久野陶園クラウドファンディングのお礼とご報告
2022年2月~3月に実施されましたクラウドファンディング「笠間焼発祥の地・久野陶園を残したい!」では、ご支援・ご協力をいただき、誠にありがとうございました。久野陶園をやっていく会一同、心より感謝申し上げます。
ご支援者数延べ 706名
ご支援総額 12,873,000円
想像を遥かに上回るこの結果は、一重に「久野陶園の再生・存続」にご賛同・ご支援いただきました皆様のおかげです。
「久野陶園をやっていく会」は、2021年の12月に発足、草刈りや片付けが始まりました。口伝えでの呼びかけやインターネットでの告知等で、都度、集まってくださった方々、その後のクラウドファンディングの準備・実施で尽力くださいました笠間市、笠間焼協同組合、笠間市観光協会、地域の方々、笠間・益子の陶芸家・作り手の皆様をはじめ、久野陶園に何らかの形でご縁を感じてくださった皆様、本当に多くの方々にご協力をいただき一人ひとりの暖かいお気持ち、貴重な時間が積み重ねられて今に至ります。
「だめで元々…」と始まった活動でしたが、何より、みんなで築いたこの結果に、久野陶園存続の意義が示されているように思います。
皆様から頂いたご支援で、2022年11月より外構工事・建屋の修復工事が始まり、現在も引き続き行われています。
その中で、当初の予定とは異なってきた点を下記にて、ご説明・ご報告させていただきます。
■■ 工事について ■■
●屋根の修復
建屋の基礎となる柱の部分で、想定外の工事がいくつか増えた事、また、材料の高騰で、全体の工事規模の調整が必要となり、全体工事費の概算の段階で、屋根の断熱材を断念しました。
●ギャラリーフリースペース
ギャラリーとして充分すぎる広さである事と、予算を考え、当初の予定の2階ギャラリーフリースペース(51坪)を半分(23坪)に縮小しました。
●カフェイベントスペース
重油窯の屋根を直しその隣につくる予定でしたが、予算的に厳しく、2階倉庫ギャラリースペースの真下を片付け、スペースを確保し
カフェイベントスペースとして、使用することに変更しました。
●シェアアトリエ
今後の運営の事を検討する中で、ギャラリーフリースペース、イベントスペースの賃料は、利用者数に左右され、安定した収入とならない事が予測されるため、規模を縮小したギャラリーフリースペースの残り半分の28坪を区切り、4区画「シェアアトリエ」として貸し出し、その賃料で、土日祝日の、久野陶園スタッフを雇用予定。
※シェアアトリエは、陶芸家を志す方(年齢は問いません)を中心に、工房を探しているアーティスト等、素材のジャンルも問わず幅広く募集していく予定です。
■■ 久野陶園の運営について ■■
現在(2023.3月)、工事は、屋根・ギャラリーフリースペース・カフェイベントスペース・シェアアトリエそれぞれ8割ほどに完成していますが、残工事や、運営体制の準備期間を考え、2023年秋のオープンを目標としています。
「久野陶園をやっていく会」は現在、任意団体ですが、2023年4月に収益化事業者登録を予定しています。そして、「久野陶園をやっていく会」が、十四代目伊藤慶子(家主)から、久野陶園を借り受け運営する形になります。
ギャラリーフリースペース・カフェイベントスペース・シェアアトリエそれぞれの運営詳細につきましては、利用者の募集も含め、現在検討中です。
■■ 収支報告 ■■
皆さまからご支援頂いた資金は、2023年3月末の時点で、下記の様に使用させていただいております。
■■ 返礼品について ■■
大変お待たせしております、返礼品ですが、3月29日・30日の2日間で発送を完了いたしました。遅い返礼品の発送となり、大変申し訳ありませんでした。
到着につきましては、数日の差が生じます事、ご理解いただけますと幸いです。 また、Aコースの返礼品は、普通郵便での発送のため、到着は4月頭に入ってしまう場合がある事も、ご了承いただけますようお願い申し上げます。
「笠間焼発祥の地・久野陶園を残したい!」みんなの気持ちが未来へ続きますように。
「久野陶園をやっていく会」は、引き続き「笠間焼発祥の地・久野陶園」の再生と存続を目指します。
※今後の活動報告も引き続き、 レディーフォー新着情報・Instagram・Facebook等SNSで発信していきます。
久野陶園が新しいスタートを切る事ができました事、改めまして皆さまの、ひとかたならぬご支援・ご協力に、久野陶園をやっていく会一同、深謝いたします。今後ともよろしくお願い申し上げます。
久野陶園をやっていく会一同