救えた命、救えなかった命…終わることの無い活動

 

今日は、悲しいお知らせです…

昨年11月、伊東市荻周辺の毒餌が撒かれた事件現場から
毒餌が撒かれる前に保護できたミラクル。

 

目がパンパンに腫れていて、呼吸もおかしかった事から、

すぐに病院へ連れて行ったところ
卵巣が破裂寸前で緊急手術。

 

手術後の経過も良く、

健康診断とウイルス検査をしてもらったところ、

白血病が疑陽性…

キットにうっすらとチェックが付くという結果だったため、
より正確なPCR検査を追加したところ、結果は陰性に！！！

保護した時点で、恐らく10歳前後…
後ろ足には先天性の奇形もあり、口腔内は口内炎で真っ赤でした。

 

ここまで数々の奇跡を起こしてきたミラクルだけど、

野良生活も長く、人馴れ出来ていないため譲渡は難しく、

くすのきで終生飼養の予定でお世話をしていました。

 

しっかりごはんも食べ、穏やかに過ごしていたのですが

昨夜、急変し呼吸がおかしくなりました…
時刻はすでに22時を回り、病院も診療が終わっています。

 

夜が明けるのを待つしかありません…

祈る思いで一夜を過ごし、ようやく病院へと車を走らせている時に…

ミラクルは、静かに息を引き取りました。

 

『ミラクル…もう病院に着くよ！
どうした！？しっかりしてよ！！！
ミラクル、ミラクル！！！』

病院へ到着したときには、もうミラクルの魂は、
その可愛い体からは抜けていました…
診断の結果、リンパ腫でした。

 

ごめんね…！！
ミラクル、助けてあげられなくてごめんね…！！

せっかく奇跡を起こしてくれたのに…！

 

ミラクル。
あなたは、私たちと出会えて幸せだった？

 

次、生まれ変わる時には
私たちなんかと出会っちゃダメだよ！

幸せな家猫として、幸せな猫生を生涯送るんだよ！！
約束だよ…！！！

どんなに手を尽くしても、助けてあげられない命もあります…

こんなとき、無力感に打ちひしがれます…

 

なぜ、こんなに可愛い子たちが、「野良猫」「保護猫」と呼ばれ
生死を彷徨うような苦しい生き方をしなければならないのか…

 

どんな命も重みは同じ、平等のはず。

もう、これ以上不幸な命を増やしたくない…！！

 

人間のエゴの犠牲は、いつだって動物たちなんだ…

命を捨てない、命をむやみに増やさない。

当たり前のことが当たり前になるまで、私たちの活動に終わりはない…

 

ミラクルが安らかな眠りにつけますように…

 

昨年からミラクルのことを見守り、応援してくれていた皆さま
ミラクルを気にかけてくださり本当にありがとうございました。

 

【小さな命が軽んじられてはならない。諦めることなく一頭でも多く救うために。】
https://readyfor.jp/projects/kusunoki2024

第一目標金額：300万円
支援募集期間：3月8日(金)12時〜4月19日(金)23時