「安楽死してください」と病院に持ち込まれた高齢猫リリーちゃん

昨日よりクラウドファンディングがスタートしました。

2日目にして、多く方からのご支援・応援をいただき、大きな励みになっております。また、いかに多くの方が動物たちのことで胸を痛めていることか、と痛感します。香取も古川も、残りの人生をすべてかけて、この社会を変えたいと本気で思っています。どうぞご一緒に、この歩みを進めていただければ嬉しいです！

 

さて、先週ですが江東区の協力動物病院から相談が寄せられました。

 

「ひとり暮らしの高齢者が高齢の飼い猫を連れて現われ、『安楽死をしてほしい』と言うのですが、そのようなことはできません。でも、ただ断ったら、思いつめた高齢者と猫がどうなってしまうのか心配でひとまず引き取りました。新しいシェルターで引き受けてもらえないでしょうか」とのことでした。

 

飼い主は、８０歳代の女性。

猫の名前はリリーちゃん、女の子、１７歳。

 

とても怖がりな性格で、ケージに近づくと唸ってシャーと威嚇します。猫も大嫌いで、もう１頭の同居猫としょっちゅうケンカ。

 

▲リリーちゃん17歳

 

ご主人が少し前に他界されたそうで、リリーちゃんは主にご主人が可愛がっていたが、自分には手に負えない。リリーちゃんはこれ以上、飼えない、安楽死して欲しい。

 

人と動物のきずな福祉協会で開設を目指している「みんなのシェルター」で余生を過ごしてもらおうと考え、リノベーション工事が終わるまで病院で過ごしてもらうことになりました。高齢の猫ちゃんではありますが、今のところ血液検査、尿検査とも問題なし。リリーちゃん、シェルターが開設されるまで待っててね。

 

猫たちが、人間の都合で犠牲になるケースが増えています。

終生飼育という責任について、全ての人が改めて考える必要があります。

 

香取章子、古川尚美