しまこみクラウドファンディング、終了!!
こんにちは。しまこみ編集部です。
11月末から開始、その前からの準備と半年にわたるクラウドファンディングが昨日のリターン発送をもって終了しました。
ご支援いただいた皆様、シェアいただいた皆様、本当にありがとうございました。
100%達成しないと返金という仕組みだったので、達成するまでは胃がキリキリ、達成したあとは感無量。感謝しかありませんでした。
達成後もまた大変で、ご支援いただいたお金の振込み日にあわせてマンガを発注するため、残りの原稿仕上げ&チェックでまた胃がキリキリ。
届いてから誤字脱字や修正箇所を見つけて「あちゃー」と思うこともありましたが、そのあたり一人で作業している都合、簡便いただければと思います。
原稿もできていたので、ご支援金が振込まれた日、すぐにマンガ本の印刷を発注。即日で消化しちゃいました…。
漫画本は私の誕生日、3月21日に到着。
最高の誕生日プレゼントとなりました。
私は漫画家としては技量がまだまだですし、いわゆる同人誌に毛が生えたようなものです。それでも自分の漫画が本になって届く瞬間というのは嬉しいものです。
表紙の色が上手く出ているかなどヒヤヒヤなところもありますけど、このスリルはなんともいえません。
漫画本は一般的な同人誌(薄い本などと言われます)のように、オフセット印刷のものを想定していましたが、途中で「一般的な漫画本のように、ブックカバーを付けたい」ということとなり、発注量を工面して、別途ブックカバーと帯を発注することにしました。
これだけで漫画本らしさが出ます。発行量としては①②各500部を製作できました。
収支は以下のとおりとなります。
【かかった費用】
・ISBNコード取得 21,600円
・書籍JAN権利取得(3年間) 10,800円
・製本印刷 217,170円 ※500部×2巻分
・ブックカバー(校正代込み)40,900円 ※500部×2巻分
・帯 19,700円 ※500部×2巻分
・支払い手数料 195円×3 ※ブックカバー等発注
・バーコード発注 5400円 ※2巻分
・ブックカバーのデータ作成 25,920円 ※2巻分
・リターン送付 20700(レターパック360、スマートレター)
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計 362,775円
となりました。
クラウドファンディングの手数料を差し引いた費用では、3万5千円ほど足りなかったので、その分は自腹でまかないました。
(ISBNコードと書籍JANの取得には時間がかかるので、先に取得しました)
漫画本及びワッペンのほか、3万円以上のご支援者の方でハンドメイドルアーをご希望の方は、ようやく製作が終わったので4/22付け郵送してあります。
クラウドファンディングはハンドメイドルアー発送をもって終了ですが、「安全やマナー啓発の教科書に。沖縄の釣り漫画を出版したい!」が印刷物として完成しただけであり、まだやらないといけないこと、そしてやりたい事があります。
1.印刷本を流通させる。
マナーを守って安全に釣りを楽しんでいただければと思い執筆しましたが、読んでくれる人が少なければ効果は得られないでしょう。
現在は沖縄本島の釣具店と、ジュンク堂那覇店様、Booksきょうはん様で取り扱っていただいています。配本はBooksきょうはん本社の㈱沖縄教販様で取り扱いいただいています。
書店では本の名前とISBNコードを伝えていただければ取り寄せ可能で、もしこの記事を見て「欲しい」という方がいらっしゃれば、お時間に余裕があるならば書店から注文していただけるとありがたいです。
そうすれば書店に並ぶチャンスが増えます。つまり広く流通できるのです。
沖縄県内の書店様は㈱沖縄教販様へお問い合わせいただけますと幸いです。
2.ラッキーキャッツ③以降を執筆。
これで満足しているわけではなく、続きを書いていきます。
釣りに関するネタはまだまだあります。少なくともあと4巻分はネタをもっていますし、もっとマニアックにすればそれ以上描けます。
現在はミナミマゴチ編の執筆をスタートさせています。本編にやたらとスナイパーの話しが登場しますが、ミナミマゴチ編の複線みたいになっていますのでお楽しみに!
3.アニメ化まで持って行く
ラッキーキャッツ②の後書きにも書いていますが、将来ラッキーキャッツをアニメ化まで持っていくつもりです。
(※エイプリルフールに作った画像です)
「同人誌に毛が生えたようなレベルで何を言っているんだ?」と思われるかもしれませんが、本気で言っていますし、それなりの計画や戦略性を持っています。
どうせ描くなら「アニメ化できるものを」という設計で描いたのがラッキーキャッツルアーフィッシングスクールです。もちろんそのままアニメ化にしようというわけでもありません。原作・原案に使っていただければというスタンスです。
私は漫画家というよりも物作りの人間なので、「アニメにするにはどうすれば良いか」「ヒット作にする要素は?」「表現とコストの兼ね合いをどうするか」「資金をどうするか」などの分析を平行して行っていて、事あるごとにプレゼンテーションを行っています。
アニメ化にあたってはキャラクターデザインや脚本が多少書き換えられるのは一般的なことです。魚釣りに関する骨組み(安全管理やマナー、魚の行動)を崩したり、変に思想主張を入れたりしなければ、大幅な変更も許諾します。
こだわっている部分としては、ヒット作にするのであれば、マニアックな要素・・・つまり魚釣りに関する部分をいい加減に描写してはならないという考えはあります。
アニメ「ガールズ&パンツァー」で戦車の描写がいい加減だったり、「ラブライブ!」の楽曲のクオリティーが低ければそこまで人気出ていないでしょう。というのが私の考察です。
ラッキーキャッツを読んでいただければわかると思いますが、釣りや魚のこと、釣りに関する失敗談や自然に関する考察など、アニメ化にあたってマニアックな要素の骨組みを提供できます。
釣り方だけならネットで調べてちょっと取材に行けばできますが、考察や経験は長く釣りをしている人じゃないとわからない事です。
釣りは初心者からマニアまで楽しむ遊びで、初心者を取り込むことは大事なのですが、このような趣味性のジャンルは、マニアが納得しないものは初心者がついていかないのです。マニアを唸らせる情報を初心者にもわかりやすく提供するのが最高の手段だと思います。ラッキーキャッツではこれが可能なのです。(何せ沖縄の釣り業界では変態で通っている分析者、元釣りガイド、雑誌ライターでしたので…)
また、アニメ化にあたっては見えない水中の魚の高度をどうするか?という問題があります。釣りを題材にする場合一番難しい部分だと思います。身近な趣味でありつつ、実在する魚を表現するので、多少の誇張があったとしても嘘を描くわけにはいかないのです。
透明度の高い海を有する沖縄では、アニメーション作成のための資料映像を確保しやすいという利点もあります。
アニメ製作には一般的に1本1200万円、1クール製作するのに2億円の投資が必要になるといいます。さすがにこれにクラウドファンディングを利用というのは無茶ですが、関係各所へコンセプトや全体的な計画をプレゼンテーションし、納得いただければ夢物語で終わらないのではないと思っています。
アニメ関係者の皆様、ご希望があればラッキーキャッツの印刷本を郵送させていただきます。必要あればプレゼンテーション等も行わせていただきます。
4.小中高学生向けの漫画教室を開きたい。
小学校高学年~高校生対象の漫画教室を開けないかと考えています。
実はこれは既に実現しており、デジタルイラストの講師や公民館などでの漫画教室講師などのお話をいただいています。
沖縄には漫画を取り扱う専門学校が3校、また、通信制などで漫画を教える高校があるのですが、もっと若いうちから、漫画を描きたくて仕方がない子供たちが漫画の書き方を学べる場所ですね。教えるというよりも、疑問や課題を解決する相談役といいますか。
沖縄は独特の文化がある芸能人を多く輩出する島ですが、デビューする漫画家どころか、ローカルで漫画を描き続けている若い人材がかなり少なく、不活性な印象です。同人誌即売会などでも漫画作品の出品は無いわけではないけど、かなり少ないです。
どうにか沖縄の漫画執筆を盛り上げていく仕組みと、夢を持った若い子たちに、漫画を完成させる達成感を味わっていただければと思うのです(地味な作業の連続なので、途中で挫折する人が多いのです)。
絵や漫画は描けば書くほどうまくなりますし、若いときからやっていたほうが絶対に有利です。私は後発なのでだいぶ苦労しましたし、教える人がいない中でだいぶ苦労しました。
今回のクラウドファンディングはこれで終了ですが、次の壮大な夢物語のためにも走り続けます!!
まず当面やるべき事としては、ラッキーキャッツルアーフィッシングスクールを流通させる必要があります。いかに夢物語があろうとも、知名度が低く、出来上がった漫画本が動かないようでは説得力がありませんからね…
ご支援いただいた皆様。また、拡散いただいた皆様にはあらためて感謝申し上げます。
引き続きこの作品を拡散等、ご協力いただけますと幸いです。
また、読んでいただいての感想や要望等もいただけるととてもありがたいと思います。
2018年4月23日
しまこみ編集部 sacom(モソの中の人?)