宮司よりご挨拶｜クラウドファンディング公開から1ヶ月が経ちました

宮司　不破義人

多くの方々にご支援をいただいておりますこと、深く感謝申し上げます。桑名宗社「令和の大改修」の工事は着々と進み、毎日変わりゆく神社を見守る地域の方から、喜びの声をいただいております。桑名宗社は桑名の総鎮守として桑名の歴史の中心であり、戦災により殆どの建物が焼失しながらも、本殿・拝殿・楼門・社務所・会館と長い年月をかけて再建されてきました。戦後から今に至るまで、祖父、父、私と三代にわたり宮司の職を務めてまいりました。私が生まれたときには祖父は他界しており、また父も体調を崩し５９歳で退職をしました。父と一緒に仕事をしたのはわずか半年でありながら２４歳で神社の代表を受けることになりました。右も左もわからないまま走り続けて１３年が過ぎ、地域の方々をはじめ、多くの方々に何度も助けていただきました。支えていただく皆様に何ができるのかと考える中「地域の誇りとなる神社」を整えることの大切さを感じています。それは今に生きる皆様からだけでなく、歴代の桑名城主や村正など、過去にこの神社に手を合わせた全ての方が見ても誇れるような神社にすること、これが私が宮司として与えられた宿命と考えています。そして痛んだ参道を修理するだけではなく、境内の大部分のバリアフリー舗装、裏参道の新設など、時代に合わせて新しいことにも挑戦するこの「令和の大改修」は父祖と三代にわたって引き継いできた戦後の復興のピリオドであります。この事業の成功には一人でも多くの方々の支援が必要となります。皆様のご協力をお願いいたします。