その辺の管理をきっちり行えば、酒造好適米と遜色ないお酒ができるということですね。

伊藤 そうなります。私どもは、他にも飯米で製造の経験もありますし、今回のグリーンファームさんのこの日本酒にかける思いも承知しております。ですので、精一杯やらせて頂きます。

 

-気になる味の方は、どのような感じになるのでしょうか

伊藤 言葉で表現するとありきたりになるかもしれませんが、口当たりはよく、少し甘め、のど越しすっきりとなる予定です。香りは、少しいわゆるフルーティーさは抑えた仕上がりとなります。飲み飽きせず、楽しめるお酒になる予定です。

 

-仕上がりが楽しみですね!実際の仕込みは、いつ頃からのご予定ですか。

伊藤 12月の25日、26日頃からKinzaの仕込みが始まります。仕上がりは、2月の中旬以降の予定です。

 

仕上がり楽しみにお待ちしております!

お忙しいところ、ありがとうございました。

 

こちらの思いを汲み取って、一緒に頑張ってくださる大和川酒造さん、思いが繋がっていく喰丸小となんだか似ていてほんわかしました。まさに喰丸小のリターンにぴったりなKinza。到着まで首を長くしてお待ちください。

 

 

銘柄の由来は、社長の名前を一文字とって

 

さて、最後に、気になる”Kinza”の由来ですが、単純明快にグリーンファームの代表取締役社長のお名前から来ています。

代表は酒井 金三郎(さかい きんざぶろう)さんなのですが、「金三郎」から、「郎」をとって金三、きんざ、Kinzaです!

なんという偶然か、苗字に酒が入るという。最初からこの名前になる運命だったのかもしれませんが、そんな遊び心も効いたお酒”Kinza”、最速で手に入れる方法は、おそらくこのプロジェクトへのご支援です。

 

 

心に染みる懐かしい風景を未来へ。

昭和村の人たちが、大切にしてきた喰丸小に再び灯をともし、村のご近所の方や子どもたちの賑やかな声が響き、昭和村らしさを後世に残していく場所。そんな喰丸小にしてまいりますので、引き続きご支援よろしくお願いいたします。

 

 

【大和川酒造に関する詳しい情報は、こちらから】

大和川酒造店 http://www.yauemon.co.jp/