「ないない尽くし」ラオスの山岳僻地に絵本を届けていきます
はじめまして。シャンティ国際ボランティア会ラオス事務所の加瀬貴と申します。
ラオスで教育の支援活動を始めて、ちょうど2年が経ちました。
2年間で実感するのは、格差の広がりです。経済格差、教育格差、だかが2年間ですが、それは、目に見えるくらい、はっきりと感じます。
近年、ラオスも年率にして7~8%の高い経済成長率を達成しています。
首都のヴィエンチャンや、その他の都市部では、マイカーの急増や子どもたちを私立の小学校に入れる保護者も増えており、一部の人びとの間ではその恩恵が目に見える形で発現しています。
2年間、私が通い続けているヴィエンカム郡はラオス国内でも有数の貧困地域、山岳地域にあります。そして、人口の8割は少数民族です。
ヴィエンカム郡へ続く道は山の尾根に切り開いた一本道。郡から一番近い都市部まで、4時間以上かかります。さらに、村へは、地域住民が切り開いた、網の目のように張らされたあぜ道が唯一のアクセス方法です。
村に続く道によっては、左を見ても、右を見ても、断崖絶壁ということもしばしばです。
そんなときは、目をつぶって、静かにやり過ごします。現実逃避するに限ります。
自分でも「なぜこんなところに来なくちゃならないのか?」と思ったこともありました。
そんな時にすぐに思い浮かぶのは、子どもたちの笑顔、教員の笑顔、楽しそうに学校に通っていくみんなの顔で、「よし頑張ろう!」と思うのです。
格差の大きさは、ここヴィエンカム郡でも如実に表れています。
郡内にある68の学校には、図書室はありません。
子どもたちが喜ぶ絵本もありません。
少数民族の子どもたちは、日常生活でラオス語を使うこともありません。
それなのに、教員の数が足りません。
教員も、「さて、どうしたものか」と困っています。
そんな、「ないない尽くし」の状況が当たり前なのが、ラオスの山岳僻地の現状です。
それでも、うれしそうに学校に来る子どもたちがいます。「子どもが大好きだから」と奮闘する教員がいます。
子どもたちは、「先生が好き」、「友達に会いたい」、「勉強が楽しい」と、嬉々として語ってくれます。
私たちは、このような地域で、少しでもたくさんの学ぶ喜びを届けたいと思っています。
山々を超えて、絵本を届けたいと思います。
教員が授業を行う手伝いを、移動図書館活動を通じて行いたいと思います。
都市と農村で広がる教育の格差を少しでも改善したい。
皆様のご協力お願いします。
リターン
3,000円
お礼状をお送りします。
- 支援者
- 32人
- 在庫数
- 制限なし
10,000円
3000円の引換券に加え、
ラオスでの活動や人々の暮らしが分かる機関紙「シャンティ」と、子どもの写真が貼付された直筆の手紙をお送りします。
- 支援者
- 20人
- 在庫数
- 制限なし
30,000円
10000円の引換券に加え、
ラオスのシビライ村のお母さんたちが一つ一つ手作りしたハートのマスコットをお送りします。
- 支援者
- 2人
- 在庫数
- 制限なし
100,000円
30000円の引換券に加え、
ヴィエンカム郡教育局からお名前入りの感謝状をお送りします。
- 支援者
- 3人
- 在庫数
- 制限なし