ふるさと納税:京都から世界の現代アート市場へ|新・芸術家助成

ふるさと納税:京都から世界の現代アート市場へ|新・芸術家助成

寄付総額

5,215,000

目標金額 5,000,000円

寄付者
93人
募集終了日
2019年12月25日

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2019年12月12日 18:00

アートは伸び代のある産業。金融機関が支援を決めた理由

京都市 若手アーティスト支援プロジェクトでは、個人の方はもちろん、法人様からのご支援も広く募っています。

 

このたび、京都を代表する金融機関のひとつ・京都中央信用金庫様から、100万円のご支援を頂戴しました。

 

金融機関が、(一見いちばん縁遠い)現代アートの分野に、しかも融資や投資ではなく「支援」という形で資金を託してくださったのはなぜなのか

 

今回の窓口になっていただいた、証券国際部アジアデスク 課長代理・新門政志さんにお話を伺いました。

 

聞き手・編集 廣安ゆきみ(READYFOR)

 

 

- - - - - - - - - - - - -

 

現代アートへの支援は、地域の産業創出から市場形成・育成に繋がる可能性がある

 

――このプロジェクトのことを最初にお知りになったとき、どのように感じられましたか?

 

率直に、面白い取り組みだと感じました。

 

私たち金融機関は、融資や投資の判断に際し、そこに市場があるか? を見極める必要があります。

 

その点を踏まえ、今回のプロジェクトのお話をいただいた際に、「現代アートに市場はあるのか」また、「地域金融機関との相関性はあるのか」といった点を将来的な可能性についても含めて考察しました。

 

京都市の方から世界のアート市場は巨大な市場がある一方、日本のシェアは全体の3%程度しかないという現状をお聞きしましたが、ある意味では大いに「伸びしろのある」ジャンルなのではないかと感じたんです。

 

我々地域金融機関は、企業の成長における伴走者として金融面でサポートする仕事です。地域社会の発展なくして金融機関は成り立ちません。

 

そういったことから地域の金融機関として「地域に産業を興すことを考えていかなければ……」と強く思っています。今回のプロジェクトへの支援は新しい産業の創出から市場形成・育成に繋がる可能性があるのではと感じました。

 

 

――長期的な戦略の上で、ご支援を決めていただいたのですね。

 

今回のプロジェクトは、現代アート産業の一部分だけでなく、制作→展示→販売→そこで得たお金をもとにさらなる制作を……という一連の流れを俯瞰して、現状手が行き届いていない部分に支援を、というコンセプトですよね。そこも面白いと感じました。

 

また、若手への支援だというところも決め手になりました。

 

萌芽期の産業においては、「次」を担う人、後進にとっての「成長モデル」になる人を育てていけるかどうかが鍵になると感じています。

 

現代アートは、まだまだ一般の人にとってはアンダーグラウンドというか、「嗜好品」の世界です。それが、もっと市場として大きくなるためには、表に出ていく、アイコンとなる人が必要です。

 

今回は、笹岡由梨子さん、谷中佑輔さんのお二人を海外アートフェアに送り出すわけですが、彼らにはぜひそうしたモデルになっていただきたいと期待を込めています。

 

 

成長モデルの創出が、地域産業を昇華させていく

 

――京都中央信用金庫さんは、京都市内に美術館(中信美術館)もお持ちですね。アートには、もとより力を入れていらっしゃるのでしょうか。

 

当金庫が設立母体である「中信美術奨励基金」では歴史と伝統ある京都の美術・文化向上に寄与するという目的で、「京都美術文化賞」を設けたり、長年活動しています。

 

また、今年度は創立80周年を記念して、「INSPIRATION OF KYOTO」という事業に取り組んでいます。

 

この事業では、京都府下の伝統・モノづくり事業者を対象に、海外のデザイナーを招聘して、これまでの枠にとらわれない新しい商品を開発し、来年1月にフランス・パリで開催される国際見本市「MAISON&OBJECT」、3月に国内凱旋企画として「京都インターナショナルギフトショー」に出品します。参画事業者の中には商品でなく、自らをアーティストとして売っていくというチャレンジもしています。

 

この事業は、各分野の成長モデルを創出し、地域産業を昇華させていくことをコンセプトに取り組んでいます。今回の若手現代アーティストへの支援もこの「INSPIRATION OF KYOTO」の理念である「成長モデルの創出」にリンクする取り組みであると思います。

 

ただ、今回の支援にあたり「まだ顕在化していない市場を育てていくための支援なんだ」という狙いを伝えることは非常に難しかったです(笑)。

 

 

――新門さんの熱意が、支援の後押しになったのですね。ご自身も、日頃からアート関係の業務に携わっていらっしゃるのでしょうか?

 

いえ、私の所属は外国為替や取引先の海外進出支援の専門部署です。今回、このプロジェクトの話をお聞して協力したいと思ったのも「INSPIRATION OF KYOTO」で取組んでいることにリンクしたからです。

 

プライベートでは、中学生くらいから音楽とファッションが好きで、ヒプノシスという英国のアート集団が手掛けたCDジャケットのアートワークにはまったり、アンディウォーホルのグッズを集めたり、国内外の美術館やアートフェスに出掛けたりと割とアートに触れる機会が多い方だと……、普段は仕事と趣味は別、ですね(笑)。

 

 

消費文化とうまく融合していくことが鍵

 

――「クラウドファンディング」という手法には、馴染みがありますか?

 

時代の流れとして、金融機関とクラウドファンディング会社との連携事例は増えていますよね。すぐに融資は難しくても、まずはクラウドファンディングでお金を集めてスモールスタート、その後融資に繋げていく、というような。

 

特に、「民間の方の支持を得られるかどうか」をはかる一つの判断軸として、クラウドファンディングは面白いなと感じます。「アイデアに対してお金が集まらない」というのは、市場の賛同が得られていないという点で事業のどこかに課題があるわけですから。

 

――確かに今回のクラウドファンディングも、資金を募ると同時に市民の方々からの声を可視化したい、という狙いもあります。京都市の現代アートへの施策について、「もっとこうなっていけば良いのに」など期待やご意見があれば伺いたいです。

 

アートは、まだ「好きな人は好き」というニッチな世界です。嗜好品の域を脱するためには、モデルになる人を育てる、ということと合わせて、大衆文化・消費文化とうまく融合していくことも必要ではないかと思います。

 

例えば、先ほどお話した、私がアンディ・ウォーホルのグッズを集めるようになったきっかけはキャンベル社のトマトスープ缶のデザインが好きだったからです。スーパー等に売られている商品のような普段の生活に溶け込んでいるモノからアートへの興味に繋がったんですよね。

 

京都でいえば、「京都 BAL」という商業施設の中に、今年スターバックスがオープンしたのですが、そのアートディレクションは、名和晃平さん率いるクリエイティブチーム「SANDWICH」が担当しています。一風変わったデザインのこの店舗はいつも多くの人で賑わっています。

 

 

大衆・消費文化を構成する衣食住とその空間に溶け込むことで、アートに興味がない人にも自然とエフェクトする。そこから興味を持つ人が生まれ、コアなファンやアートを買う人も出てくる。アート市場の形成にはこのような循環が必要だろうと思います。

 

 そういった意味では、今回のように海外アートフェアに出展するということも素晴らしいのですが、若手の方には、自分が生活している京都での活動でもより裾野を広げていただけたと思います。

 

京都府内には、多くのモノづくり企業があり、多種多様な商品を作っています。京都のアーティストが京都の企業と繋がって、新しい商品が生まれ、消費される。また京都は世界有数の観光都市であり、インバウンドとして国内外が多くの人が訪れます。デザイン性の高いものは訪れた人たちがSNSを使っていい意味で勝手に無料で発信してくれる。

 

プロダクトやマテリアル、空間デザインでも京都にいながらにして、活動をワールドワイドに展開していくこともできる。

 

 

――国内外から注目を浴びやすい京都という土地柄を、最大限に生かすということですね。

 

アーティストが京都を拠点に活動していくことには、有効だと思います。

 

京都にもっとアーティストの活躍の場が広がったら良いのに、、、と感じます。文化都市といいつつ、アート作品を買う文化もあまり根付いていない印象です。

 

とはいえ、アートだけで大きく産業を作っていくのは難しい。

 

でも、消費文化とうまくくっつけば、一気に広がりが出るのではと感じています。当金庫は、地域の事業者には広くネットワークがあるので、そことアーティストを繋げるようなことできたら面白いなと。

 

多角的に市場を育てていくことで、アーティストがご飯を食べられる構造を作ることが大事ですね。

 

このたびこういう形でプロジェクトに関わらせてもらったので、今後も協働できることがあれば嬉しいです。

 

- - - - - - - - - - - - -

 

プロジェクトへのご寄附はこちらから!(12/25(水)23:00まで)

ギフト

5,000


alt

お気持ちコース

●お礼のメール
●寄附金受領証明書

寄付者
17人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2020年4月

10,000


alt

スタンダードコース

●アートフェア出展報告レポート(メールにて)

●お礼のメール
●寄附金受領証明書

寄付者
10人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2020年4月

15,000


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帰国後のグループ展覧会 - VIPプレビューにご招待

●アートフェア出展アーティストによる帰国後のグループ展覧会 VIPプレビュー招待状
:2020年3月頃、京都市内ギャラリーにて開催予定。

※詳細は支援者様に追ってお知らせいたします。

●アートフェア出展報告レポート(メールにて)
●お礼のメール
●寄附金受領証明書

寄付者
14人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2020年2月

30,000


alt

展覧会+アートフェア成果報告会にご招待

●アートフェア出展アーティストによる帰国後のグループ展覧会 VIPプレビュー招待状
:2020年3月頃、京都市内ギャラリーにて開催予定。

●出展アーティストによる、アートフェア成果報告会 招待状
:2020年3月某日、京都市内ギャラリーにて開催予定。

※いずれも、詳細は支援者様に追ってお知らせいたします。

●アートフェア出展報告レポート(メールにて)
●お礼のメール
●寄附金受領証明書

寄付者
2人
在庫数
8
発送完了予定月
2020年2月

30,000


alt

特別なリターン不要:アーティスト応援コース

●アートフェア出展報告レポート(メールにて)
●お礼のメール
●寄附金受領証明書

寄付者
7人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2020年4月

30,000


alt

あなたの家にアート作品を【京都市外在住の方限定】

●出展アーティスト笹岡由梨子氏の作品 1点

※A4より小さいサイズのドローイング小品をお届け予定です。ご自宅にアート作品を掛けてみる、最初のきっかけにしてみませんか。

●アートフェア出展報告レポート(メールにて)
●お礼のメール
●寄附金受領証明書

※ご注意!:ふるさと納税の規定上、本コースは京都市在住の方にはお求めいただけません。京都市外の方のみ対象となりますので、ご注意ください。成果報告会・交流会とセットになったコースは、京都市内の方もお選びいただけます。

※非常に好評につき、10点だけ追加しました(11/5更新)。

寄付者
20人
在庫数
予定数終了
発送完了予定月
2020年6月

50,000


alt

展覧会+成果報告会+アーティストとの交流会にご招待

●アートフェア出展アーティストによる帰国後のグループ展覧会 VIPプレビュー招待状
:2020年3月頃、京都市内ギャラリーにて開催予定。

●出展アーティストによる、アートフェア成果報告会 招待状
:2020年3月某日、京都市内ギャラリーにて開催予定。

●アーティストとの交流会 招待状
:上記「アートフェア成果報告会」と同日開催予定。出展アーティストのうち、谷中佑輔氏は欧州在住のため現場には来られない予定ですが、インターネットを通じて会場で交流いただけます。笹岡由梨子氏に加えて、アートフェアに出展する他アーティストの来場を予定しております。

※いずれも、詳細は支援者様に追ってお知らせいたします。

●アートフェア出展報告レポート(メールにて)
●お礼のメール
●寄附金受領証明書

寄付者
2人
在庫数
予定数終了
発送完了予定月
2020年2月

50,000


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特別なリターン不要:アーティスト応援コース

●アートフェア出展報告レポート(メールにて)
●お礼のメール
●寄附金受領証明書

寄付者
7人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2020年4月

60,000


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展覧会+成果報告会+交流会+アート作品1点

●出展アーティスト笹岡由梨子氏の作品 1点

※A4より小さいサイズのドローイング小品をお届け予定です。ご自宅にアート作品を掛けてみる、最初のきっかけにしてみませんか。

●アートフェア出展アーティストによる帰国後のグループ展覧会 招待状
:2020年3月頃、京都市内ギャラリーにて開催予定。

●出展アーティストによる、アートフェア成果報告会 招待状
:2020年3月某日、京都市内ギャラリーにて開催予定。

●アーティストとの交流会 招待状
:上記「アートフェア成果報告会」と同日開催予定。出展アーティストのうち、谷中佑輔氏は欧州在住のため現場には来られない予定ですが、インターネットを通じて会場で交流いただけます。笹岡由梨子氏に加えて、アートフェアに出展する他アーティストの来場を予定しております。

※いずれも、詳細は支援者様に追ってお知らせいたします。

●アートフェア出展報告レポート(メールにて)
●お礼のメール
●寄附金受領証明書

寄付者
9人
在庫数
予定数終了
発送完了予定月
2020年6月

100,000


alt

特別なリターン不要:アーティスト応援コース

●アートフェア出展報告レポート(メールにて)
●お礼のメール
●寄附金受領証明書

寄付者
6人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2020年4月

300,000


alt

特別なリターン不要:アーティスト応援コース

●アートフェア出展報告レポート(メールにて)
●お礼のメール
●寄附金受領証明書

寄付者
0人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2020年4月

500,000


alt

【法人向け】社名 掲載コース

●下記のものに、貴社名を掲載(小サイズ)
・アートフェア会場ブースで配布するリーフレット
・アートフェア出展アーティストによる帰国後のグループ展覧会(2020年3月頃、京都市内ギャラリーで開催予定)で配布するチラシ
・京都市が開催するセミナーにて配布する、アートフェア出展レポート
・本事業報告書

●本事業公式SNSとの相互リンク、タイムラインに貴社情報を掲出

●寄附金受領証明書

寄付者
0人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2020年4月

500,000


alt

特別なリターン不要:アーティスト応援コース

●アートフェア出展報告レポート(メールにて)
●お礼のメール
●寄附金受領証明書

寄付者
0人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2020年4月

1,000,000


alt

特別なリターン不要:アーティスト応援コース

●アートフェア出展報告レポート(メールにて)
●お礼のメール
●寄附金受領証明書

寄付者
0人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2020年4月

1,000,000


alt

【法人向け】社名 掲載コース

●下記のものに、貴社名を掲載(大サイズ)
・アートフェア会場ブースで配布するリーフレット
・アートフェア出展アーティストによる帰国後のグループ展覧会(2020年3月頃、京都市内ギャラリーで開催予定)で配布するチラシ
・京都市が開催するセミナーにて配布する、アートフェア出展レポート
・本事業報告書

●本事業公式SNSとの相互リンク、タイムラインに貴社情報を掲出
●寄附金受領証明書

寄付者
0人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2020年4月

1,000,000


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限定3社【法人向け】社内向けセミナーコース

●現代アートに関する社内セミナーを開催(講師が御社に伺います、交通費・宿泊費別途)

※日程や具体的なテーマは、個別にご相談させていただきます。

●下記のものに、貴社名を掲載(大サイズ)
・アートフェア会場ブースで配布するリーフレット
・アートフェア出展アーティストによる帰国後のグループ展覧会(2020年3月頃、京都市内ギャラリーで開催予定)で配布するチラシ
・京都市が開催するセミナーにて配布する、アートフェア出展レポート
・本事業報告書

●本事業公式SNSとの相互リンク、タイムラインに貴社情報を掲出

●寄附金受領証明書

寄付者
2人
在庫数
1
発送完了予定月
2020年4月

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