■僕たちがやれることを一生懸命やる

私たち北海道希少生物調査会は、
札幌市円山動物園とともに「円山地域のコウモリ相把握調査」を行っています。
ボランティアで続けてきて、気づけばもう4年目です。

一昔前まで
私たち環境調査業界と飼育業界との間には
見えない壁があったように思います。

野生生物のみ追いかける者にとって
飼育されている動物は魅力を感じる対象ではない。
これが理由のようです。

しかし
僕たちが手を取りあうことには何のメリットもないのでしょうか?

飼育のプロ、発見のプロ
それぞれがお互いに欠けている部分を補うことができるのではないでしょうか。

僕はそれぞれの橋渡し役をやりたい。

いや、むしろ僕にしかできないだろう。

■コウモリという題材

人々は、見えないものや謎のもの
知らないものに興味を持ちます。

このため、コウモリという
一般に非現実的な題材は
人の心を掴むにはうってつけです。

190万都市である札幌に

コウモリがいるなんてどれだけの人が想像できるでしょう。

あの速さ、機敏さ
人間に聴こえない音、どこを切り抜いてもかっこいい!

だからこそ僕らは
コウモリを題材に、広くみなさんを対象に
参加型調査を展開したい。そう思いました。

■コウモリ調査を終えて

この調査の目的は、

当然
どんなコウモリがいるのか?
といった研究の意味もありますが

参加された方々
(コウモリにちょっとでも関心のある方々)
が、その仲間たちに宛てて

「コウモリ調査に行った」
「コウモリを見た・聞いた」

と伝えてくれることも大きな目的です。

その一瞬だけだとしても
コウモリがリアルな質感を帯びるのです。

今日はコウモリが捕まりませんでした。
でも。

一人一人の胸のなかには飛び交うコウモリが焼き付いているはずです。

楽しい調査でした。

こうやってイキモノにリアリティを与えることは
マニアナバンサンカイの思想に繋がります。

これからも多くの方にお付き合い願いたいです。

 


 

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