バオバブ　紙でないと表現できない質感

バオバブ　

西オーストラリア州　クヌヌラ

FUJIFILM GFX100S+Carl Zeiss Otus85mm

撮影協力　西オーストラリア州政府観光局　カンタス航空

西オーストラリア州　キンバリー地方にはバオバブがある

バオバブはアフリカだけと思っている人も多いけど、実はオーストラリア大陸の西側にもある。しかもキンバリー地方だけ。実は太古の昔　ゴンドワナ大陸時代　オーストラリアとアフリカは繋がっていた。その証である。バオバブの木のDNAを調べた結果、2つの大陸が繋がっていたことが証明された。バオバブは大地共に地球を旅する木

バオバブはとても個性的。1つ1つがとても形が異なりフォトジェニック。そお面白い形の表現するために、朝夕の斜光を使い木の輪郭が光と陰で強調されるように撮影した。それはとりもなおさずハイライト（明るい部分）とシャードー（暗い部分）のコントラストが強くなる。特にシャドー部の諧調表現がとても大切。つぶれそうでつぶれない、暗い中にも豊かな諧調があり、それを表現したい。

だがそれはなかなかオンライン上では難しい。やはり紙媒体が必要。紙にインクが吸い込まれて行くからこそ、表現出来る諧調がある。

だから写真集を作りたい。

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写真家　相原正明