今日は、映画「私はワタシ over the rainbow」に出演し、Get in touchではカメラマンとして、また事務局で共に活動するメンバーtobojiからのメッセージをご紹介します。

 

 

 

【学校でのLGBT教育の必要性について】 

私が自分の「人と違う」ことに気がついたのは幼稚園の頃でした。その頃から男性に惹かれ、好きになる人も男性だと自認していました。性への目覚めが早かった分、性への興味を持つのも早く、深夜テレビなどからの情報がどんどん入ってきました。沢山の情報を、理解するしない関係なく、そのまま頭の中に入ってきますから、「差別」意識・発言も自然と植え込まれていきます。そして、「男の子が男性を好きになることは変なこと」そして「口外してはいけない秘密のこと」と理解していきました。

 

小さなころから物腰が柔らかく、「女っぽい」ということで同級生からいじめのターゲットとなりやすく、そして好きな子が出来ても「誰にも言ってはいけない」というプレッシャーから、「表向き用の自分」を演じる様になりました。 思春期、青春真っ盛り。クラスメイトとの恋バナ。。だけでなく、普通の日常会話にも常にオブラートを包み、本音で語ることがありませんでした。

 

言いたいけど言えない。

相談したいけど誰に話せばよいのかわからない。

そんなフラストレーションは勉強と筋トレと日記に向けられました。常に緊張していないと自分の「本性」を知られてしまうという、よくわからない恐怖感に追われる日々でした。長い休みになると夜は朝まで眠れない、頭は常にボーっとしていました。

 

感情のダムは常に満たされていて、いつ決壊するかわからない毎日。

そんな日々から救われたのは、哲学好きな友人へのカミングアウトでした。

学生時代を振り返ると、こんな感じです。

 

「誰に相談したらいいかわからない。」

もしこれが、解決出来ていたら、もしかしたら学生生活が違っていたかもしれません。同級生がLGBTを理解している、という状況が欲しいのではなく。

(学校の中で)大人の誰かが「いつでも受け入れて話を聞いてくれる」という環境の整備が必要なのかも、と思います。 SNSが広がり、調べれば何でも分かる時代ですが、本当に知りたいことはキーワードを知らなければそこに辿りつくことすら出来ません。まちがった情報や、現実よりも酷い誹謗中傷に無意味に傷つくこともあります。

 

職員室の先生方全員が難しければ、せめて保健室にだけでも、相談窓口や資料や本があったらいいな、と。それは図書館でも良いかもしれません。身近なコミュニティに知られたくない場合も想定して、近隣の相談情報もあると尚良いです。 忙しい先生方がLGBT等について勉強したり沢山の資料を読み漁ったりする時間をつくるのはなかなか大変です。そこで、この映画を見れば一回で概要が理解出来、「知る」ことへのきっかけになります。押し付けがましくない、人権問題としてのLGBTの課題に触れる入門としてぜひ、おススメの一本です。

 

人口の7%がLGBTと言われております。日本全国におおよそ700万人いるということです。そのうちの何人が学生でしょうか。こんなに沢山のマイノリティと呼ばれる方たちが悩み、苦しんでいる、かもしれません。

 

ぜひ、問題解決の足掛かりとして、ご協力宜しくお願い致します。

 

toboji フォトグラファー ゲイ 38歳。