Bonjour.

 

暑いですね、更には湿気を伴った暑さなので、不快感は倍増です。

本日もお仕事頑張って下さい。

 

さて、本日は水曜荘に関して少しお話させて頂きます。

水曜荘は、趣味人酒井徳男を中心として素晴らしい造本を世に送り出した、

プライベート・プレス(小出版社)の一つです。

水曜荘からは、戦後から酒井が死去する昭和45年まで50冊ほどの趣味本を発刊し、誌友達の目を楽しませてきました。

 

写真の煙草放浪は、限定100部本

厚紙の夫婦箱の中の本冊の表紙は、和紙で包まれており、

更には、木版画が表紙に埋め込まれています。

 

酒井は、誌友への言葉として、こんなことを述べています。

「限定本は道楽でなくてはできない。わけて百部位でソロバンを弾いたら、本の体裁もなさない。・・・以下省略 水曜荘同人が、いわば手弁当で協力した作品だから、一分の妥協も無い気合のかかった出来は当然ながら、考えてみれば、この連中はオッチョコチョイだ。しかし損をして徳を取れとれということもあるから、ものは考えようで、とにかく良い書物ができさえすれば言うことは無いさ」

 

書物が単なる美術品であってはならないと思いますが、

体裁を無視してテキストのみに注視することは、

書物の寿命を縮める結果になるかも知れませんね。

 

cordialment

 

新着情報一覧へ