地方の殖産産業を通じて日本の少子化対策慈業

私も結婚をしているので、恋愛経験はあるのですが、27歳に至るまで、年齢＝彼女なし歴でした。

私の場合、静岡県の中学校から福岡県の高校に進学しており、しかも男子校だったため、お付き合いできる経験には恵まれませんでした。

大学に入って、応援団に入るか、メールハーモニー（男声合唱）に入るか、それともマンドリンという楽器でオーケストラを組むサークルに入るか悩んだ結果、マンドリンという最も軟弱なサークルに入ってしまったのですが、男：女＝6：4という、これまで男子としか会話をしてこなかったひよっこには、女子は刺激が強すぎました。

同期の女子になんと声をかけていいのかわからず、私はその女子に「ねえ君NHK見てる？」と聞いたそうです。聞いた私は忘れていたのですが、聞かれた女子はあまりの不審な質問に「えぇっ！？」となったそうです。

恋愛はおろか、女性に話しかけるのすら私は恐怖でした。

私は、大学3年のころ、サークルの幹事に就任しました。1年生から4年生まで、およそ90名で構成されており、今はなくなってしまいましたが、メルパルクホール福岡などで毎年11月に定期演奏会を開催しておりました。

私の勝手な感覚で、幹事は博愛でなければならないと思っていたので、誰かを贔屓してお付き合いをするというのはご法度だと思っておりました。（それ以前に単にもてなかっただけなのだが）

とはいえ、4年生の時に2個下のかわいい後輩になんとなく告白されたという経験もありますが、生まれて初めて告白されました。

さて、こんな恋愛経験ほぼゼロの私も28歳で結婚するつもりでした。相手はいませんが。

社会人になり、ベンチャー・リンクに転職して、美人の年頃の女性はたくさんいたのですが、おそらく、バリキャリの女性には、私のような能無しは相手にされないだろうとかなりしり込みをしておりました。

また、ベンチャー・リンクでは2人の女性に恋愛感情を抱いていたのですが、2人とも美人でした。

ひとりはベンチャー・リンク創業者の娘だったのですが、同じ部署の人が実家の家業を継ぐため退職する際、その娘さんに告白しているのですが振られております。

もうひとりは、本人がイギリスに留学するにあたり、その女性の同期の男性が告白しているのですが振られており、やはり私ごときでは難しいと考えており、意気地のない私はトライして傷つくことを恐れ、トライすらしませんでした。したとしても、ベンチャー・リンクの創業者はたばこが嫌いで、私はスモーカーなのですが、ベンチャー・リンク創業者の娘はその時点でアウトでした。

私のような、恋愛に奥手な人がどれだけいるかはわかりませんが、私が100人の中の1人で特殊だとしたら、もう1人も100人の中の1人で特殊であり、特殊が普通を作り上げていることになります。

だとするならば、実は女好きなのに気取って奥手オーラで自らを傷つけないようにしている私がごく一般、普通だとした場合、結婚できないポイントは

　・美人のバリキャリに相手にされないけど美人のバリキャリが好き

というところに集約されるものと思われます。

YouTuberのばりやわとんこつというユニットが、男女のいろいろあり得ないシチュエーションで男側が萌えるポイントのショート動画出していますが、ああいったシチュエーションに憧れる男性が多いからこそ、あれだけの再生回数になるのではないかと思われます（おそらくあれは博多弁だからいい）。

私から言わせてもらうと、簡単に恋愛などできません。できないから疑似恋愛として恋愛ドラマであり得ないシチュエーションに萌える人がいるのではないでしょうか。

生物はみな、種の保存のために生まれてきています。しかし、その機能が果たせない場合、生物は、個の保存活動に入ります。

恋愛をしないというのは、私のように個の保存に入り、自ら傷つかずにいい方法を選びます。

傷つくことをいいこととは言いませんが、今の日本は種の保存よ個の保存の男性が多いような気がします。