「"あべ～～"ってなに？」・暮らし②

日頃からご縁を頂いている皆様、ごきげんよう！

初めましての皆様、こんにちは(^^)

 

この新着情報ページをご覧いただき、ありがとうございます。

このページには、

 

私たちの町のことや地域の事（暮らし）、

プロジェクトの進捗状況（現場）、

ご支援者さまの一言（応援）

などを綴っていこうと思っています。

どうぞお楽しみに♪

 

今回は、暮らし②。

 

fu-のある地域には、約50世帯・100～120名くらいが住んでいます。
小さな子供のいる家庭もありますが、

半分以上はじいちゃんばあちゃんたち。

決まった曜日になると、

公民館から「カーン！カーン！」と音が聞こえてきます。
ゲートボールの練習の合図です。

 

時間になるとみんなMyステッキを持って、公民館横の会場に集まります。
fu-のお店にも、

賑やかな笑い声と時々エキサイトした大きな声が聞こえてきます。
じいちゃんばあちゃんが元気なむらです。

 

駅伝大会・運動会・敬老会・十五夜・クリスマス会・草刈り・防災訓練・ナイターゲートボール大会などなど、
一年を通して行事もいろいろあります。

 

人数は少なくなりましたが、

子ども会も活動していて、

花壇の手入れや、地域の行事に笑顔を添えてくれます。

 

私の一番好きな行事は、十五夜祭り。
数日前から各家庭で茅を刈り取り、乾燥させておきます。
祭りの当日、男衆が公民館に集まって、
大きな綱を作ります。
夜になるとその綱を、綱引きに使うのです。

 

綱を編む作業↑

 

竹の櫓に編んだ綱を引っかけて、編んでは引っ張り、

編んでは引っ張りを繰り返し、綱作っていきます。↑

 

今よりもちょっと前、

私が小学生の頃。

相撲大会もありました。

 

大人たちが大綱をこさえたら、

土を盛り、大綱で土俵を作り始めます。

男の子たちは褌を締め、

夕方、鐘を鳴らしながら村中を練り歩きます。

日が暮れ始めると、

住人がワイワイと集まり、祭りが始まります。

男の子たちは一人ずつ土俵に転がり入り、

「ちっどん、ちっどん、こんばんわー！（お月様、お月様、こんばんわー！）」

とお月さんに向かって挨拶をし、

その後、相撲をとります。

すべての取組が終わると住人全員で土俵に使った大綱で綱引きをし、

家族の健康と五穀豊穣を願い酒盛りをしていました。

少し、規模は小さくなったけど。

今でも続くむらの伝統行事。

 

 

 

ここは昔々からの農家の村。
たばこやでんぷん用さつま芋、漬物用の干し大根、

里芋、自家用米に蕎麦などを育てていたみたいです。
父に聞くと、どこの家にも馬や牛小屋があり、労働用の動物を飼っていた、と。
数は少なくなったけど、今でも古い家には母屋の隣に馬小屋が建っています(動物はいないけどね)。
私の実家にも馬小屋があって、去年きれいに改築したけれど、いろんな思い出が詰まった場所です。（そのお話はのちのち。）

 

でも、農家は少しずつ減っていて、
むらの外に家を建てる人も増えてきて。

古い家の空き家が、ポツンポツンと増えています。

 

　次の話に続く。