ご無沙汰致しました>その後の進捗ご報告その1:農学部&図書館

ハッと気づけははや8月も中ば。ここしばらく、移設のための準備にかかりきっており、ご無沙汰してしまいました。猛暑が続いておりますが、みなさまお元気にお過ごしでしょうか。

 

調査中の農学部にて

 

当館も、取り壊し予定の建物内からの本格的な資料移設が始まりました。第一陣は旧工学部4号館や五十周年記念講堂という建物からの昆虫関連資料の移設でした。盆明けからは、骨格標本から始まり、機械類、2015年までの回収什器類、地学系資料・・・と続きます。

 

今回のご支援による最終レスキュー運搬作業は、9月下旬になりそうです。

それにむけ、ひたすらひたすら、農学部建物・文系建物での什器事前調査を進めています。

プロジェクトチームメンバーで、手分けして作業。
「歴史的什器回収」ラベルを貼り、撮影、計測、記録します。

 

農学部で多いのが、ガラス引戸のついた書棚。

サイズは似たり寄ったりですが、引戸の縦横の桟(さん)の組み方で、主に3種類みられます。

棚板と並行に3分割されているタイプ。

 

6分割されているタイプ。右側手前にちょこっと写っているスチールの卓上ケースも回収予定です。

 

9分割されているタイプ。

 

引戸の桟の分割数があがるにつれ、オシャレ度がアップしてるような気がします。展示に使うときは、展示物の大きさにより、使い分けるといい感じです。

 

大型の実験台もまれに残っています

         ↓

古今大型実験台が同居。手前の木製実験台は戦前のものと思われます。

 

このような大型実験台は、部材は大変よいのですが、大きすぎてそのままでは搬出入できないのと、用途が極端に限定されてしまうので、分解して部材として活用する計画です。芸術工学研究院の先生方と相談しながらすすめています。

 

中央図書館でも、調査させてもらっています。

図書館といえばカードケース。一部が更新とのことで、古いものや型が異なるものを回収します。

 

回収するカードケースの一例。大きくて重そう・・・!と思いましたが、引き出し2段ごとに、また、足部分も分けられます。橙書店さんでは、小型のカードケースを、小さい商品を入れるのに使っておられました。道具類を仕分けて仕舞う場合など、なにかと使い勝手はよさそうです。

 

また、戦後品ではありますが、このような、ゴロゴロがついたワゴンも。右側の高さのあるものは、植物標本の運搬・閲覧時にうってつけです。

 

木製ワゴン。右側のものは高さ120cm近くあります。

 

図書館と同じ組織ですが、別の建物にあった「記録資料館」では、主に経済学部由来の什器が使われていました。すでに木製品はさほど残っていませんでしたが、救済候補となる教授用両袖机や書棚などが、数点ありました。

 

文学部系でも多数存在するオープン書棚。

 

記録資料館の建物は、昔の法文学昨年度解体された学生集会所「三畏閣」と同じ昭和12年竣工。木製の建具が比較的多く使われているため、什器のみならず、建具も回収することにしています。

(その2へ つづく)

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