名古屋の「学生能・狂言の会」を能/半能/舞囃子で盛り上げたい！

▼自己紹介

 

こんにちは！

名古屋学生能楽連盟(宝生流)です。

 

日本の重要無形文化遺産、そしてユネスコの無形文化遺産である能楽を、

プロの能楽師に教わりながら、日々お稽古をしております。

 

 

このたび、私たちは三月に行う「学生能・狂言の会」において、

「能」「半能」「舞囃子」の三つを上演することを考えています。

 

これは私たちにとって大きなチャレンジであり、

是非とも皆さまのお力をお借りしたいのです。

 

▼ 学生能・狂言の会とは？

 

学生能・狂言の会とは、東海地方に存在する 6 大学の能楽部・サークルが参加する、

学生が主催する発表会です。

 

 

今年は名古屋市から後援を頂き、名古屋能楽堂の若手能楽師育成事業に指定されていました。

 

また、能楽における三つの流派 (観世流・宝生流・金剛流) の学生が一同に会する、

全国的に見て非常に珍しい会となっております。

 

学生にとっては、お稽古の成果を披露する場であり、

さらに他流派の仕舞を見て学びとする貴重な場でもあります。

多くの大学の仲間と共に、流派を超えて切磋琢磨することができる

かけがえのない場所なのです。

この大会を経て、プロの能楽師になられる方も多くいらっしゃいます。

 

2020 年に行われた二月例会では皆様からの多大なるご支援により

能「羽衣」を上演することが出来ました。

誠にありがとうございました。 

 

 

▼ コロナ禍で学生能・狂言の会がピンチに！ 

 

そんな学生能・狂言の会は現在もなお危機的な状況から抜け出せていません。

 

コロナ禍により一層新入生が集まらなくなってしまい、

どの団体も人不足、資金不足にあえいでいます。

 

だからこそ、私たちは人数の少ない中でも会を盛り上げ、

多くの方に能楽の面白さを知っていただきたいと考えたのです。

 

その一環として行おうとしているものが冒頭で申し上げた大きなチャレンジである、

「能」「半能」「舞囃子」の上演です。

 

▼ 能？半能？普段やっているものと何が違うの？舞囃子ってなに？

 

そうお考えになる方もいらっしゃるかもしれません。

学生は普段、「仕舞」と呼ばれるものを、発表会で上演しています。

仕舞とは着物を着て「能」という楽曲の一部分を切り取ったものを上演する、

5 分ほどで終わる発表形式です。

 

しかし「能」という発表形式では、

きらびやかな装束を着て、能面を着けます。

 

音色の美しいプロの囃子や、プロであるワキ方の能楽師にお相手いただきまして、

1 時間以上、舞い続けます。

 

普段能楽に馴染みのない方が「能」と聞いて真っ先に思い浮かぶのが、

このスタイルのものではないでしょうか。

 

「半能」という発表形式もまた装束を着て、能面を着けることができます。

こちらも「能」より上演時間は短いながら、

同様に舞や謡などの今まで学んできた基礎を生かすことのできる場であり、

大変貴重な機会であります。

そして、舞囃子はお囃子方の先生にお相手頂いて

仕舞より少し長い舞を披露することが出来ます。

 

こちらも、「能」の中でももっとも華やかな部分を

プロの囃子と共に舞うことができるものであり、

学生が体験できる一番手軽な「能」への第一歩となります。

 

 

これらの形式はいずれも、能楽を習う学生の多くが憧れている演目であり、

会の大きな目玉となります。

しかし、これらは簡単に上演できるものではないのです。

 

なぜなら、人数が必要なことはもちろん、莫大な費用が掛かるからです。 

 

 

▼「能」「半能」「舞囃子」を上演するために必要な費用 

 

「能」一曲を上演するには、プロのお囃子方へのお礼金や、

装束、舞台装置など諸々を揃える必要があります。

 

さらに舞台自体の使用料が合わせて追加で 10 万円弱、合計 40 万円ほどかかってしまいます。

時間の短い「半能」も同様の費用が掛かってきてしまいます。

「舞囃子」の費用を合わせると全部で 80 万程度かかります。

 

今回「能」「半能」「舞囃子」をするのに参加する学生は 30 名ほどを予定しております。

このまますべての金額を学生だけで負担することは非常に厳しいものがあります。

 

また、OB, OGがおらず、頼る事のできない団体も居ます。

 

私たち学生連盟の資金もコロナ禍により尽きかけているため、

今いる部員たちですべての費用を負担しなければなりません。

 

そこで、誠に勝手ながら再び、皆様のお力をお借りしたいと考えたのです。

 

▼もしご支援いただけたら……

 

皆様の力をお借りする事をきっかけに、これからこの能楽業界を盛り上げていく大学生、

また、若者たちに、「仕舞」だけではない能楽の世界を体験することが出来るのだと

背中を押したいと考えております。

 

 

リターンでは三月例会オリジナルグッズや大学オリジナルグッズなど

様々なものを用意しております。

 

勝手なお願いではございますが、学生能・狂言の会を盛り上げるべく

お力添えを頂けませんでしょうか。

 

皆様のご支援が私たちの未来を明るく照らしてくださいます。

 

どうぞよろしくお願いいたします。 

 

▼ 費用の使用用途

 

・上演会場の舞台費

・当日の能装束の使用料

・囃子方の先生の出演料

・ワキ方の先生の出演料

・舞台での練習費用など

 

▼ 学生能・狂言の会開催概要

 

開催日時    2023/3/25(土)

開催場所    名古屋能楽堂 (https://www.bunka758.or.jp/scd24_top.html)

 

名称　第67回名古屋学生能・狂言の会

URL:なし

内容:東海に存在する能楽部・サークルが仕舞等の発表を行う。

 

クラウドファンディング主催者    名古屋学生能楽連盟宝生流

イベント内容    第67回学生能・狂言の会において、「能」「半能」「舞囃子」を上演し、会を盛り上げたい。

 

やむを得ない事情により予定通り開催できなかった場合、こちらでご支援いただいた金額は返金いたします。

 

▼ 能 / 半能 / 舞囃子の上演演目

 

能　羽衣

シテ/地謡　愛知教育大学能楽部

 

半能　加茂

シテ/地謡　名大宝生会

 

舞囃子　松虫

シテ/地謡　愛知県立大学能楽部

 

▼団体説明

 

愛知教育大学能楽部

 

数十年続く歴史の長い能楽部。宝生流能楽師 和久荘太郎に師事。

現在、部員は14名。

【SNS】

Twitter : @Aikyo_Nogaku

Instagram : @aikyo_noh

 

 

名大宝生会

 

2年前に設立されたばかりのインカレサークル(非公式)。宝生流能楽師 内藤飛能に師事。

現在、部員は12名。

【SNS】

Twitter : @NUhosho_hium

Instagram : @nuhosho_hiun

 

 

愛知県立大学能楽部

 

1955年設立。宝生流能楽師 和久荘太郎に師事。

大会参加者は、7名。

【SNS】

Twitter : @noh_aichi_pu

Instagram : @nohgakubu_apu