富山駅に、大理石彫刻のモニュメント「ラバーズ」を設置しよう！

 

 

 

 

皆さん、こんにちは。このページを訪ねてくださって、どうもありがとうございます。私たちは、富山駅に富山のシンボルになるようなモニュメントを設置することを目的として発足した、富山駅モニュメント設置委員会です。このモニュメント制作をお願いしたのは、富山市出身で、現在はニューヨークを拠点に活躍しているアーティスト（彫刻家）の吉野美奈子さんです。

 

 

美奈子さんは、一度は旅行会社のOLになりましたが、アートへの夢を諦めきれず、働きながら学費を工面して東京の美術大学に通いました。卒業後、貯金をはたいて単身ニューヨークへ渡り、その情熱に応えてくれたニューヨークの街で、次々と作品を発表し、受賞を重ね評価されてゆきました。制作する作品は次第に大きくなり、ニューヨークの代表作「ラバーズ（恋人たち）」のモニュメントをはじめ、アメリカ東海岸のあちこちの都市に設置されるようになりました。

 

 

美奈子さんは、これまでに故郷である富山県内の高等学校15校を中心に、20箇所以上で講演され、ご自身の人生を瑞々しく語ることで、若者たちに勇気と希望を与えてくれました。講演会は「自分らしい人生の作り方」というテーマで、そこには「純粋に『行動することの大切さ』を伝えたい」という美奈子さんの想いが込められていました。

 

 

はじまりは、高校時代。もともと英語の勉強は好きじゃないーでも、英語を話す人たちには興味津々。英語はいつか何かをするための道具だと思っていたけど、当時は「それが何か」はわからなかったそうです。そこから、大理石の彫刻に出会い、世界的なアーティストに成長してゆかれるプロセスを、臨場感溢れるエピソードと心に響くメッセージを織り交ぜながら、ノンストップで語ってくださいました。

みんなは、自分の人生を作ることのできるたった一人のアーティストです。あなたがどんなふうに生きたいかなんて、学校の先生に聞いても、ご両親に聞いても、お友達に聞いてもわかりません。答えはあなたの心の中にあります。だからまず、自分の心の声をしっかり聞いてみよう。

夢を実現するには、失敗を恐れずに　”とにかくやってみよう！“

何回失敗したって大丈夫！できるまでやれば、必ずできるようになる。

夢は逃げない。逃げるのは自分。

そして、美奈子さんはニューヨークで、9.11同時多発テロを間近で経験したことから、

明日は今日の続きじゃない。人生はいつ終わるかわからない。

ということも、力を込めて話されました。
 

 

そんな美奈子さんは、誰よりも富山を愛し「富山の人々とパブリックアートによるまちづくりに取り組みたい」という夢を持っていました。その想いが様々なご縁をつなぎ、彼女を富山県の若者たちへとつないでいったのです。

 

▼美奈子さんより：若者たちをつないだストーリー

 

 

そして、いつしか、この「つながり」を形にした5,000通以上ものお手紙が、ニューヨークの彼女のもとに集まってきました。

 

お手紙には、

私は毎日、特に何も楽しいことも無いと思って生きていたし、同じ毎日を将来のために我慢して繰り返せば良いと思っていました。けれどそれは自分が1日を大切にせず、楽しもうとする努力をしていなかったからだと話を聞いて、気づかされました。だから、とりあえず、1日を楽しむことから始めたいと思います！

富山で美奈子さんの作品が観たい！

など、美奈子さんのメッセージを受け止めた言葉たちがたくさん詰まっていました。

 

 

 

何とかして、この若者たちの願いを形にできないか......。

 

この思いと、一方で「富山の玄関口に、訪れる人をあたたかく迎えてくれる場所やシンボルが欲しい！」という思いとが呼応する形でつながりました。

 

2018年8月7日に富山駅モニュメント設置委員会が発足し、その後、講演を通じ富山の若者へとメッセージを発信し続ける美奈子さんに、モニュメントの製作依頼をすることになったのです。

 

 

 

皆さん、こんにちは。吉野美奈子です。日本初のモニュメントを、ご一緒に創ることができてとても嬉しく思っています。皆さんから頂いたお手紙は皆さんと私の「つながり」の記録であり、モニュメント「ラバーズ」の「心臓」です。まだ参加されていない方も、どうぞお気軽にご参加ください (参加方法は下記にございます)。これから永い時を超えてゆく「ラバーズ」を、いつまでもご自分の分身や、お友達のように愛してくださるといいなぁと願っています。

 

待ち合わせはもちろんのこと、ひとりの時も、ふたりの時も、嬉しい時も、悲しい時も、「ラバーズ」は24時間いつでもみなさんを温かくお迎えします。雨が降っても、雪が降っても、大きく手を広げて、あなたのハートをギュッとハグしてくれるでしょう。落ち込んだ時、勇気が欲しい時はベンチに座って、どんなお手紙を書いたか思い出してみてください。すると、「ラバーズ」の後ろからはきっと私の「大丈夫！また明日頑張ればいいよ！」という楽観的な声が聞こえてくるはずです！

 

 

故郷の富山に、最高のものを残したいと考え、最高の大理石を探し求めて、私はイタリアのカラーラにある石切場に辿り着きました。右も左もわからない。イタリア語も全然通じない。何十トンもの作品を作るには今時はロボットを使うんだ、と周りは言ったけど、私は一緒に筋肉痛になって「ラバーズ」を彫ってくれる職人さんの仲間たちを見つけ出しました。そうやって結成された日伊ドリームチームによって、大きなパワーストーンの大理石から生まれた「ラバーズ」は、たくさんの人たちの想いが重なる「愛と夢のパワースポット」です。

 

この「ラバーズ富山・プロジェクト」は、富山、ニューヨーク、イタリアをはじめ、すでに世界のたくさんの仲間たちに支えられてここまで来ました。どうぞ、このページを今お読みくださっているみなさんも、私たちの仲間になって応援していただけると嬉しいです。そして、富山駅前の「私の応援したラバーズ！」をこの先もずっとずっとお楽しみいただければ幸いです。

 

 

 

 

今回、富山駅前に設置する「ラバーズ」は、ニューヨークの代表作「ラバーズ」とほぼ同じデザインだそうです。美奈子さんに、富山のラバーズのコンセプトについて伺いました。

 

～美奈子さんより～

ふたつの「ラバーズ」は、どちらも「つながり」の象徴です。日本神話のイザナギとイザナミに着想を得て、男女が優しく抱き合うイメージを創りました。これは、何かが愛から生まれてゆく瞬間です。富山のラバーズのコンセプトは「人と場・人と人・過去と未来をつなぐ」の３つで、富山で人々を迎える立山連峰も男性像のモチーフになっています。

 

私は、ニューヨークが同時多発テロの攻撃をうけて、アメリカが戦争に突入してゆく中、恐怖に怯えながら、街中の天使の彫刻のそばで考え続けました。そして「世界に『分ける人、壊す人』がいるなら、私は『つなぐ人、創る人』になろう」と思いました。あの時、失意と哀しみの充満するマンハッタンに、天使の像がいてくれなかったら、どんなに孤独だったかしれません。だから私も、人の心に寄り添えるモニュメントを、いつかそれを必要とする人たちのために作りたいと思ってきました。

 

ニューヨークの「ラバーズ」には、世界63カ国から様々な言語で1,000の愛のメッセージが寄せられました。どこかの街の「ラバーズ」に参加した人が、別の街の「ラバーズ」に出会った時、「懐かしさ」と国境を超えた「つながり」を感じてくれること、それが「ラバーズ」の願いです。そして、そのモニュメントたちが世界をつないでくれるよう、私はこれからもたくさんの「ラバーズ」を作り続けたいと思っています。

 

 

 

～設置委員会より～

 

クラウドファンディングより皆様にいただいたご支援は、現在イタリア・カラーラを出港し、富山新港に向かっている「ラバーズ」モニュメントの国際輸送費の一部に充てさせていただきます。「ラバーズ」の素材はイタリア産ホワイトカラーラ大理石で、作品の全長は345cm。高さ200cmの台座に置き、周囲には花壇と、休憩や待ち合わせ用のベンチも設けます。

 

このプロジェクトの総事業費は5,000万円で、このうち皆さまにお願いさせていただく国際輸送費は、およそ1,706,400円(1ユーロ121円換算）です。こちらには、大理石モニュメント彫刻専用のクレート（木箱）制作、国内陸送、海上輸送(カラーラ〜サウジアラビア〜釜山〜富山）、保険、通関、その他が含まれます。
 

 

 

 

モニュメントの台座には、吉野美奈子さんの講演を聞いた県内高校生や若い世代から寄せられた5,000通以上のお手紙が収められます。このページをご覧いただいている皆様も、自由にお手紙を書いていただけます。是非お手紙プロジェクトにご参加ください。参加費は無料です。

＊お手紙プロジェクト参加方法：

１）どなたでも無料でご参加いただけます。年齢・国籍・言語等の制限はありません。
　（既にお手紙を出しているけど、追加で書きたいことがある！という人もOK）

２）A5サイズ（148×210mm）の紙に、「お名前・日付・お住いの都市」を明記の上、自由にメッセージをご記入ください。

３）お手紙のサイズはA5です。下半分を切り取って、ご記入ください。

４）美奈子さんからのお願い：永遠に残るものだからポジティブな言葉で！

５）内容は自由：今の夢、未来の自分に贈る言葉、大切な人へ、天国のお父さんへ等。
　（もちろん、美奈子さんとラバーズへの応援メッセージも大感激！）

６）文章が苦手な人はイラストでもOK！

７）全てのお手紙は、モニュメントに入る前に美奈子さんにご覧いただきます。

８）2020年3月14日*必着でモニュメント設置委員会事務局までお送りください。

*更新履歴(3月4日)：3月10日から更新

 

▼以下にて受付中。切手は実費です。

eメール：lovers@pcojapan.jp
FAX：076-428-9156
郵便：939-8063 富山市小杉120    富山駅モニュメント設置委員会 運営事務局 

 

 

 

富山県は、2015年3月、北陸新幹線が開業。2020年3月、富山駅南北が開通、路面電車も貫通します。富山の玄関口、人と人が交じり合う場として、ますます期待が高まる富山駅。その駅前に、新たなランドマークとして設置される「ラバーズ(恋人たち)」は、富山に暮らす人・訪れる人をいつでも「おかえり」と温かく迎えてくれる「つながり」のモニュメントです。

 

台座の中には、県下の高校生をはじめ若い人達から寄せられた5,000通以上の「夢のお手紙」と、2020年3月10日までに、世代や国境を超えて一般募集される皆様からのお手紙が収められます。そして、その声は、美奈子さんとイタリアチームによって彫り出された、柔らかな曲線の大理石彫刻「ラバーズ」の中で、永遠に生き続けてゆきます。

 

 

美奈子さんは言います。

人は何歳になっても、どんな状況でも、夢を描いて追いかけてゆくことができます。
その旅の途中で、いっぱい頑張って、いっぱい失敗しながら、
もし夢の形が変わったとしても大丈夫。

でも、ひとりで叶えられる夢なんて世界にひとつもなくて

それを可能にしてくれるのが『つながり』です。

 

だから、夢を言葉にして人に伝えること
それが最初の一歩です。

 

そこは夢の集まる場所。夢に出会う場所。

ここに来れば元気になる。なんだか勇気が湧いてくる。

 

私たちはそんな一人一人の大切な場所になれるモニュメントを、皆様とご一緒に作りたいと思っています。すでにプロジェクトは進行しており、作品が海を渡っている真っ最中です。多くの皆様に楽しみながら応援していただけるよう、素敵なプレゼントとイベントをご用意いたしました。

 

まずは、学生たちに大人気のラバーズ・ステッカーや、パティスリージラフと美奈子さんのコラボによる特製「ラバーズ」チョコレート。パワーストーンの「ラバーズ」大理石から生まれたチャーム（お守り）や、「わかりやすくて、元気になる！」と大好評の美奈子さんの講演会（今回はイタリア制作の苦労話バージョン！）。ラストは、美奈子さんと直接お話のできるレセプションも企画しました。

 

その他に、プレゼントのない「全力応援コース」もございます。是非、リターンのメニューをじっくりお読みいただき、お選びください。たくさんの皆様からのご支援を、プロジェクト・メンバー 一同、心よりお待ちしております。

 

 

※本プロジェクトのリターンのうち、【お名前掲載】に関する条件の詳細については、リンク先（https://readyfor.jp/terms_of_service#appendix）の「リターンに関するご留意事項」をご確認ください。