コーヒーごみ×鶏糞肥料で育む、持続可能な食と地域の循環モデル

支援総額
目標金額 1,100,000円
- 支援者
- 210人
- 募集終了日
- 2020年7月10日

小さなお寺の大切なたからものを一緒に守り、伝えていただけませんか
#地域文化
- 総計
- 145人

サンタがやってくるクリスマス。高知のひとり親家庭に、特別な思い出を
#地域文化
- 現在
- 106,000円
- 支援者
- 11人
- 残り
- 29日

あしながサンタ2025|笑顔を灯すエールをこどもたちに届けたい
#子ども・教育
- 現在
- 540,000円
- 寄付者
- 57人
- 残り
- 35日

FRTD RESCUEが八丈島を支援する!
#台風
- 現在
- 714,000円
- 支援者
- 32人
- 残り
- 36日

“子どもの未来を守る”『JAFこども安全ベスト』製作プロジェクト
#子ども・教育
- 現在
- 1,520,000円
- 支援者
- 120人
- 残り
- 11日

物価高でごはん食べられない若者に今すぐ食糧を|緊急支援2025冬
#子ども・教育
- 現在
- 11,484,000円
- 寄付者
- 306人
- 残り
- 30日

貧困・虐待などで親を頼れない若者に伴走支援を|若者おうえん基金
#子ども・教育
- 現在
- 7,062,000円
- 支援者
- 329人
- 残り
- 7日
プロジェクト本文
終了報告を読む
【達成のお礼とネクストゴールについて】
たくさんの皆様の温かいご支援のおかげで、無事第一目標110万円を達成することができました。本当にありがとうございます。
障害者の活躍を応援してくださる方、コーヒーかすの回収活動を楽しみにしてくださっている方、でき上がる肥料での園芸を楽しみにしてくださっている方。多くの方がこの取り組みに共感し応援してくださることが本当にありがたく、そして私自身も多くの皆様とこのプロジェクトに取り組めることが今からとても楽しみです。
障害があってもなくても力を合わせて、蔵前という地域がコーヒーをきっかけに一つになって、みんなでサステナブルな循環を回していくこの取り組みを、必ず成功させたいと考えています。
現在、このプロジェクトを応援いただくだけでなく、自分たちの地域でもやってみたい、といったお問い合わせも頂戴しています。蔵前という街から、この取り組みを広げていくことも目標の一つでしたので、本当に嬉しいです。
一方で、これからこの取り組みを広めていくために、どの地域で行っても同じ品質の肥料をつくり成功させることができるような仕組みが必要だと考えています。
そこで、ネクストゴールとして150万円を掲げ、どの地域で誰が取り組んでも同じ品質が保てる回収プロセスのマニュアル作りを行いたいと考えています。
具体的には、作業手順のマニュアル化について経験豊富な精神保健福祉士に協力してもらいながら、動画を用いて回収と抽出カスのケアの留意点、肥料の袋詰めの実際の作業を撮影し、障害者だけでなく誰にとってもわかりやすいの作業マニュアルを作成したいと思います。
ネクストゴールは、これらの作成のための費用に充てさせていただきます。引き続き、最後まで温かいご支援をどうぞよろしくお願いいたします。
2020年6月19日追記
白羽玲子
はじめまして。白羽玲子と申します。2014年より、東京都蔵前にてコーヒー豆の焙煎店「縁の木」を経営しています。今回、モノづくりとコーヒーの街・蔵前で、日々の生活や業務から出るコーヒーごみを活用して肥料特有の臭いを90%以上抑えた非化学・有機質肥料「+Coffee」を製造し、近郊の家庭や店舗、企業の緑化につなげるプロジェクトを始動いたします。
これは、お住まいの方や福祉作業所の協力も得て、蔵前が地域みんなで持続可能な循環を生み出していくもので、Afterコロナの地域コミュニティのひとつのモデルとなることを目指しています。
「縁の木」設立のきっかけは、私の次男が「知的障害を伴う自閉症」と診断を受けたこと、そして同時期に母が脳内出血で急死したことでした。親が亡くなったとしても長く続く子どもの人生のために、現金ではなく「働く場所」と「手に職」を残すことが必要だと感じ、「親亡き後に知的障害者が働ける場所」をつくりたいと考えたことが出発点でした。

「縁の木」では就労移行支援センターとの連携による施設外就労訓練の受け入れを行っています。長く引きこもりだった方や、発達障害の診断を受けて休職され時間が経ってしまった方などを施設外の訓練場所として受け入れ、ご自身に必要なスキルや、自信を持ってもらいたいところ、苦手なことについてご本人・ご家族と話し合いながら、それぞれの特性と目的にあった仕事の練習を行っています。
そのほかにも「一緒にいかが?プロジェクト」と題し、障害者が働く福祉作業所の持続可能な売上アップを目指したコラボレーションも行っています。具体的には福祉作業所で作られている焼き菓子やコースターなど、コーヒーと一緒におすすめできる商品を合わせてお店で販売しており、単発の寄付や助成といった一方的な支援ではなく、障害者も同じ立場で活躍できる「協働」を大切にしています。
蔵前の焙煎店の珈琲は、丁寧に欠点豆を取り、必要な分だけ焙煎していてどれも新鮮で、身体にやさしいのが特徴です。そんな中で、焙煎の前後で出る欠点豆(虫食い、未成熟、カビなど)や、抽出後のかすを廃棄することに課題を感じており、ご近所の焙煎店「SOL'S COFFEE」のリエコさんとはよく話題にし、模索をし続けてきました。
そんな折、コーヒー豆の抽出かすを消臭剤として活用し、臭いを抑えたオーガニックの鶏糞肥料を生産されている四国ケージさんとのご縁をいただきました。欠点豆・コーヒー抽出かすを活かした有機質肥料づくりができれば、蔵前の産業ごみを削減することができ、さらにその取り組みの中で必要になる抽出かすの回収や発送などをお願いすることで、障害者がそれぞれの得意を活かした継続的な仕事に繋がると考えました。
蔵前の焙煎店、カフェ仲間と力を合わせ、さらに家庭で出る抽出かすの回収も行って地域の皆様を巻き込みながら、コーヒーの街蔵前らしい取り組みにしたいと思っています。

しかしこのプロジェクトを実施するためには、有機質肥料の製造費、配送費など、最低でも110万円の費用が必要になり、どうしても自己資金で賄うことが難しい状況にあります。
そこで、この取り組みを蔵前を中心により多くの方に知っていただき、ぜひ有機質肥料づくりの輪の中に参加していただけないかと考え、今回クラウドファンディングに挑戦することを決めました。皆様の温かいご支援をどうぞよろしくお願いいたします。
縁の木立ち上げの当初は、「縁の木で次男が働けること」を目標としていましたが、事業を続ける中で、「さまざまな職種で障害者の特化した力が生きる場が見つけられる社会ができて、そのどこかで次男の得意が生きることを目指したい」という見方に変わってきました。
起業を決めてから7年あまり、我が子が育つ過程でたくさんの保護者と、知的障害者や精神障害者の方、福祉・介護関係の方とご縁がつながり、彼らの得意なことへの集中力、とがった適性に心動かされてきました。
健常者以上に得意不得意の差が激しい障害者が、得意を伸ばして成長したとき、それに応えられる、「得意を生かす仕事」が多様化している必要があります。それは芸術かもしれない。記憶かもしれない。地図や、人を覚える能力かもしれない。
以来、縁の木でノベルティの作成や企画をお請けするときは、まず「そこに障害者の仕事のバリエーションはあるか」と一度当てはめて考えることにしています。無理なことをさせるのではなく、得意なことで少しずつでもお金を稼ぐ芽を作っていくことが私の事業目標です。この活動は、私の長い終活の一つなのだと思います。間違っていたら柔軟に修正しながら、次男を含めた知的障害者の活躍の在り方を模索したい、と考えています。
障害者が働くことができる場所はまだまだ少なく、働くことができても、賃金が安かったり、雇用が不安定であったりという問題もあります。また、働く場所が限られているために、障害者の方と地域の接点が少なく、作業所の中で黙々と作業をする毎日で、同じ作業所内の限られた人としか交流するチャンスがない、ということも多々あります。
今回の有機質肥料プロジェクトは、継続的なお仕事の創出を目指すだけでなく、障害者の方と地域との接点づくりも目指しています。
ただ障害者の方を支援するのではなく、「リプロダクト(再生産)の仕組みをつくりゴミを減らすこと、そして持続可能な循環を生み出していくこと」を、障害のあるなしに関わらず蔵前全体が力を合わせて一緒に目指していくプロジェクトにしたいと思っています。
美味しいコーヒーを実現するためには欠点豆をはじく必要があり、この豆はコーヒーにすらなることなく捨てられています。また、コーヒーの抽出かすは保湿力が高いため、ごみ燃焼効率の妨げになるという問題があります。
この欠点豆や抽出かすの消臭効果に着目し、活用の途を見つけられたのがパートナーである四国ケージ株式会社さんです。コーヒーごみを活用した有機肥料の※「コーヒーってすごいね」をすでに開発されています。
※平成29年度 農商工等連携事業計画認定事業 (認定機関:経済産業省四国経済産業局・農林水産省中国四国農政局)にて開発されました。
この「コーヒーってすごいね」は、有機JAS認証登録済みで、有機野菜栽培農家やオーガニック野菜を栽培する農家の方も使用されています。 臭いを低減した有機肥料で、都市近郊農家や農場の近くに民家が隣接する場所でも使用可能です。 肥料成分(窒素・リン・カリウム)のほか、土壌必須微量要素を多く含有(ホウ素・鉄・ケイ素など) し、粉体であるため、植物が肥料成分を素早く吸収しやすくなるといった特徴があります。
今回は新たに、四国ケージ株式会社さんのご協力のもと、欠点豆と抽出かすを活性炭の代替品として利用し、「コーヒーってすごいね」の技術を活かしながら、家庭用に大幅に臭いを抑えた100%有機質の鶏糞肥料「+Coffee」をつくります。2021年4月末までに、全6回蔵前で回収と製造のサイクルを回し、+Coffeeを合計90kg製造する予定です。
●「+Coffee」について●
●「コーヒーってすごいね」の長所はそのままに、より臭いを低減した有機質肥料。
※サンプル製造において、「+Coffee」は、従来の畜糞由来の有機質肥料に比べアンモニアの臭いを93%減と大幅な低減に成功。
●肥料成分(窒素・リン・カリウム)ほか、土壌必須微量要素を多く含有(ホウ素・鉄・ケイ素等)
●粉体であるため、植物が肥料成分を素早く吸収しやすくなり効果が早く出ます。
●形状をより小さな粒体にし、取り扱いやすく芝生など目合が小さな植物にも使用可能です。
●一般家庭での使用を前提に、四国ケージ株式会社さんが持つ、他製品の特許技術を応用することにより、細菌・ウィルス汚染リスクの大幅な低減を実現。
●ご家庭でのガーデニング、野菜づくり、特にハーブの栽培におすすめの肥料です。
※データについては、四国ケージ株式会社管理の圃場(ほじょう)及び協力農家にてフィールドテストを実施。
試験機関:株式会社食環境衛生研究所
試験方法:臭気官能検査
コーヒーの抽出かすや欠点豆は、蔵前地区にあるカフェや焙煎店、そして個人の方から回収を行います。欠点豆は縁の木で取りまとめ、カフェや焙煎店などからの抽出かすの回収や保管、発送作業は、新たに福祉作業所「つなぐ台東 第3福祉作業所」さんへお仕事を発注します。

台東区蔵前にある焙煎店やカフェ、そしてご家庭からコーヒーの欠点豆と抽出かすを回収し、それを活かした有機質肥料を生産。つくられた肥料を再び蔵前地区の生花店、雑貨店さんや家庭菜園をされている方、近郊で農業をされている方に使っていただくことで、再利用のサイクルを回すことができます。
これから地域の小中学校などでも回収拠点としてご協力をお願いしていき、蔵前地域全体を巻き込みながら、この抽出かす回収〜肥料づくりのプロジェクトを実施していきたいと考えています。

産業ごみだった欠点豆と抽出かすが有機質肥料に活用されることで、地域で出るごみの量を減らし、燃焼のために必要なエネルギーを削減することができます。同時にこの取り組みでは、日頃限られた空間の中で作業されている障害者がその回収や発送といった仕事を通じ、地域社会とのつながりや、彼ら自身を知ってもらうことができます。
現在コロナの影響で、福祉作業所への依頼が減り、また蔵前のお店も売り上げが落ちている状況にあります。だからこそ、自粛が開けた後に、蔵前の町を巻き込みながら実施していくこの肥料づくりのプロジェクトが実現できることが、この自粛を乗り切るための希望になっています。福祉作業所の方も、コーヒーのかすを回収しに街へ出かけ、地域の方と交流ができる日を楽しみに、今この時期を乗り越えようとしていらっしゃいます。

また、今までは廃棄されていた欠点豆の活躍の場にもつなげることが、丹精込めて豆を育てるコーヒー原産国の生産者に応えることでもあると考えています。いつもコーヒー豆を提供してくれている原産国の生産者さんにも、いつか恩返しとしてこの肥料を送りたいと考えています。
この取り組みを蔵前地域に根づかせ、発信し、「ごみを減らし、持続可能な循環を生み出す」という目標を力を合わせて目指しながら、ゆくゆくは蔵前地区だけではなく多くの地域で取り組みを広げていくことができると信じています。温かいご支援をどうぞよろしくお願いいたします。
あなたのシェアでプロジェクトをさらに応援しよう!
プロフィール
大学卒業後、大日本印刷株式会社〜株式会社翔泳社と、22年間一貫してBtoBの企画営業として歩んできました。 次男坊に知的障害を伴う自閉症スペクトラムの診断が出てから、「障害者が適正収入得られる仕事の1つを育てたい」と考え、珈琲豆の焙煎業「縁の木」を起業しました。 現在は、就労移行センターからの施設外就労訓練をお手伝いしながら、障害がある人も得意な仕事を選ぶことができる「職の多様性」について考え、模索しています。
あなたのシェアでプロジェクトをさらに応援しよう!
リターン
5,000円

【おすすめ!】蔵前散策 コーヒーテイクアウトチケットコース
・蔵前地区でいち早くこのプロジェクトに手を挙げてくれたカフェ10店舗で1杯ずつテイクアウトを楽しめるチケットを1枚お送りします。テイクアウトを片手にモノづくりの街・蔵前散策をおたのしみください。
・コフィノワ
・SOL'S COFFEE
・カクウチ フタバ
・マルセリーノ・モリ
・カフェ・エクレシア
・Daily's Muffin
・CAMERA
・T's Bakery
・Nui HOSTEL&BAR LOUNGE
・Coffee Wrights
※画像はイメージです。
※発送はすべての店舗の営業再開が確認でき次第行います。有効期限は発送より半年間とさせていただきます。
※有効期限は発送より半年間とさせていただきます。
- 申込数
- 13
- 在庫数
- 87
- 発送完了予定月
- 2020年12月
500円

【一緒に輪を広げたい!】ワンコインで一緒に応援!コース
・直接ご挨拶ができないことが恐縮ですが、心からの御礼のメールをお送りさせていただきます。
※このコースは、リターンに費用がかからない分、READYFOR手数料を除く全額を肥料プロジェクト運営費用に充てさせていただきます。
※こちらのリターンを支援いただいても税制上の優遇措置はございません。
- 申込数
- 19
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2020年7月
5,000円

【おすすめ!】蔵前散策 コーヒーテイクアウトチケットコース
・蔵前地区でいち早くこのプロジェクトに手を挙げてくれたカフェ10店舗で1杯ずつテイクアウトを楽しめるチケットを1枚お送りします。テイクアウトを片手にモノづくりの街・蔵前散策をおたのしみください。
・コフィノワ
・SOL'S COFFEE
・カクウチ フタバ
・マルセリーノ・モリ
・カフェ・エクレシア
・Daily's Muffin
・CAMERA
・T's Bakery
・Nui HOSTEL&BAR LOUNGE
・Coffee Wrights
※画像はイメージです。
※発送はすべての店舗の営業再開が確認でき次第行います。有効期限は発送より半年間とさせていただきます。
※有効期限は発送より半年間とさせていただきます。
- 申込数
- 13
- 在庫数
- 87
- 発送完了予定月
- 2020年12月
500円

【一緒に輪を広げたい!】ワンコインで一緒に応援!コース
・直接ご挨拶ができないことが恐縮ですが、心からの御礼のメールをお送りさせていただきます。
※このコースは、リターンに費用がかからない分、READYFOR手数料を除く全額を肥料プロジェクト運営費用に充てさせていただきます。
※こちらのリターンを支援いただいても税制上の優遇措置はございません。
- 申込数
- 19
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2020年7月
プロフィール
大学卒業後、大日本印刷株式会社〜株式会社翔泳社と、22年間一貫してBtoBの企画営業として歩んできました。 次男坊に知的障害を伴う自閉症スペクトラムの診断が出てから、「障害者が適正収入得られる仕事の1つを育てたい」と考え、珈琲豆の焙煎業「縁の木」を起業しました。 現在は、就労移行センターからの施設外就労訓練をお手伝いしながら、障害がある人も得意な仕事を選ぶことができる「職の多様性」について考え、模索しています。











