沖縄県の離島「多良間島」で、最後のエイサー公演を開催したい！

 

エイサーで、観客を笑顔に！

 

はじめまして。沖縄県浦添市で活動しています鼓衆空寿（ちぢんしゅうくうじゅ）と申します。鼓衆（ちぢんしゅう）とは、沖縄の伝統芸能エイサーを行っている集団の総称です。15年ほど前に地域の小学校の放課後クラブから始まり、有志メンバーでチームを結成したのが始まりです。

 

 

浦添市の西海岸に「空寿崎」という、子どもたちの通う小学校で里海学習などを行う場所があります。そんな子どもたちともゆかりの深い地元の場所から「空寿」の名前をもらいました。地元に根差しながら、海のように広く活動を多くの方に届けていきたいという想いを込めています。

 

そんな私たちは、浦添市最大規模の「てだこまつり」、沖縄こどもの国の「クリスマスファンタジー」、東日本大震災で被災された子どもたちを招いて交流する「遊々塾」などのほか、沖縄県内のイベントに多数出演しています。

 

 

2014年からは、沖縄県内の離島「多良間島」にご縁ができ、これまで2回ほど多良間島で自費開催での公演も行ってきました。

 

しかし今回、ご縁を結んでくださったご家族がお引っ越しをされることもあり、現在企画している公演が多良間島最後になります。しかし、移動費など開催にあたっての個人負担が大きいため、参加できないという家族が多く、開催が危ぶまれる状況です。

 

そこで、今回公演に関わる費用の一部をご支援いただくとともに、沖縄の伝統芸能であるエイサーのことや、私たちの拠点がある浦添市のことなどを一人でも多くの人に知っていただけたらと思い、クラウドファンディングへの挑戦を決意しました。

 

多良間島で、たくさんの笑顔を咲かせるために、皆さまどうぞ応援をよろしくお願いします！

 

 

 

3年ぶり。そして最後。

どうしても実現させたい公演

 

今から5年前、2014年の8月に初めて沖縄県の離島「多良間島」へ遠征に行きました。きっかけは、所属メンバーのお母さんの実家があり、ご依頼くださったことでした。

多良間島は島民約1,200人の小さな島で、年数回の島の祭事以外に大きなイベントが無く、島民の皆さんから「ぜひ空寿の演舞を見せてもらいたい」と依頼を受けたのが公演のきっかけでした。

 

そして迎えた初めての公演は大成功！演舞が終わった後にはアンコールが鳴りやまないほどでした。

 

島の子どもたちとも交流し、「また来年も来てね」との言葉をもらい、チームの子どもたちはその言葉を励みに、また会う日を楽しみに練習を頑張っています。

とはいえ、多良間島は沖縄本島から離れた宮古島の、さらに奥にある離島のため、同じ沖縄県内とはいえ、簡単に訪問することはできません。しかも、空寿には兄弟姉妹で所属している家族も多いため、ご家庭によっては、渡航費だけでもかなりの出費になってしまうという事態がありました。

 

このような事情から、次に多良間島講演を開催することができたのは、3年後の2017年8月でした。前回訪問時と変わらず、島民の皆さんは温かく迎えてくださり、多良間村役場へも表敬訪問させていただきました。

 

次回公演として、2020年3月、多良間島で公演をする計画を立てているのですが、保護者から「子どもの進学などの大きな出費が重なるタイミングなので、経済的な事情から遠征には参加できない」という声が多く挙がっています。

もともと所属人数も少ないため、2～3家族が不参加となると見映え的にも寂しく、迫力もなくなってしまうこともあり、どうにかして全員で行きたい！と、頭を悩ませてきました。

 

そして、メンバー保護者と話し合い、多良間島遠征のフィナーレをみんなで盛り上げ、島の皆さんと一緒に盛り上がるために、クラウドファンディングを立ち上げることに決めました。

 

 

 

多良間島での公演を最高の演舞に！

 

今回皆さまからご支援いただいた資金が、出演メンバー18人、指導者1人の渡航費と滞在費に充てさせていただきます。

昨年から新メンバーも増え、3年前の遠征を知らない子たちにも楽しい多良間島遠征の思い出を共有したいと思っています。
 

さらに最後の多良間島訪問になるということもあり、ご縁を結んでくださった方へのご恩返しとしても、絶対に成功させたい思いが強くあります。

 

 

 

 

代々受け継がれてきた郷土芸能を継承し、次世代へ

 

沖縄のことは知っていても、「浦添市」のこと、エイサーのことを知らない県外の方も多いので、このクラウドファンディングを通じて知るきっかけになれば嬉しく思います。

 

私達は、代々受け継がれてきた郷土芸能を継承し、地域の方々との関わりなどを次の世代へしっかりと受け継ぎ、後世にも残る団体でありたいと思っています。

 

これらからも、地域に根差しながら、地域にとどまることなく、県内外までもっと活動を広げ、創作エイサーをアピールしていきたいと思っているので、このプロジェクトを通して、一人でも多くの方に関心を持ってもらえたら嬉しいです。

 

多良間島公演は、多良間の人たちにとっても、子どもたちにとってもかけがえのない喜びと経験をもたらしてくれる時間です。

 

今回の公演が、その最後です。

 

どうか、多良間島公演のグランドフィナーレが笑顔溢れたものになるように、皆さまから後押しいただけないでしょうか。温かい応援をお待ちしております。

 

 

<中本智里さんから>

 

子どもを空寿に参加させて良かったと思うことは、たくさんあります。地域の祭りに参加することで、伝統芸能の良さを感じることができたり、皆で一つのことをやり遂げ、励まし励まされたりと沢山の経験を子どもたちができていると感じられること。そして何より、見てくださる方たちに喜んでいただけること。

 

私たち大人も、自分の子どもの演舞を見て成長を感じることができたり、空寿に入る前に比べて、明らかに自主性が芽生えていることを感じたり。お互いに切磋琢磨しながら成長していく子どもたちの傍らで、活動を支えていけることは大きな喜びです。

 

子どもたちにはこれからもたくさんの演舞を通して自分自身と向き合い、自分を磨き、自信をもって、人生を切り拓いていってほしいと思います。

 

 

---

本プロジェクトのリターンのうち、【お名前掲載】に関するリターンの条件詳細については、リンク先（https://readyfor.jp/terms_of_service#appendix）の「リターンに関するご留意事項」をご確認ください。