Bonjour.

 

先日お客様より頂戴した新聞記事に、興味深い内容が記載されておりましたので、少しご紹介させて頂きます。

 

 

 

ルリユールとは、仏蘭西語で「製本」の意です。

現在では殆ど廃れてしまった文化ですが、今でも約30~40人の製本師と呼ばれる、書籍に表紙を付ける職人が実在しております。

そもそもフランスは、購入した際には表紙が付いておらず、それは一般的に「仮綴本」と呼ばれます。その仮綴じ本に対して固い表紙を装丁するのが、製本師の仕事です。別に装丁を施さなくとも仮綴の儘で閲覧は可能なのですが、彼らフランス人が表紙をつけようとする所以というのは、書籍を単なる「読み物」としてだけでなく、一個の「美術品」として扱っていた点にあります。日本人にとって、こういった感覚は非常に希薄ではありますが、私は当書斎を通して、この装丁芸術を膾炙させていきたいと考えております。

 

記事は、フランスで活動されている日本のルリユール作家です。製本家の名前が後世に残ることは殆どありませんが、作品はそれが大切に保管される限り、時代を超えて残る可能性を秘めています。何とも素敵な話ではないかと思う訳です。

 

cordialment.

 

 

 

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