名水の里天の真名井水車・米搗き復活プロジェクト

 

 

 

はじめまして。天の真名井水車・米搗き復活実行委員会です。

 

このプロジェクトをご覧いただきありがとうございます！！

 

国指定の名水百選「天の真名井」（あめのまない）が湧き出る米子市淀江町高井谷（たかいだに）自治会には、古くから米を搗き（つき）精米する水車が３基ありました。

 

ところが、近年の度重なる豪雨により最後に残った水車が壊れて回らなくなっています。

 

私たちは、「天の真名井水車・米搗き復活実行委員会」を立ち上げ、この水車と水車による米搗き精米の復活を決意しました。

 

私たちは、水車を再び回したい！！子供たちにそのままのふるさとを残したい！！そして、訪れる皆さんに天の真名井を楽しんでいただきたい！！と思っています。

 

 

水車は私たちの生活と心に焼き付き、天の真名井になくてはならない財産です。

 

○水車と米搗きの復活により、天の真名井の象徴である水車と、自然と共生してきた文化を誇りをもって後世に引き継ぎたい！！

○そのまま飲むことも出来る美味しい水と清涼な水辺の空間を求めて天の真名井にいらっしゃる皆さんに、「清水と緑、水車の水しぶきと米搗きの音による癒しの空間」を楽しんでいただきたい！！ 

 

これは高井谷自治会みんなの思いです。そのためには、水車の修理に６９０万円の費用が必要です。

 

鳥取県や米子市にも支援をお願いしていますが、２２戸の自治会には負担が大きくとても費用を賄うことが難しい状況です。どうか費用のうち２８０万円のご協力をお願いします。

 

※このプロジェクトの総括は「高井谷水車管理組合」が行います。「天の真名井水車・米搗き復活実行委員会」は、クラウドファンディングの公募前の準備と公募中にサイトの運営や支援拡大、返礼品の発送などを中心となって行うことを目的として、「高井谷水車管理組合」の中から選出したもので構成する組織です。ご支援金の振込先口座は「高井谷水車管理組合」のものとなります。

 

 

プロジェクトを立ち上げたきっかけ

 

皆さん、「天の真名井」という言葉をご存じでしょうか？「天の真名井」は古事記にもあり、清浄な水につけられる最上級の敬称です。

 

 

鳥取県西部の米子市は、国立公園大山のブナの森に蓄えられ数十年の年月を経て湧き出る湧水の宝庫です。中でも、淀江町高井谷地区の「天の真名井」は、昭和６０年に環境省の名水１００選に選定され、新年の若水汲みが「NHKゆく年くる年」に放映されるなど、地域を代表する泉となっています。

 

天の真名井は、地域の水道の水源となっています。

 

また、夏にはスイカを冷やしたり、子供たちが泉に入り遊んだりと地域になくてはならないものになっています。中でも、水の力で回る水車は、収穫した米を搗いて精米したり、大豆を挽いてきな粉を作ったりと、動力のなかった時代の貴重な動力源として住民の生活を支え、その姿は天の真名井の象徴となっています。

 

 

高井谷地区では、この水の恵みに感謝し後世に守り引き継ぐため、水辺に神々を祀り、泉の土砂を取り除き水辺を清掃しニジマスを放流するなど、みんなで天の真名井を守ってきました。

 

　

現在では、川辺の「真名井せせらぎレストラン」や、天の真名井のそのまま飲むことも出来るおいしい水と清涼な水辺の空間求め、年間約４万人の人々が真名井にいらっしゃいます。

 

 

天の真名井を訪れた方々は、川辺を散策し水に触れニジマスに餌をやったりして、田んぼや山、清流の山里の風景を楽しんでいらっしゃいます。

 

そんな中で、動かなくなった水車を目にした時の残念そうな表情を見ると、私たちは申し訳ない気持ちでいっぱいになります。

 

　

天の真名井の清流と水のせせらぎと水車の米を搗く音は、住民にとって心に焼きついたふるさとそのもので「水車が朽ちてなくなることはあまりにも寂しい。」とみんなが思っています。

 

このため、高井谷自治会では、私たちが誇りをもって持続可能な形で「天の真名井」と「水車と米搗き」を後世に守り引き継いでいくために、また、訪れる皆さんに里山と清流の癒しの空間を楽しんでいただくため、「天の真名井水車・米搗き復活プロジェクト」を開始しました。

 

 

伊木米子市長に「名水の里天の真名井水車・米搗き復活プロジェクト」への協力をお願いしました。

 

 

 

地域の歴史の源泉「天の真名井」

 

鳥取県西部、美保湾に面した海辺に米子市淀江町があります。古くは、淀江の海浜部に潟湖が形成され、のちに閉塞して土砂が堆積し淀江平野が出来たことが知られています。

 

古くから日本海沿岸の他の潟湖地域との交流があり、大陸からは渡来者が、背後の大山を目印に海を渡り淀江にたどり着いたと言われ、大陸・日本海の交流の拠点であったことがうかがわれます。

 

このため、淀江には、弥生時代の住居跡では日本最大級の妻木晩田遺跡や、白鳳時代の上淀廃寺跡や多数の古墳群があり、歴史的遺産の宝庫となっています。

 

天の真名井は、妻木晩田遺跡から２キロメートルほどの南側（山側）の位置にあり、まさに太古からこの地に人々が住み歴史を紡いできた源泉となっています。

 

現在、こうした地域の歴史と自然の魅力を「古代淀江ロマン遺跡回廊」として一体のものとしてとらえ、保存・活用し次世代に伝えていく取り組みも始まっています。

 

 

妻木晩田遺跡から望む弓ヶ浜半島・美保湾。その先には島根半島や出雲の山々が見えます。

 

　

プロジェクトの内容

 

このプロジェクトで、水車の再生と米搗きの再開を行います。ご支援いただいた資金はそのために使用させていただきます。

 

 

 

プロジェクトの展望・ビジョン

　

将来的には、今回の水車の復活や水車米の販売を出発点として、さらに水車米の生産量を増やし、コメの天日干しや無農薬栽培などにより真名井米のブランド化をすすめたいと思っています。手間をかけることによる農産物の高付加価値化は、これからの農業にとって必要なことです。

 

高井谷や周辺の集落には、元気なお年寄りがたくさんおられます。その方々が、生き生きと農業をして暮らせるような地域になっていけばと思います。

 

そして、出来れば地域の若者がこの地で暮らし、地域に活力を与え文化を守ってくれるような魅力あるふるさとが作れたらいいと思っています。

 

私たちには、この度のプロジェクトがどのくらいの皆さんに支持していただけるかは分かりません。レディーフォーを通じて、私たちの思いや天の真名井の魅力がより多くの方に伝えられればうれしく思います。

 

温かいご支援を、どうぞよろしくお願いします。